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[演劇ざんまいっ！] カテゴリの記事

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• 劇団☆新感線「蛮幽鬼」を見に行って来た

  台風は大丈夫でしたか？満月に台風に日本はいろんなエネルギーに満ちてるね。そして見事なまでの今日の午後の晴れ。扉をあけたらものすごい風で、風と共にウチのマンションの中まで近所のキンモクセイの香りが入って来てびっくり。だけどむちゃくちゃラッキーだなって感じでした。ここまで香りが登って来るってことは、近所のまわりはきっとキンモクセイの香りで満ちているんだろうな。私は仕事でカンヅメなので数日出ていません～～。☆　☆　☆　☆　☆昨日はマチネーで劇団☆新感線の「蛮幽鬼」を見に行って来たよ。相変わらず救われないハナシだ（＾＾；）わかってるのだ。あのINOUE KABUKIはしまいにゃ、ほぼ全員死亡するってことは。でもあの佇まいとか舞台装置の展開のすごさとか衣装の素敵さとか、いろいろみたいとこがあって行くのだが．．．やっぱシンドイねっ（＾＾；；；；）新感線の持ち味の「笑い」がないとゼツボー的すぎるので笑い部分を探しまくり。やっぱ、じゅんさんのコール＆レスポンスがいっちゃん暖まったねー☆「これは任意じゃあありませんから！！むしろ強制ッ！！（くわっと目を見開く）」もちろん積極的に参加。でもあんま回りは参加してなくて・・・大人ってやーねぇー（爆）こういうのは参加することに意義があるっ。じゅん「なんぼの～っ」客「もんじゃいー！！」じゅん「2階っ！声出てないっ」客「・・・・＾＾；」いや最後にはちゃんと出来たよっ。そうそうそう、客演に上川隆也さん、稲森いずみさん、早乙女太一くん、そして堺雅人さんでした。稲森さんと太一くんは初見でした。上川さんはあっぱれな堂々とした佇まいでカッコいいんだよね。本当に舞台映えのする人だな、と。太一くんは初めから素敵な舞いを踊ってて「うわ」と思ったらいろいろ衣装替えして、殺陣がむちゃくちゃきれい。戦うというより舞い、でしたねアレは。あれでまだ10代だっけ？おそるべしです。。。太一くんも美しかったのですが、稲森さんが登場したら「あー、天女様はこっちだったわ」と、思いましたです（＾＾）けっこうドスきいた声も出せるんですね。。。すごいね。そして意外な役柄だった堺さん．．．いやでもキモなんでしょうね。あの微笑みとあの役柄のギャップ。私、堺さんは舞台では三度目なんだけど、初めてあの微笑みを全面に押し出した感じをみたんじゃないかな。それにしても今回は客演の役者のバランスは、もひとつ、って感じだけど劇団員がなかなかキャラ立ちしてたと思う。新橋演舞場はやはりいいです。花道もあって、舞台に動きもでるので。演出の井上さんはきっと「恨んだり憎しみの連鎖は戦いをうむだけだ」といいたいのでしょう。結局、積年の恨みを果たすことだけが生き甲斐になった土門（上川さん）は恨みを果たしてもまるっきり気は晴れず、そのまま苦しみにいつづけただけ。自分がそこから離れない限り、なにも変わらないのだ。最後の「ここはまだ監獄島だ・・・」と半ば狂ったような感じになるのが象徴的。自分の思いが土門をまだ監獄につながれたままにしているのだと。うーーーーーん。どこまでも救われないよぉ～（涙）でもま、お芝居だからと気をとりなおしてみました。

  2009年10月08日

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  ペンギンプルペイルパイルズ＃13「審判員は来なかった」＠シアタートラム

  ☆この日記は【演劇】カテゴリーです☆アセンショナーな方や興味のない人はスルーの方向でよろしく～♪（興味あるなら全然おっけーですが^^;）久々に小さめのハコでの芝居を見にいった。すごく新鮮だった。以前「49日後」という芝居を見に行って、それに関していろいろネットを読んでいたら、たまたまこの劇団の小林高鹿さんのブログにぶち当たった。このブログが印象的だったんだよね。このブログを書いてる人ってどんな芝居するのかな？というかんじで見に行ったけど、テレビより全然いい！（って失礼な...^^;）ただのイケメンなだけじゃあなかった！（これまたさらに失礼^^;）人の魅力っていろんなとこから立ち上るもんだな。ペンギンプルペイルパイルズ＃13「審判員は来なかった」＠三軒茶屋シアタートラム作・演出　倉持裕出演　小林高鹿　ぼくもとさきこ　玉置孝匡　近藤智行　吉川純広安藤聖片桐仁むっちゃくちゃ面白かった。構成からホンから舞台装置から登場人物からなんもかも。よくあんな流れるように展開するなぁ・・・その代わり、役者さんの方は着替えやら移動やら「運動会並み」に動きまくりだけど。こんなにいろいろ展開するのにわかんなくならないし、集中が途切れるような瞬間も全然なかった。私にしては珍しいかも。ギリジンもいたから見に行ったとこはあるけど、出ていた役者すべてがよかった。一人残らず魅力的だった。こんなのあんまないと思う。内容はなんていうか....国境なんてクソくらえ！て感じでしょうか・・・狭い地球でなにやってんだ、ちゅうかんじで、今の世界を揶揄しております。なんとも滑稽で物悲しい・・・隣国から独立したばかりのとある国。とある競技を作り、それを自分の国技にしたいと考える審判員と考案者。次世代のニューエネルギーを発掘した事で様々な工作を考えて右往左往する役人。予言を当てて信者を増やそうと画策する教会の人々。いろんな人がいろんな自分の欲のために動く・・・どうして人間はこんなに自己顕示欲が強かったり国家のため、という大義名分があればなんでも正当化できてしまうんだろうそれが人を傷つけることであってもこの地球は　みんなのもので　誰か特定のものじゃないのに外から見ると　なんて滑稽で　おかしな世界！ちなみにコメディだからね☆今週いっぱいで終わってしまうけど本当はもう一回見てみたい。高鹿さんもすごく素敵だったけど、ぼくもとさんがすごくカワユかった・・・良い出会いでした♪♪♪アンケートも書いたから次回作も見たいなぁ。

