カテゴリ:11 小暑( 7月 7日頃から)
![]() 艶々した黄や赤や黒色のカラフルな果実がたくさんできています。実は、初めて意識しました。春、ここで花の様子を見ていなかったなら、知らないままだったことでしょう。これはウワミズザクラ(上溝桜)の果実、「波波迦の杏仁香の材料」だったのです。 ![]() 波波迦(ハハカ)とは、この樹木の古名で、神事の亀甲占いに用いられた神木とされているのだそうです。大嘗祭の亀卜と呼ばれる占いで、甲羅にヒビを入れるために使われます。今上天皇即位の際にも登場したのでしょうね。 ![]() 一方、杏仁香(アンニンカ、アンニンゴ)ですが、赤い未熟な状態の核果(かくか)を使った果実酒を刺し示すことが多いようです。多いとは、実は塩漬けのことだったり、ウワミズザクラそのものを意味するケースもあったりと、なんだか、情報がスッキリしないのです。 <紹介> 花の写真館から四季の山野草の一部コンテンツをブログで再現しています お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021/07/21 06:46:59 PM
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