2010/01/18(月)11:55
「ブレーメン」を聞きながら。
人は見かけによらない時もある。
みたまんま、というときもあるけれど。
すごーく昔、職場の先輩に「あんたって悩みなさそうでいいわねぇ~」と
言われたことがあった。
その時の私は外面はいいけど、実は家庭内に問題ありまくり。
正直「なに言ってんだ?このヒト」と表向き笑顔を作ったまま、
心の中で怒りもしていた。
後輩の私はいじりやすかったのだろう。
いつも私のことをいじっては嗤っていた。
あの人なりの馴れ合いだっただけかもしれない。
すごく軽い気持ちだったのだと思う。
それでも人は簡単に傷ついてしまう。知らずに傷つけていることがあるのだ。
別に責めているわけではない。ただそういうことがある、ということなだけ。
ずいぶん後になって、こう思った。
「あんなにいろいろ大変だったのに、あの先輩には私はノホホンと見えたのだ。悩みがなさそうな幸せそうな人間に見えたならそれでいいではないか。いつも悩み背負ってるわねぇ~、とか言われなくてラッキーじゃん」なんて。
物事は一つの側面から見ればそれでしか見えない。
でも本当は多面体。
今は一方向からしか見えなくても、
別の方向があると思っていればいいのかもしれない。
きっと時が来れば別の方向からも見ることができるから。
昨日、友人が「突然父親が手術することになった」と言って来た。
ここのとこ、いつものような快活でイケイケな言葉しか聞いていなかったから
正直驚いたといってもいい。
つらさを隠してきっと過ごしていたのだろう。
ここでも<人は見かけによらない>のだと思った。
人は誰しも必ず悩みを持っている。
持っていない人間なんていないのだ。
いつもノホホンと見えてるあの人も、
いつもお気楽そうに見えてるあのコも、
なーんも考えてなさそうに見えるオジサンも、
どんな人間も悩みはある。
あなたにも悩みはあるでしょう?
でもそれをひけらかしたりはしないでしょう?
そんな風に自分に置き換えて考えてみたら、
少しは人に優しくなれるんじゃないかな。
うん。
くるりの「ブレーメン」を聞きながら,久々にブログ書いてみました^^;
(「ブレーメン」に関係なかったね...)