  2008年07月14日

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• 「五右衛門ロック」＠新宿コマ劇場（マチネ）

  ☆この日記は【演劇】カテゴリーです☆アセンショナーな方や興味のない人はスルーの方向でよろしく～♪（興味あるなら全然おっけーですが^^;）+++++はい、見てきましたよ。劇団☆新感線RX公演。「五右衛門ロック」＠新宿コマ劇場。＜キャスト＞古田新太　松雪泰子　森山未來／江口洋介川平慈英　濱田マリ／橋本じゅん　高田聖子　粟根まこと北大路欣也初日あけて二日目だったようです。古田さんがリハで顔を強打、怪我？！とニュースに出たらしいけど、全然元気だったよ？いや～～～～～。RXはやっぱ面白い。派手だし、ロックだし（コマの場合、バンドの位置はクイーンのWe will rock youの時と同じで舞台の左右に分かれる）いのうえ歌舞伎シリーズとも違う。わかりやすいし、馴染みやすかったんじゃないかな。重苦しくない設定で爽やかな印象さえ残してた。それにしてもだ。古田さんはなんであんなに石川五右衛門の衣装が似合うんだろ。江口洋介は銭形警部みたいな役どころだけど、立ち居振る舞いのカッコよさといったら凄かったよ。通路側の人たちが羨ましかったー！！そいから、「俺ぁ、こんなもん弾けねえよ」といいつつ（笑）アコギを弾き語るその姿に「ああ、そういえばむかーしミュージシャンだったっけねえ」と懐かしくなったのでした.....松雪ちゃんの役どころは不二子ちゃん＆ドロンジョさま、でした。ああいうのもいいねぇ。前回のは妖艶だったけど哀しい役だったので今回はつきぬけてていい。森山未來くん。私はこの人のデビュー作からの見守り隊だけど今回はかっこよかった！（前回のメタルマクベスよりイケメンな役）いつも王子の役ではあるのですが.....殺陣が素晴らしい。身体能力の高さを伺わせる。あとタップ！あるかなー？と期待してた川平慈英氏とのタップ合戦はやはりありましたよ！！ちょっとかなりワクワクしたっ。あれは見せ場の一つ。川平慈英、終始体がちょこまかと動く武器商人の役。動きも衣装もコミカルだけど実は腹黒いという.....右近さんとのダブル外人がむちゃウケた。濱田マリ＆橋本じゅんさんの夫婦役も最高。最高としかいいようがないわ。「あなたは器も肝っ玉も小さいの～♪」っていう歌が最高でした。こんな歌、フツーは歌わないだろ（苦笑）高田聖子さん、出番は後半のみだけど存在感バリバリっ。そして劇団員では一番好きな粟根さんっ。今回はじゅんさんとの一騎打ちシーンが多めでもう感涙です。最近こういうのなかったから萌えましたッ。北大路欣也はもうみなまで言う必要なし。その存在感たるや凄いものがあったです。白いお父さん犬が「かわいぃ～」とか言ってる場合ちゃいますよ？まさに王。殺陣も素晴らしかった...特に未來くんとの立ち回りはそれぞれのスピードとタイミングで見応えアリまくり。劇団員のみなさんも見どころ多し。冠くんも右近さんも相変わらずのハイトーンハードロックボイス！久々にきいたわ。たまにはいいね。私は花道に近くはなかったけど、あれそばだったらかなり鼻血ものですよ？途中で「ああ、これはルパン三世なんだな」と気付く。五右衛門＝ルパンなのだと。松雪ちゃんがふーじこちゃんで、最後の逃走シーンなんてモロそのまんまwえぐっちゃんが銭形警部で、最後のシーンはモロそのまんまwwただアニメでいうところの「またくだらぬものを斬ってしまった....」な五右衛門はいないのであ～る。そして北大路欣也演じるクガイ王は五右衛門と陰と陽の関係、と書かれていて、物語が進むに連れて、善は悪？悪は善？？ということになってきます。五右衛門は天下の大泥棒で悪い人、ではある。だけど.....心持ちのいい悪人とでもいうか。心根の腐った武器商人やら自分のことしか考えてないエスパーニャ、エゲレス、倭国さえも出し抜いてやろう！というところが勧善懲悪的な爽快感があるんだと思う。舞台装置は横流れで進む。途中、古田さんがまったく出ないまま話は進んだりして少し寂しい気も。最後の方の登場人物紹介のキメのシーンなんかアニメのようであった。あれだけでももう一回見たいくらい。役者がキメると客席が拍手喝采！江戸時代の芝居小屋のようであった‥‥‥‥（笑）カーテンコールは三回。最後はしつこく半分くらいの人たちが拍手していて、帰ろうとする人とスタオベする人が混ざってなんとなくスタオベ状態。そこに古田さんのみ登場。（その前に二回、全キャスト出て来てますから）大喝采で終了。いい雰囲気だった。そしてその中をいのうえさんが出て行く....やはり二日目だから客席で見てたのかな。毎回見てるんだっけ？ああ、もっかい見たいっ。実はもう一枚持ってたけど売ったのに.....やっぱり見たくなってしもた^^;わーん。そういえばコマ劇場はクイーンの「We will rock you」ミュージカルで来て以来。そしてこれで終わり。なくなってしまうのが惜しい劇場でもある。とはいえ、歌舞伎町はどうしても苦手なんだけどね。

  2008年07月09日

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  「49日後」＠パルコ劇場

  数日前にこの舞台、見てきました。ちょうどいいくらいに前からも横からも真ん中あたりでみやすかったんだけど。古田新太／池田成志／八嶋智人／松重豊の四人といったら大好きです！！そりゃあもう。で、あまりどんな話かというのは始めから知らされておらず、まぁタイトルからして少しお化け系？くらいな感じでいったわけだ。例えばね、現代なのか、架空の話なのか、コメディなのか、どこがポイントなのか、みたいなのがまったくないなかでの観劇というのはなんともいえないもんだ。暗転して、さぁ始まりました！・・・ん？これ、家のセット？小田（茜）さん、スーツってことは現代？ええと？なんだろう？？？という状況判断をみなさんするわけです。そして突然バーン！と。始まるんだなぁ・・・あの登場はびつくりしたなぁもう^^;というわけで、この4人ですから、コメディの部分はたーんとあるのはわかってることじゃん？でもそれだけは求めてないわけじゃん？そこでどうなっていくのかな、と。より突っ込んだとこを求めたい、あたしとしては。きっとこの先になんかある・・・！（確信）…。ところがっ。それがそーでもなかったと。（アラ）確かにコワイ方に話はいくのだけど（いやコワイというよりグロイ？）だったら、もっとゾゾゾゾーっとさせて欲しかったというのが本音。バランスというか。そこで帰り道思った。ハテ私はこの4人に何を求めてチケットを買ったのだろう・・・？コメディは確かに求めたよなー・・・でもそれだけじゃない「なにか」をやらかしてくれるのも求めてるよねー・・・で、この今の気持ちは・・・むーーーーん。感想おわり。きっと大阪公演をやるころにはいろいろと変化してるとは思います。けど。あ、そうそう。まっちげさんがオイシイとこもってったなぁってのはあります。あのヒョロっとした存在感、あの語り口、惹き付けてやまなかった。さすがなのであります。

  2008年04月15日

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• Kentaro Kobayashi Live POTSUNEN「DROP」＠世田谷パブリックシアター

  ちょいと前に見に行ってきましたよー。ネタバレしますから、まだの人は見ないでねー。相も変わらず、凝りまくってるコバケンのステージ。前回よりそんなにドキドキしなかった、のではありますが、そりゃそうです。前回は一番前のど真ん中で、いろんな意味で印象に残ってるんだから。それを見た後、KKP、ラーメンズ本公演などをへて、ポツネンと。映像とアナグラムを使うやつは今回もまたあって、初めてじゃないだけ感動は薄いのだけど、でもやっぱコバケンの頭ん中ってすごいね。うーん、どうなってるんだ…と唸る事何度もアリ。そうそうアナグラムのとこではケムシくんがかわゆかった。あれ……欲しい！なんかキャラになって欲しい。いつも口ポカーンて開いてるケムシくん....w後は自分で音効やるやつ！あれすごかった。ザルに豆が入ってて波の音、とかはよくあるけど、電動歯ブラシ使ったやつはビックリだったなぁ～。干支のは…よくわからんかった。わからんのは私の頭が柔くないからだろうとは思うけど、なんか隣の隣くらいにいた女の人がやたらでかい声で笑うのが気になった。そこまで面白いか？？？（あっ、やな言い方しちゃったっ....）ちくわマン、面白かったなぁ・・・ガソリンお風呂は栓を抜いちゃえば良いんですよwでも一番のお気に入りは…………メロス。メロス、きもかわ。あのパラパラマンガみたいなのがあったら欲しい！！コバケンのネタは奥深いというか、なんか一個一個別ネタかと思いきや、全部のネタと繋がってたり、タイトルに深い意味を持たせてたり、ラーメンズネタを彷彿とさせたり、とにかく素直に笑わせるだけじゃないってとこが特徴でもあるんだよね。それがラーファンは好きなんだと思うけど、もう少し奥が浅くてもいいんですけど・・・ぶっちゃけ。どうやらmixiではケラさんが書いた事で少しだけ波紋を呼んでるみたいだけど、私もケラさんの言う事はわかるんだよな。そして一番わかっててつらい立場なのはコバ本人じゃあないかと。ファンがイエスマンになることに危機感を覚えているんだと思う。タカさんが前にキツいことをファンに叩き付けたように。同じような事があったら、荒れるんだろうなぁ。（タカさんはコバファンにまったく関係ないですが）前にメモを取りながらステージを見るお客に関して、コバが異例のコメントを出したときと同じように。人気商売ってタイヘンね・・・好きだけど、私なりの距離感でこれからも見て行きたいな、などと思ったわけ。隣の隣のおねーちゃんがゲラゲラ笑うのを聴きながら。そうそう、今回すごく思ったのはさー。コバの手ってすっごいキレイだよね！！！（そこかよ....^^;）

  2008年04月04日

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• 劇団☆新感線「犬顔家の一族の陰謀　金田真一耕助之介の事件です。ノート」＠サンシャイン劇場

