音盤道楽

2006/03/14(火)00:16

おやじ達とロックしたまえ!

All Kinds Of ROCK(50)

今や完全に全国区の人気者になった感のある木村カエラ嬢。 僕は彼女のブレイクのきっかけとなったTVKの音楽(?)番組「サクサク」を、かなり後になってから(彼女が最初のCDを出した頃)見だしたクチなので、あまり大したコメントはできないのだがこの「サクサク」はとにかく独特の波長を持った番組で、恐らくは極端に好き嫌いが分かれているのではないだろうか。 そんなカエラ嬢の新作が先日発表されたので買ってきた。ジャケを見た瞬間「これってプリンス?」とか思ってしまった。(笑)似てると思いませんか? いや、実は今回この新作CDよりももっと驚いたニュースが。 何とあのサディスティック・ミカ・バンドが、オリジナル・メンバー(加藤和彦、高中正義、小原礼、高橋幸宏)でカエラ嬢をヴォーカルに迎え再結成するという。これには、木村カエラって誰?なぞと言っている往年の中年ロック・ファンも振り向かざるを得ないだろう。そういえば、もう既に野外で「タイムマシンにお願い」を演奏しているTVCFがオンエアされてますよね。 75年にリーダー、加藤和彦と奥様のミカの離婚によって解散した彼等ではありますが、85年にユーミン、89年に桐島かれんを迎え再結成しているわけで今回で3度目なんですね。でもなんか今回のカエラ嬢がこのバンドには一番フィットしているように思えたんだけどどうでしょう? 今回のTVCF、キリン・ラガーのサイトがあってその中で加藤和彦氏がカエラ嬢をかなり買っていると思しき発言をなさっている。ちょっと引用すると、「今の日本で一緒にやるならカエラしかないなっていう本能的な勘はあったんだけど、実際に一緒に演ってみたら大成功!ウチの場合は単に歌がうまいだけじゃなくて、インテリジェントな感じも必要だし、ぶっ飛んでなきゃダメだし、そして、やっぱり可愛くなきゃいけない、と大変。カエラは全部クリアしてる」と、かなり入れ込んでる様子。 下の写真はその「タイムマシンにお願い」を収めた彼等のセカンド・アルバムにして大名盤『黒船』です。プロデュースは、かのクリス・トーマス。この分厚い音は最初に聴いた時、衝撃的だったよなぁ。 でも今回の再結成はこのCFだけの企画らしいのだが、もっと聴きたいなぁ。できればライヴとかやって欲しいなぁ。もし、やってくれたら?...行くだろう。きっと...

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