あたたかみ


蜜柑の香する

ほどけた夕下がり

心の空しさを食べる術を見つけました

嵐の後のような

この静けさ

漣のような穏かさに

私は唯思いを馳せています

 

君に寄りかかったままですけど

良いでしょうか

まっすぐ君に向かって走っていきたいのに

何処かおかしな私は

ジグザグに自分で道を変えて

わざとゆっくり歩いていきます

そうじゃないと気持ちが壊れそうで


こんな私を待っていてくれませんか

あとちょっとだけ

君の大好きな果物が朽ちてしまうまで



好きな人に歩み寄ることは、大変。
タイミングや距離感・・
不安だから、いろいろなものを考えてしまう。
素直になれたら、一番いいはずなのに。





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