  二回ほど、見に行ってきました。8月とこないだ9月頭と。【作・演出】いのうえひでのり【出演】古田新太　宮藤官九郎　勝地 涼　橋本じゅん　高田聖子　小松和重　粟根まこと逆木圭一郎　右近健一　河野まさと　村木よし子　インディ高橋　山本カナコ　礒野慎吾　吉田メタル　中谷さとみ　保坂エマ村木 仁　川原正嗣　前田 悟池田成志　木野 花+++++++新感線メンバーのメンツの揃い具合！この客演の豪華さ！3年ぶりのネタもの！！新感線らしさ、バカらしさ全開のこの舞台、ひっじょ～に楽しみにしておりましたよ。でも。人数が多いので多少の消化不足はあったかもしれない。「なるしぃがもっと見たかった！」「古田さん、もっと出てきて欲しかった」「聖子さんと古田さんとかの絡みが少ない」などなどなど...それなりにフリークの間では文句も出てるけど、なんか久々にバカ笑いして、「下らねえ」とか思わずつぶやいちゃったりして、爽快感さえあったなぁ。タイトル見てのとおり、「犬神家」のパロディなんだけど、劇中にはいろんなオペラ、ミュージカル、映画のパロディがてんこもり。オペラ座の怪人、エリザベート、ドリームガールズ、八ツ墓村、デスノート....など。元ネタを知ってるとより楽しめる仕組み。（私はほとんどミュージカルを見ないけど、有名なシーンとかは知ってたりする）一番おいしかったのは橋本じゅんさんだったと思う。8月の亡くなった人のモノマネ日替わりネタは「美空ひばり」。次にイジワルなるしぃが「じゃ足利尊氏は？（ニヤつきつつ）」とお題をふり、困り果てるじゅんさんがかわいかった。歴史上の人物のモノマネなんて...なんとでもなるから余計にやりにくいわけで。9月のモノマネは「美空ひばり～塩沢トキ～ニュートン～森繁久彌」でお約束通り『森繁はまだ死んでないぞぉー』ってパターンでした。ニュートンが可笑しかった！じゅんさん、ニュートンがどんな人だったか思い出そうとしてるんだけど、手がフレミングの法則してて、「違うっ、それ違うから！」って思ったお客さんは多かっただろうなぁ。でもその後で照明の組んであるとこに上って人形を上から落としてたので思い出したんだな。「これで合ってるやろ？これで合ってる？」って確認してるとこがまたかわいいじゅんさん...！あとは粟根さんがステキだったなぁ。あのクールさ。惚れます★あとクドカン！そう、主役。佇まいが独特だよね。大人計画以外でははじめて見たのかな。余計なことしなくても雰囲気が独特なんで私には十分だったと思う。あと犯人て実のところはクドカン（金田真一）なんじゃないの？と思ったりしたんだけど。木野花さんと勝地涼くんのステージ～客席～ロビーまで巻き込む大追いかけっこがかなりの見物でした！！！あれはスゴイ！本当に外で追いかけっこしてるのをカメラでおいかけてステージにも映してるのがねぇ、こういうとこに力入れるのがサイコー。（木野さん、ロビーでビール飲んでるし・笑）8月は前から四列目だったんで、すっごいよかったー！9月は少し後ろだけど、左側の客席から役者が飛び出して行く通路（花道？）のとこだったんでこれまた面白かったぁ。すぐ手の届くとこに役者がいるっていいよね（ほわわぁ～ン）なるしーの登場シーンとか、めっちゃそば通って、あのメイクで見られるとドキィッとしてしまう。（別の意味で）息づかいは間近に感じられるのってやっぱり大事よねー。これがいのうえ歌舞伎シリーズとかだと全然違う感じ方なんだけども、ドタバタ劇を間近で見るのもまた面白いよね。今までこんないい席だったことはあまりないので（朧の時は花道に近かったけど）すごく私としては充実の公演でした。勝地くんはバカがつくほど「爽やかキラリ★」ですごくよかったと思う。「ボクってホラ、爽やかなのしか売りがないですからぁ（キラリん）いや別にそんなつもりないんですけどぉ、でも（キラッ☆）どうしてもそこばかりみなさん見るものですから～（キラキラッ☆）」・・・・よくやるよ。えらい。ああいうのはバカだな～っていうくらいやらないと全然面白くないからね。思えば「ハケンの品格」で森ちゃん（加藤あい）のことを好きな営業マンだったよね。ドラマではそれなりって感じだったけど、今回のこの舞台ではなかなか堂々としたものでした。次回なにかの舞台があれば見てみたい。そんな風に思える役者さんでした。それにしてもイケメンさんだったぁ～～～～。他にもアドリブネタは木野さんのアカオニもあるんだけど玉砕してたな。なるしー＆古田コンビで難題をふっかけるから。あれで自滅してる木野さんがまたいいのよね。ふふふ。そういえば岡本麗さん、松金よね子さんが見に来てたよ。別の日にはサダヲとか染さんとかもいたらしいねー。

  2007年09月06日

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• The WHO's「Tommy」＠日生劇場

  劇団☆新感線のいのうえさん演出の「Tommy」を見に行ってきた。全編The WHOの曲のロックミュージカル。・・・どう、なんでしょう？ねぇ？なんか私にはよくわからなくなった。なんといっていいのか。もともと、私はミュージカルってあまり得意ではない。だってどうしていきなり歌を歌い始めるの？みたいな根本的な違和感。（それを言っちゃハナシにならんのですが^^;）どーーーしても曲だけってのがもどかしくてたまらなかった。「Tommy」はブロードウェイでもやってるので知ってる人は知ってるけど、予備知識なしで行くとわけがわからないと思う。（特に一幕目。あたしゃ危なかったよ。チラシのあらすじ読んでおいてセーフ！）気になったこと。音響。でもこれは私の席のせいかもしんない....初日に比べたらいいんだとは思う。何を歌ってるかはなんとなくわかった。ま、全部は聞き取れないけど、日本語に訳した歌なんだし。字余りになってうまくはいかないってのは了解してるし。（でもそれを克服はして欲しかったけど）メリハリがもうちょっと欲しい。どこに？って言われるとすっごいわかんないですけど。でもTommyはもっとTommyになれると思うし、悪人はもっと悪人になれると思うし、絶望はもっと絶望を感じさせられると思う。もしくはそういうミュージカルではないの？もしかして？うう、確実に勉強不足かも。だから。主役のTommyを演じるアッキー（中川くん）はもっと輝くと思っていたワタシ。相変わらず天使のようだったけどね。真っ白な衣装が似合っていたし。髪の毛フワフワで思わず頭をくしゃくしゃっとしたくなるような出で立ちだったし。でももったいなかった。アッキーのTommyならもっと高揚感を味わえると思ってたんだよね。でもこれは私があまりの客席の少なさに気持ちが凹んでたせいもあるかも。きっと役者たちは悪くなくて私の勝手な凹んだテンションが原因なのかも。だって・・・ほんとに客入り悪くて。でもさ！！後半に行くに連れてウワァァァ～ってとこはたくさんあった！Tommyも「SHIROH」のときと一緒で、最終的に勝手に人々から崇められてしまってでも人々から勝手に裏切られて....そんなとこも同じでアッキーに似合ってた。純真無垢なTommyが「Pinball wizard」を歌い上げる時はちょっとガーッとテンションあがりましたねっ。（その前にRollyも歌ってるんだけど）やっぱアッキーは歌がうまいわー。原曲よりもガーッとテンションがあがるアレンジで私は好き。あとはfeel me,touch me...っていう歌ね、あれはもうたまらんです。三重苦のコドモのTommyを思わず抱きしめたい！とか思いますですYO。んもーっ、大人なんてみんな汚れたヤツらばっかだーッ！！（うぉぉぉん右近さんのバカーッアッキーになにすんのよーッ！...て役の上ですから^^;Rollyおまえもだーッ！...ああトミーかわいそうに....だから役柄の上での話ですから～）そうそう、韓国の俳優さんがめっちゃうまかった。パク・トンハ、ソムン・タク。歌唱力ばっちり。パク・トンハって「ハングル語講座」の人なんだねー！どうりで見たことあると思った。生で見ると昭和の正統派二枚目俳優のブロマイドみたいな顔してます（笑）ソムン・タクさんはセクシーで出番少なめなのにすごく印象に残ったなぁ。まだ始まったばかりだし、これから変化してくのに期待。なんていうかいろいろ思うことはあったんだけど、実はお金と暇があればもう一回見たいのです。実のところ。二階席でもいいな・・・そいからね、We will rock youみたいに盛り上がれ～っとは言わないけど、客席ももっと盛り上がりたいとこ。（ただこの日はお客さんが少なかったのでムリだろうけど）最後なんかは立ち上がってもいいんだろうけど空気が違った。盛り上がる空気の時に参加してみたい！（もちろんカテコは何度もあって手拍子もあったしスタオベしてる人もたくさんいたんだけども...）客席を含めて空間を一つの「ピンボール」にする作戦は今日はちと失敗だった気がする。時間は新感線にしては2時間くらいなのに休憩あり。ならば開演時間はあと30分遅らせるべきだと思う。18：30じゃ会社つとめの人はかなりつらいでしょう。終わったの21時前だったもの。どうやら翻訳のミュージカルだとライセンスの問題とかいろんな大人の事情もあるらしく、演出も勝手に出来ないと聞いたのが多少の原因であるのかしら？とか余計なおせっかいにも思ったりするわけで。相変わらずバンドはうまかった。あー、やっぱもっかい見たい、かも。あ、それにアッキーは客席に飛び降りたりして、あれはファンにはオイシイとこだねっ。あと、アンサンブルの人たちで光ってる人が何人かいたんだけど、名前がわからん～と思ったら楽天ブロガーさんでした。佐々木誠さんて方。楽天ブログのトップからいけます。http://plaza.rakuten.co.jp/evt/selection/こうやってみるといろんな有名人の楽天ブロガーがいるなぁ・・・

  2007年03月16日

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• Rahmens「TEXT」@tennohzu ginga gekijyo

  天王洲にはだいたいこの劇場に用があるときじゃないと降り立たないような気がする。リニューアルをへてアートスフィアから銀河劇場へ。どこが変わったのがあんまりわかんなかったケド・・・ラーメンズの本公演は2005年4月以来。2回も見に行ってる。しかし、今回は（今のところ）一回分しかチケとれてません。今回も難関でしたわ・・・ええ。で。見てない人は今日の日記は見ちゃダメだよ。ネタばらしますから。ええ。しっかりと。あっ、途中でアップしちゃったっ．．．ええと。今回のタイトル「TEXT」からして文字関係だな、というのはわかったんだけど、蓋を開けると「な～るほどねぇ～」っていうコントばっかりでした。すごいよ、コバケン！！！ソロコントでやってた言葉遊び、アナグラムとかでもそうだけど、ここんとこ言葉の魔術で感動させてくれんのね。で、その上で面白いわけで。きっとこういうことをずーーーっと考えているんだろうなぁ。ギリジンとコバケン、二人でセリフのやりとりをしていたところに暗転、次にまたライトがつくとコバケンしかいない。そこでまたさっきのセリフを一人でしゃべると・・・普通は意味が通じないと思うじゃない？ところがだよ！！！不思議なことにコバケンだけでも意味が通じるのだ。そういうセリフになってるという仕掛けで・・・あたしゃーもう帽子脱いじゃいましたよ。ええ。すごくない？そんでコント終了して暗転した時にコバケンがガッツポーズしてるんだよね。客席も拍手と爆笑の嵐なんだわ。ほんと、微笑ましい。それから最後のほうのコント（馬とジョッキーが出てくる）で「タカシと父さん」+「ギリジンテレフォン」で割ったかのような、いわゆるラーメンズの王道コントがあり。ギリジン一人奮闘。「ビーッビーッビーッ！！ハイッ、ジョッキーテレフォンッ！！」会場のテンションもあがってた。でたーっみたいな。あとは「条例」もの。一度やったコントのセリフを、全部5・7・5で表現したり、全部丁寧語で表現したり、全部ハリウッド映画っぽい言い回しで変えてみたり、ミュ－ジカル仕立てにして身振り手振りをそれっぽくしてみたり...。丁寧語の時はセリフかみかみだったな^^;ハリウッド条例は洋画のおかしなとこ満載。洋画ってどうしてあんなおかしなやりとりがあるんだろーね。「よう、ここんとこの調子はどうだい？」「んー、まあまぁってとこだな。おまえこそ、こないだの女とはどーなんだ？」「おっとぉ（ピタッと額を打つ）痛いとこつきやがった！それはお互い言いっこなしだぜ」（相手を指差す、もしくはげんこつをゴツンと合わせる）．．．ベタに書くとこういうヤツです（書いてて恥ずかしくなってきた）あとはミュージカル条例。これはラーメンズ二人が歌い踊りまくるという...ただただ爆笑だった。クルクル回るギリジン、シャキーンとポーズを決めるコバケン。ああもう、よくやるわ・・・最後のコントは宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」をベースにしてた。これまたせつないかんじで。途中でカンパネルラとジョバンニだなぁ～と思いながら聞いてたんだけど、やっぱり「ボクはずっと誰かといたような気がする」ってセリフはちとホロッときたな。シリトリは始め二人でやってたのに、一人でも成立するという、同音異義語コントでもやったのと同じような言葉遊びがまた出てきて、ああ、この本公演のテ－マは「TEXT」だったなぁと改めて感じることができるという仕組みになっている。銀河劇場、だから「銀河鉄道の夜」ってことなのかしら？？？でもこれから全国まわるから、そういうイミじゃないよね？わからないけど。（おぼえがき）1）五十音カレンダー（社鬼ーン！実はバイト）2）同音異義語コント（脳トレっぽい。漢字がすぐに出てこないっ）3）透明人間4）条例（575条例、うやうや条例、ハリウッド条例、ミュージカル条例）5）馬とジョッキー（ジョッキーテレフォン／馬はしゃべらず／馬の名前はゴールデンボール／ジョッキーの名前は馬坂仁（マサカジン））6）銀河鉄道の夜（カンパネルラ→カネムラ、ジョバンニ→トキワ（常磐））

  2007年02月03日

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  劇団☆新感線「朧の森に棲む鬼」1/22ソワレ＠新橋演舞場

  ずいぶん前にチケットを取った、劇団☆新感線「朧の森に棲む鬼」の舞台を見に行ってきましたよ。なんかね、新感線の次回作はこんな話です～みたいなのを聞いてから観劇するまでずいぶん時間があるので、いつもどんな話だかもう忘れてしまってて、あまり予習せずに行ってしまうことが多いのね。（いつも後悔する）またやってしまった。酒呑童子とリチャード三世をベースにした話だったそうです。（あちこちから聞いた話）やたら長いので注意してください。ネタバレしてます。野武士ライ（市川染五郎）が弟分のキンタ（阿部サダヲ）とともにオボロの森を彷徨っていると、突然3人の森の魔物が現れ「王の座を欲しくないか？おまえの命と引き替えに」という。「おもしれえ」ライは魔物から渡された剣を手にライアン国へ向かう。オーエ国と敵対しているライアン国に入ったライは、ありとあらゆる嘘と悪巧みによって手柄をたてていき、ライアン国の悪の巣窟ラジョウの元締めであるマダレ（古田新太）にもうまいこと取り入ってしまう。女はたぶらかし、使えるものは使い、いらなくなれば躊躇することなく斬り捨てる。そしてライアンの王妃シキブ（高田聖子）にも取り入り、王を殺すようにしむけ、ライアン国を動かすほどの権力をつかむことになる。嘘と誠と善と悪と愛と憎悪が入り乱れ、ライの無情なまでの冷血さが地獄絵図を作り上げていく。ライは人間か？それとも鬼になったのか？実は染さん、初見、でした。そんでもってあんなに悪役が似合う人だって知りませんでした。歌舞伎には「色悪」というのがあるそうだけど、まさにそれ！こういう人だと思わなかった、とかそういう自分の中の「思い込み」みたいなのって役者さんにあったりすると思うんだけど、今回こそ騙されてましたねワタシ。あんな育ち良さそうなのに～（って役者なんだから化けるに決まってんだけど）でもね。前の「吉原～」の堤さんや「メタルマクベス」のウッチーの時のようなインパクトはいまひとつ、と思ってしまった。もっと悪の美学ひけらかしてもいいかなって感じ。もっともっと！悪役に酔いしれて欲しいっ。悪の美学で酔わせて欲しい。でも今回は阿部サダヲもいるし、古田さんもいるから、そこらへんのバランスなのかなぁ？？それに少し染さん、ノドが枯れてたみたいで・・・ものすごく早口でセリフを回すとこが多いんだけど、私の席からは割と聞き取りづらかったな。今回は水の演出がすごかったなぁ。ザザザザーっと森に雨が降るのよ。おおおお、すごい水の音が本当に森にいるみたい！その後も戦のなかでずぶぬれになりながら、ライとマダレが戦うとことか、最期のライが鬼になって狂ってってしまうあたりの床に流れる濁流（のような）とか。その中で染さんが血まみれになりながら叫ぶシーンなんて・・・もう・・・息をのむばかり。最前列はビニール配られるらしいですね。サダヲは前半はおちゃらけだけなんだけど、後半、なかなかよかったな。ライに嵌められてからの登場では心なしか構えが...座頭市？！とか思わなくもなかったけど。そして女性の役者さんの存在感も忘れちゃいけない。真木さんの低音ボイス、秋山さんのキリッとした立ち姿、高田さんのおちゃらけたとことフッとみせる存在感。ほかいろいろ。そうそう、花道のそばだったので、そりゃーもうどえらい迫力。歌舞伎と違ってフツーに全速力で劇団員が走り抜けますからね。古田さん～！染さん～！サダヲ～！粟根さん～！きゃー！とか言ってるヒマなかったわ、もう。ドドドドドーッと役者が走るたび、ただただあっけにとられてた染さんがちょっと前の花道で立って流し目した時は・・・あまりにカッコよくて「うひゃあー！」て心臓バコーンてなって、そのままダダダダッと近くに走ってくると・・・も、ダメっす。罪なオトコー！！！！目で殺されてしまいましたアタシ。きゃーっで、新感線ならではの面白アドリブはあちこちにあった。ウラベ（粟根さん）とサダミツ（小須田さん）のやりとりは毎日違うらしく、私が行った時は「今日は、茶店にいかんか？」「おうっ！のぞむところよ、今日こそおぬしを駄洒落でやりこめてやるわっホーッホッホッホッ」とかなんとかそんなセリフになってたな。茶店がメイドがいる店になったり、客のうんちくに駄目だしするマスターがいる店、とかいろいろバージョンあるそうな。古田さんも顔芝居してたなぁ（笑）ライに「こんな奴、知りませんッ」って言われて「えええええええっ？！（そりゃねぇだろっ）」ってとことか、あまりにもカオがヒドクて...もといおかしくて大爆笑。小須田さんもライの悪巧みに陥れられて「えーーーまぁじぃ？！」って斬られるわ、「顔が気に食わん！」って斬られるわ。さんざん。もちろんサダヲ演じるキンタだっていじられまくり。そういう役回りなのはみんな知ってても染さんや古田さんにいじられてるとおかしくっておかしくって。サダヲも嬉しそうにみえてしまう。ああいうのどっかで見たなぁと思ったら「パタリロ」かっ！と気づく。びしばし殴るあたりね^^;キンタの目がつぶれるシーンは痛かったな・・・いのうえさん、必ず痛い場面作るよね（涙）ライはどんどん悪者になっていって、キンタの「あにきはそんな人間じゃねぇ！」みたいな言葉も『ああ、こいつも裏切るんだなライは』とすぐに予感させられてしまってより切なくなる。こんなに人を裏切れるのか、ライよ！みたいな。みんな自分で殺してしまって、ライアン国にはもう誰もいないぞ？結局、ツマが最期に言ってた「いや、確かに斬ったはずだ...」とわからなくなるくらい、ライは人間かどうかわからない存在になってしまった。そしてキンタの一言。「アニキは生きてない」。鬼か魔物か？すでに人間界の存在ではなくなってしまったということか？オオキミ（田山涼成）の「シキブは恋をいっぱいすればいいよ。でもアイツだけはやめとけ。これ（毒薬）飲むから。あいつだけは」にはみんなハッとしただろうな。わかってて自ら毒をあおるなんて....あんた王様なのに...バカっぽいけどいい人だったんだテレビカメラがやたらと入ってました。きっとDVD収録だと思う。新感線の次の舞台は夏か・・・楽しみだなぁ。

  2007年01月24日

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• 劇団☆新感線「メタルマクベス」＠青山劇場

  原作：ウィリアム・シェイクスピア脚色：宮藤官九郎演出：いのうえひでのり出演：内野聖陽、松たか子、森山未來、北村有起哉、橋本じゅん、高田聖子、粟根まこと、上條恒彦、右近健一、河野まさと、吉田メタル、皆川猿時、冠徹弥ほかMetal Macbeth Group（岡崎司/guitars　高井寿/guitars　前田JIMMY久史/bass岡部亘/drums　松田信男/keyboards　松崎雄一/keyboards）あらすじはこちらずいぶん観てから日がたっちゃったけど・・・とにかく面白かった！相変わらず仕掛けも音楽も派手だったぁ。この芝居は要はマクベスをヘヴィーメタルで全編飾っている芝居というわけなのですが。1983年と2206年が交互に出てくるのよ。いわゆる80年代、メタルがひそやかに流行ってた時代。そして今から200年後の時代を行ったり来たりね。ま、いのうえさんが「メタルマクベス」って思い付いちゃってからクドカンが作ったわけだからこういう話になるのだろうけど・・・よくまぁつなげて面白くしたよなぁ。内野さんは初めましてでした。松さんも初めましてだわ。北村さんも！（この人がかなり期待してた役者さんでした）あんなにねぇ、内野さんて歌えるんだねぇ！いやいや、ミュージカルスターだとは思うけどメタルだよ？なんか・・・カッコよかったわー。そんで面白かったわぁ。二枚目がギャグるのって大好きー！松さんもあの立ち居振る舞いの堂々としたこと！！あの人はCDより舞台で歌う方が私は好きだなぁ。あの細い体のどこからあんなパワーが出てくるんだろう？北村さんはおもしろ顔もできるけど、後半ずーっとカッコいい役。長身で細身で一番メタルのカッコが似合ってた。それから森山君。彼のデビュー舞台「ボーイズタイム」以来でした。大きくなったね・・・（遠い目）あの頃は15歳だったから背もすごくのびたし、体つきも大人になって踊るとダイナミックだし。いろんな意味でデカくなったねっちゅう、親戚のおばちゃんかーい！みたいなね＾＾；んで、粟根さんがー！長髪黒髪でかっこよかったわー。冠くんが一番メタラーだったわ・・・いわゆるあの高音を響かせて歌う発声。それからさすがいのうえさんだなってのが役名や国名が全部音楽メーカーに関係してるってとこ。（原作）　（メタルマクベス）マクベス→ランダムスター（内野聖陽）マルカム→レスポールJr（森山未来）マクダフ→グレコ（北村有起哉）バンクォー→エクスプローラー（橋本じゅん）エドワード王→パール王（粟根まこと）ダンカン王→レスポール王（上條恒彦）フリーアンス→マーシャル（河野まさと）スコットランド→ESP国ノルウェイ→フェンダー国イングランド→フェルナンデス国 これだけでも音楽すきは思わずニヤリっとしてしまうはず。

  2006年06月15日

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• KKP＃5「take off」＠本多劇場

  KKP＃5「take off」＠本多劇場出演：久ケ沢徹、オレンヂ（フラミンゴ）、小林賢太郎＜あらすじ＞とあるビルの屋上に一人旅をしている若者・アビル君（オレンヂ）が今日の寝床を探しにやってくる。そこにすでにその場にいた飛行機好きのシノダさん（小林賢太郎）が「そこに突っ立ってるとボーイング767が見えないだろう？！」と文句をつける。とまどっていると、そこへ息子のために飛行機の模型を作ろうと飛行機を見にきた大工オリベ（久ケ沢徹）が登場。なんだかんだとやりやった挙げ句、オリベが解体したビルから「ライト兄弟の未発表飛行機の設計図」を持ってきたために、三人はそれを作ってみようということに。本当に飛行機はできるのか、そして飛ぶのだろうか・・・アビルくんの役ははじめは村上淳さんがやることになっていたけど、病気のため降板。オレンヂくんになり、どうなるのかなと思っていたら。多少の脚本の修正はあったと思いますよ、ええ。それはわかってるけど…それにしてもそれを含めた上でも。こんなにオレンヂくんの為の役になっちゃってると思わなかった。まさに三男坊っちゅうかんじで。ちっちゃくてかわいい！大きいお兄ちゃん二人に頭グリグリされながら頑張ってました（笑）個人的にはアドリブ場面のアビルくんとオリベさんのやり取りが非常にツボ！久ケ沢さんの手が（あの腕のムキッとした腕！）アビルくんのアゴにちょいちょいとずーっと触りまくってるあたり。非常にツボ。なんか小動物をてなづけてるみたいだ＾＾；プロテインは塗るんじゃなくて飲むものですから～ッてツッコミみたいけど、笑っちゃって言葉にならない。「ちょっとっ、なんでアゴに塗るんだよっッッ（怒）」そんなアドリブさえもかーわーいーいー。オレンヂくん、かわいくてポッケにいれちゃいたいくらい（バカ）きっとアゴをなでてる久ケ沢さんも同じ気持ちなんだと思う（笑）そしてその二人のかわいらしいアドリブの間、シノダさんは一人、設計図に向い、なんだかその後ろ姿が寂しげで長いアドリブが終わった後、呼ばれた時、すっごい嬉しそうだったコバケン。きっと寂しいと死んじゃうタイプのバニーに違いない（謎）KKPにしては珍しく音と踊り（？）で見せる場面あり。いわゆるSTAMPみたいなモノを叩いて音を出す場面。あれはちょっとカッコよかったよ。それに音楽がロザリオス。発表された時ビックリだったし、まず何の曲をどんなふうに使うのかと思ってたら。使用曲は「HAE」で、なるほどあの前向きな感じをうまく使ってて爽快な気分になった。特に最後のシーンでハエ号（飛行機の名前）を飛ばすシーン。シノダとオリベが両方の翼を持って風に向って飛び立つところ。「これホントーに飛ぶんですかーーー！」「わからんがとりあえず・・・・信じろぉーーー！」ギターのリフが入って、ブイーンと飛んだとこでアイゴンのスライドギターがギュイーーンと鳴るんだよね。ああ、すごいカッコいい！達っちゃん、こんな風にみんなロザの曲を聴いてるよ！！最後の方のセリフでアビル君が「やりたいことは見つけるんじゃなくて、であうものなんだ」 って言った時、ちょっとなんか・・・なんかが私の中にゴンッときた。すごーく自然に言った台詞なんだけどね。カーテンコールで「HAE」が鳴り響いてる中、三人が再登場してギターリフのリズムをコバケンが手拍子してそれをみんなも真似したんだよね。えええ？！KKPでそういうのあるんだ？そしたら。もっとびっくりしたのは3回目くらいの時にコバケンがみんなを立たせて全員でスタンディングで曲に合わせて拍手！そのあと「お～ニッポーン、ニーッポン、ハイ！ハイ！ハイハイハイ！」てやりましたぁ。そう、W杯予選日本対オーストラリア戦の日だったのでした。コバケンは「試合開始まであと55分！」っつって急いでひけたのでした＾＾；

  2006年06月14日

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• まる、マル、丸、●、○、Maru...

  仕事で「○」のデザインにうなされてたので、担当者に「今度行く舞台のタイトルが「まる」なんだよねー」と言ったら鼻でフフッと笑われ「グッドタイミング」と言われてムスッとしてたんだけどいざ、当日になるとドキがムネムネでございました。あは。小林賢太郎ライブポツネン「○Maru」＠東京グローブ座ネタバレ大いに含みます。注意。東京および福岡方面、見ちゃ駄目です。しっかしねー。なんたって一番前だったのよ！！！！しかもど真ん中！うぎゃああああって叫んだよ。心の中で。しかし。座ってみてとっても見上げる感じなのに気付く。これは・・・映画館並みにキツい？でもコバケン、どこまで前に出て来るのかなっ？ちょっと役者の息づかいが感じられる距離にドキドキ。（そんな前で見たのは野田秀樹「夢の遊眠社」の舞台くらいだ）そしてステージギリギリのとこになにやら4.5コ黒いものがくっついている。集音マイク？・・・なわけない。（カメラないんだから）じゃあ音出す方？ピンポーン！！今回の舞台はラーメンズではなく小林賢太郎のみ、ということでポツネンなわけだけど、前回のツアー中にMaruのネタがわんさかできたそうじゃないですか。「美術、音響スタッフ、共々大変だけど、みんなに早く見せたくてたまらないっ！！」と、コバケンが言っていた意味がふたを開けたらわかった。これは美術、音響スタッフは大変だわ。モノトーンアニメの映像（●が主人公）をスクリーンに映しながらそれに合わせて演じる。机の上でカードを使ってアナグラムを見せるために真上から撮る→でかいスクリーンで見せる。しかも漫画付き（笑）コバケンが歩く→足音の種類を変える事で、どこにいるか想像させ、意外な場面を次々と演出。（この時、冒頭で書いた例のマイクで右に左に音が。方向感覚さえも演出に加えるのねぇ.....）などなど。前回の「ポツネン」に行ってないので前のはどんなんだかわからないけどコントにもいろんな表現方法があるんだねぇ。映像を使ったあたりは去年見た吹越さんのソロアクトとやり方は似ているのだけど、やっぱり発想はそれぞれの持ち味があるので（吹越さんはやっぱ実写にこだわりアリ？）コバケンはコバケンの面白みが十分に満ち満ちていた。アナグラム（文字を入れ替えて作る言葉遊び）がすっごい面白かったなぁ。（「ほしのおうじさま→おじさまのほうし（オジサマの奉仕）」とか）でもアドリブで作ったアナグラムは本人的にいまいちだったらしく、「HPとかで書かないでね」とか言ってました。・・・だいじょぶ。もうなんだったか忘れてるから言葉遊びだけかと思えば、それでどんどん物語まで作って行く。やっぱコバケン、賢い。これだけ面白いの考えちゃったら、そりゃーみんなに早く見せたいって思うんだろうなぁ。あとは「maruからうまれたmaru太郎！」も面白かったなぁ。「よぉーし、ついてこい！レッサーパンダ！ウォンバット！それからウズラ！丸が島にオニ退治に行くぞぉぉ！」ってセリフがつぼった（全部丸い動物なの...w）最後の演目はちょっとホロリというかじんわり感動したというか。目の前で雪に降られながら眠っていくコバケンに目を奪われながら、すごいキレイな雪がハラハラ降ってるのでそっちにも目を奪われ。あーーー、堪能したなぁ。これからもいろんな扉を開いてみせて欲しいなぁ。思いもよらないようなネタで小林さんは私たちを笑わせてくれるから。（あ、でも一個、このオチは..と思ったら、すかさず「今、オチがわかったと思った奴いるだろうっ？！」とすかさずニヤリ。すいませーーーん）よく「手のひらで転がされる」とかいうけど、コバケンの場合は、うーん.....コバケン脳ん中でグルングルンにされる、て感じ？小林脳内にてグルングルンにされる旅ならいくらでも！それにしても目の前に小林さん、て場面が何度もあったんだけど。すごく求心力がある～！（当たり前か）たたずまいがスゴイ。なんだ、この気は。これか～・・・これがオーラってやつね～～～～～はぁ～しばらく●から離れられないや。ラーファン的にはコバケンが「ぴょんぴょん」と飛び始めた時、思った事はみな同じだったろう＞バニー部++++++あ、そうそう。音楽はnamikibashiでもお馴染み、そして私にとっては菊地さん＆ペペ・トルメント・アスカラールのチェリストとしてもお馴染み。徳澤青弦さんだったのでした。すごくいい感じだったなぁ。

  2006年03月15日

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• ポツネンが...！

  ラーメンズ小林賢太郎ソロコント「ポツネン」が！！！追加公演！！！しかも！12/30.31！・・・年末まで働くオトコ、コバケン^^;でも。本多劇場じゃなく芸術劇場なのね。本多劇場がよかったなぁ。シモキタってけっこう好きなのよ。あのちんまりした街が。なんかこぉ、いいトシして地べたに座っちゃうわよぉ～的許してくれる感が。若者の街ではあるんだけど、若者だけの街でもない。ま、懐がでかいっていうの？演劇の街だからかも？！そこ行くと「東京芸術劇場」っつーのはねぇ・・・池袋でしょ？私、ぜんっぜんダメなの池袋。なんていうかホームかアウェーかっつったら完璧アウェー。いくら私が石田衣良さんのファンでも苦手な街、池袋。待ち合わせは「いけふくろう」の前で、あとは友達に連れていかれないと移動ができない私です。だって。池袋入門者だったころ（今でもたいして変わらないが）思ったのだ。どーして西武デパートは東口で、東武デパートは西口なわけ？！（それってたまたまデパートの名前に東西がついてただけじゃないの？！というツッコミは聞かない聞かない。だってこれかなりの確率で思いこむ人が多いんだから～～～～！以上いいわけ終わり）でも、私はきっと池袋ウエストゲートパークの先にある芸術劇場へいってみせるわ！！・・・ってチケ取れるんかい～。本公演はものの見事に完敗だったからねぇ～。んっ。しかし決戦はさ来週の日曜なのであった。がんばろ。+++++++さっき「生搾り」のCMに中島みゆきが出ててビックリした。なんか「うふふ」とか言ってた^^;びっくりのキャスティング。真心ブラザースの桜井さんが冷蔵庫から這い出してきてたし＾＾；昔、シカオ＆ユースケってのもあったなー。

  2005年11月10日

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• 天保12年のシェイクスピア＠シアターコクーン

  やっと蜷川さんの演出の舞台を見る事が出来た。もうそうとう前にチケットを買ってたので忘れた頃にやってきた、て感じ。「天保12年のシェイクスピア」はシェイクスピア37作品を絶妙に織り込んで作り上げた井上ひさし原作の作品なのだけど、蜷川さんはいつかこの作品を演出したいと思っていたそう。多分、シェイクスピア作品をよく知ってる人には、その織り込み方やどこにどんな風に織り込んでいるかをたぐるのも楽しみ方の一つなんだろうね。（ま、私は10コくらいしかわからんかったけど）ここからネタバレありです。唐沢寿明...せむしの三世次を見事に演じきってた！他の大物たちの間をうまくすり抜けて存在感を出して、最後に行くに連れて、どんどんと破滅に向かう辺りはもろにリチャード三世だったなぁ～。なんか存在感に重みがあった。テレビもすごいけど舞台映えする人だと思った。藤原竜也...きじるしの王次。ハムレットの役どころ。（藤原くんといえばハムレットって感じよね）出てきた瞬間、華がパーッと開くような。でもレイザーラモンHGかと思うような腰フリ踊りにはビックリ。もろにエロいシーンも盛りだくさんで笑っちゃったけど。この人のセリフにはかなり笑いの要素を盛り込んであってかなり意外でした。ハムレットの有名な「To be, or not to be?」の明治くらいからの日本語訳を10個以上言う場面があって、紹介役の木場勝己さんとの間合いの取り方から何まで見事！ていう場面があった。あらゆるパターンのハムレットの悩ましい表情が垣間みれたし。うーーん、やっぱりキラキラしてるわぁ。藤原君。舞台映えするってのがようやくわかった。これじゃあハートをつかむわけだ。だって...気がふれたフリしてる時のあの爛漫で天使のような笑顔！！！鳥肌たったよーーーー（笑）白石加代子...一度、この人の舞台を見てみたかった。舞台女優だねーまさに。あのオババさまと飯炊き女の演じ分けは見ていて気分がいいくらいだった。ところどころをこういう懐の深い役者がしめないと劇そのものが締まらないんだろうなぁ。夏木マリ・高橋惠子...意地の悪くて良心のかけらもなくて、けんかばかりしている姉妹。シェイクスピアにはこういうキャラクターは多い。二人の意地悪っぷりと悪女ぶりといったら！！！どっちもどっちでどっちも魅力的な女だった。カッコよささえ感じたもの。まさにこの劇のテーマの人間の業の深さ、みたいな存在。篠原涼子...上の二人の妹で気だての良い娘。実は生まれた時に双子と言う設定で、その演じ分けと衣装の早替えが見事だった。頑張ってたな～という印象。唄は上手かった。藤原くん演じる王次と恋仲になるんだけど、二人の戯れ合いが笑えるというか、かわいいっていうか。シェイクスピア劇には必ず「語り部」ってのが出てくるんだけど、それをやってたのが木場勝己さん。百姓たちのリーダーなんだけど、そのしゃべり口といい、あり方といい、シェイクスピア劇のためにいるんじゃないか、っていうくらい素晴らしかった。吉田鋼太郎さんも「喪服の似合うエレクトラ」に引き続き、シェイクスピア関係で見る事になったけど、やはり悲惨な運命を辿る父ちゃんの役だった^^;（エレクトラの時も確か殺される役だった）っていうか、みーんな死んじゃうんだけどね（爆）しかし...音楽が半分くらいまで慣れなくてねぇ。（宇崎竜童がやってんだけど）後半はもう慣れたというか、まぁいいかという気分だったんだけど。いつも思うけど、日本の舞台でのこういう歌とか音楽ってなんかピッタリこないんだよねぇ。きっと私がミュージカルが苦手だからだろうか。いきなりなんで歌うの？とか思っちゃうのよね。1階にいたお客さん達は役者さんにかなり近付けたんじゃないかなー。私は2階だったんで残念だったけど。もっかい見たいなぁと思ったけど、もう三日で東京は終わりだなぁ^^;ニナガワ作品初めてだったけど、すごく面白かった。蜷川さんが言ってた「シェイクスピアだからといってかしこまった感じを打破したい」というのは、すごく感じられたし。舞台が始まる前からステージにはグローブ座のセットとシェイクスピア時代の格好した役者さんが歩いてたり語り合ったりしていて、おまけに舞台美術風な人もいたりする（笑）で、劇が始まると百姓たちが出てきて、その西洋風なセットをぶっ壊すとこから始まるわけ。これも演出の一つなんだろうな。

  2005年10月19日

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• 吉原御免状（9/20ソワレ）＠青山劇場（ネタバレあり）

  9月に入ってからここんとこずーっと忙しくて、観劇前のワクワク気分は今回バタバタしててあんまりなかったのだけどでもチケット取ってるし堤さんだし、新感線だから絶対行かねば！と頑張って行ってきた。あ、一応、ネタバレするんで大阪方面見ないようにねー。出演者：堤真一、松雪泰子、古田新太、梶原善、京野ことみ、橋本じゅん、高田聖子、粟根まこと、藤村俊二....他毎回思うけど、派手だねー。ドッカンドッカン（途中台詞）バキューン、ザザザッ（途中台詞）キンッバサァッ！・・・みたいな。え？わけがわかんない？劇団☆新感線のいのうえ歌舞伎って音楽がいつもロックを基本としてるのよね。（客入れもクイーンだったし。あ、これはいつもか）だから戦う場面で弓とか剣を使うとその効果音もデカイし、音楽の合間に役者のセリフが入るわけだ。（一瞬、音楽がそこだけ小さくなる、そしてすぐにデカくなる）そのスピード感あるタイミングもすごいなぁと思うけど、毎度音がデカすぎると思う。ま、それは百歩譲ろう。スピード感ありすぎ。そんなことに文句つけるなんざぁ、ヘタレとしか言いようがないんですが^^;わーーーすごーーぉい、って言ってる間に終わってた、みたいな^^;そんな感じが残っているわけで。もちょっと、気持ち少しだけ、味わう余裕が欲しかった・・・ってボケーっとしてた自分のせいか？！いやーでもね、マジな話！堤真一はすごい！あの身体能力！舞台でしか見れませんよ？マジで！誠さまステキーーーーッなんて言ってる間に目線で殺されますよ？（笑）あの人は佇まいから何から舞台の人だな～と。5年ぶりに見ましたけど、また思いましたです。そんで衣装替えが多かったなー。そういった意味でもカッコよかった。私は吉原に居座る事に決めたあたりの白地に黒か紺の模様が入ってたやつ。あれカッコよかったなー。話は飛んで。一番はじめに「吉原御免状」ってちょうちんが出てくるんだけど、それがすごいカッコいーわけ。映画のタイトルバックかと思った。のっけからあでやか。そして花魁が二人、街中で登場する場面なんかもぉ....ものすごい色の数。松雪泰子扮する勝山太夫と京野ことみ扮する高尾太夫。それぞれに魅力が違ってほれぼれ。特に！松雪さんにはやられたわ～～～。あの人は元からキレイな人ですが、同性ながらものすごく惹き込まれた。思わず手を出したくなる...（自粛）なんていうの？首の線とか手首の角度とか振り向いた目線とか！ぜーんぶステキなのよね。ま、全部計算されてるわけだけど（笑）だから余計に京野ことみちゃんの太夫の出番が少ないように感じられた。結局、誠さんにとって高尾はどういう存在だったの？てならない？勝山はとにかく会った瞬間ビビビなわけで....だから誠さんが高尾と夜を共にするシーンが出てきたのは何だったのかなーとか後で考えると「うーん」とか思う。（その時はすごくドキドキしたシーンではあったけど）だもんで、おばば様、高田聖子が出てきた時、ホッとした。高田さんのしゃべり方すごく好き。でも二幕からなんて・・・一体いつ出てくるん？と思っていました（笑）そして古田さんですよー。今回もとことん悪役！彼の役は誠さん（帝の隠し子）を闇に葬らねばと画策する柳生一族の悪者の長なわけですが、ああ、柳生って確かに歴史的にこういうことやってきたんだな～と後で噛み締めたよ。裏切り者には見せしめ、とんでもないことを身内にするんだってこと、そういえば読んだ事があった・・・だから松雪ちゃんのあのシーンは正直ショックだったわーーー。一応、女ですんで。ま、あの人も声とか太刀回りとか本当に舞台の人だなって毎回思う。あの存在感はいつみても素敵です。悪役が似合う。（木更津キャッツアイも好きだけどねー）おヒョイさんが重要な役どころなのですが、うーーん、セリフが危ない時があった^^;ありえねー！でもそれ以外はまさに「幻斎」の役ははまり役。ああいう味を出せる人はなかなかいないもんね。脇を固める梶原善、橋本じゅん、粟根さん、右近さん、河野さん、この人達なしにはこの舞台もまたありえないのです。特に梶原善がよかった。それにしても今回はいつもに比べて笑いの要素が少なかったなぁ。橋本さんなんて皆無だったんじゃ？もうちょっといつもの新感線らしさあってもいいのになー。今回は回り舞台を使っていて、それが最大に素晴らしかったと思う。あまりああいう大掛かりなの見なかったので。横に移動する映像みたいだった。勝山が誠さんを案内する時も、セットも一緒に動いてから不思議なんだよね。あっという間に暗転せずに場面転換してるっちゅうカンジ。（二階から見ていた人は裏の役者も見えちゃってたみたいだけどね）大事な事を書くのを忘れそうになった！！！堤さんが、堤さんがーーーーぁ。フンドシ姿です！！！いやぁ、大太刀回りの時の着物からチラッと見える足もかっこいいんだけど、フンドシには参ったね^^;そして松雪ちゃんも脱ぐ！せ、背中きれーーーーー！ことみちゃんも！あれ、一番前で見たら絶対夜寝れないね（爆）ちょっと大人の新感線でした。+++++++++++次はマクベスか・・・チケとれなさそーだなぁ。メルマガがよく届いていたんだけどよくわかってなかった。（あれはライブだし）内野さんてそういえばミュージカルの人だったんだったね・・・トート？うーん、帝劇ファンがたくさんいそうだなぁ。メタルマクベスって勝手にヘヴィメタルだと想像してるけど違う？^^;ま、来年の初夏の話だ。

  2005年09月23日

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• Rahmens presents"Golden Balls Live"@天王洲アートスフィア

  なんともチケット運が良くて先行に当たったので行ってきました。ラーメンズプレゼンツ....GBL...なんでこんなタイトルなんだ？！小林賢太郎プレゼンツじゃないということで、でも何がどうなんだか知らないまま、アートスフィアへ。出入り口にはやはり当日券待ちのラーファンがたくさんいました。お疲れッ！みんな、見れたかしら？ここから多少ネタバレします。東京公演さえも始まったばかりなのでこれから見る人が万が一いらしたら引き返して下さい。ハイ。会場に入ったとこから驚きの連続ですから！！！はい。では先に進めますよ？作・演出…小林賢太郎出演…片桐仁、久ケ沢徹、西田征史、野間口徹、小林賢太郎舞台美術…片桐仁音楽…田中知之（Fantastic Plastic Machine）スタイリスト…伊賀大介デザイン…Good Design Companyまず入ってびっくりしたのが舞台美術。ライオンの口が出入り口になってて、そのうえに大きな蟹の絵。足はそれぞれヒールとか履いてる。その上にギョロ目。左にガンダムちっくな仏陀。その手前に鶏の頭。・・・・何なんでしょう？コレは！！わけがわからないから余計にじーーっと見てしまう。これ、全部カタギリジンの仕業＾＾；音楽が田中さんだったのにまた驚き。この人のアルバムを一時ヘビロしていた私としてはとても興味深かった。あと伊賀さんていうと...「ほぼ日」でタローTの活動をしてた人だよねー。今まで気付いてなかった。けっこうコバケン関係の仕事してるんだなぁ。内容はKKPの時のみたいな1つの芝居ではなく、ラーメンズみたいにいくつかのネタをやってた。いつもは2人だけど、5人に増えた事でできる面白さがあるんだなぁって思った。単純に登場人物の多さだったり、2人じゃなしえないセリフのテンポだったり。あっという間の1時間40分。もう終わっちゃうの？ってカンジでした。ううう。もっかい見たいけど公演期間が短い...やっぱ追加いっとくか。ガンバローっと。+++++以下、自分用ネタメモ+++++++かなりツボだったのは「チャンスハンター（勝手に命名）」。「チャンス」を捕まえたらツチノコみたいのだった^^;ツチノコの絵はコバケン画。一番はじめのラーメンズらしいネタ「言葉遊び」もなかなか。「にんじん？」「うーん？」「大根？」「ううーん」「白菜！」「うーーーん」「ジャガイモ！！」「うーーん」「ゴボウ！！！」「それ、それだよそれ」「そうそうそう」（5人満足げにセンターに集まる）意味はない。ただのノリ。なんで「うーーーん？」と渋るのかわからないとこが面白い。ラーメンズによくある笑いのパターン。私はその有り様がおかしくって笑っちゃうのだけどラーファンじゃない人とかどうなのかなーと思わないでもない＾＾；それから「ギリジンのヨガ」。ここでGoldenBalls登場。コバケンのナレーションがいい。男前な声だすと本当に男前だよなぁ。それからこれもラーメンズらしい感じなのが「愚問道」。ギリジン扮する師範に挑む4人。「80円切手はいくらで買えるーッ？」とかいろいろ、4人が次々と愚問を投げかけるってネタ。ほんとによくそんなに愚問を思い付くもんだよな＾＾；あとは久ケ沢さん演じる料理長が一日だけバイトくんに店をまかせるってやつ＞「料理長vsバイトくん」どう見ても料理を作っていないバイトくんvsどうにかバイトくんを信じようとするお人好しな料理長。それから「家族団欒とその家族の長男の就職活動」なんてのもあった。コバケンの女装が最高！暗転してるステージでギリジンがムシャムシャとココナッツサブレー食べてるのが爆笑だった。おまけにトランプをきろうとして派手にバラまいてた....^^;見えてるっての。それから久ケ沢さんのお父さんのセリフ。「お父さんがフルーチェ作ってやるからな」ってのが爆笑だった。＊ネタのタイトルは私が勝手につけてるだけです。あしからず。

  2005年08月05日

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• フキコシ・ソロ・アクト＠スパイラルホール

  一年ぶりくらいに会うメンツで吹越満の一人芝居に行ってきた。面白い事してくれるんだろーなぁ、くらいの知識しかなかった。あとは役者さんとしては結構好きっていうくらい。（こないだ『黒皮の手帖・特番』みたいなのに出てて見たぞ）映像と目の前に立っているフキコシの動きがシンクロしてなんとも不思議世界。日常の普通にある出来事を、普通の人が考え付かないような切り口で、ちょっと切ってみたらすごく面白かった！みたいな新鮮さがある。笑いってこういうとこからも生まれるんだなぁ・・・。最近のお笑いブームの笑いとはまた全然違う。違う部分の脳を活性化させてもらった気がする。「1人5役」とか面白かったなぁ。暗闇で動いてるから相当疲れるんだろうけど。それから「title」っていうネタも。映画のタイトルをそのままネタに使うってやつ。（「晴れ、ときどき殺人」「悪い奴ほどよく眠る」など）「ミッションインポッシブル」もなぜか一休さんをからめての話で早々にラストがどうなのかわかっちゃうんだけど面白かった。最後にボツネタをやってくれたけど、ビミョーーーーな感じで（笑）でも吹越さんがネタの一個一個をコドモのように思ってるんだなぁってのは伝わった。なんかすっごく楽しそうだったもの。いやぁ、いいもん見た。東京はあと二週間あるから興味があればおススメしときます。＜記事＞http://www.yomiuri.co.jp/hochi/geinou/jul/o20050708_60.htm＜インタビュー＞http://eee.eplus.co.jp/spu/fkikosi/+++++++それにしても蒸し暑かった。で、久々にあえて楽しゅうございました。年内にあえるといいね～。

  2005年07月31日

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• We will rock you＠新宿コマ劇場

  いやぁ、クイーンおそるべし！CD一枚も持ってない私ですが、このロックミュージカルはすっごい楽しめた！！（ええ、jewelsも持ってないんですのよ）なぜかクイーンの曲って知ってるんだよね。半分以上はわかったもん。しっかし、面白かった。下調べもなにもしてかなかったのに、ロビーのビデオインタビュー見てたらなんとなく図式が見えてきた。そしたらその通りで＾＾；話の筋としてはよくあるSF。「ロック音楽を禁じられた近未来、若者達が体制に対して反旗を翻す」ていうのよくあるでしょ？でもその中によくまぁクイーンの曲をうまく取り入れたもんだなぁと。しかも登場人物の名前やあらゆるとこでクイーンワールドが展開されてて思わずニンマリしてしまう。そして話はよくあるもんだといっても飽きる事は絶対にない！だって演出すごいもの。花火出るわ、レーザー出るわ。派手で面白い。一番面白いのは多少ならずとも音楽ファンならそのセリフの面白さがわかると思う。クイーンファンなら爆笑＆苦笑の連続。小ネタ満載！！更に日本版ならではの小ネタがちょこちょこあって。それが結構笑えます。もうそれだけでかなり満足なんだけど、役者の歌唱力たるや・・・ビックらこきます。外国のミュージカルは10年くらい前にNYでキャッツ見ただけだけどね＾＾；でもスゴいのは確か。（ブライアン・メイ自らが選んだキャストだそう）あと、ステージ両サイドで生演奏してるのもかなりツボでした。キーボディストの人が仕切ってるんだけど、逆サイドはまったく普通にしてると見えないので、テレビモニターで向こうに指示だしてるのね。そういった意味でもかなり見惚れたよ。悪役のキラークイーン役の女性がすっごい個性際立ってたな～。最後、ペプシのCMみたいにみんなで手を叩き、足を踏みならして「We will rock you」を歌うのは本当に爽快だった。まさにライブ会場みたくなっておりました～。コマ劇場自体が円形のコロシアムのようになってるので余計にね！日頃、でかけない40～50代のいわゆるクイーン実体験世代に（特に男性！）絶対おススメなミュージカルです。少々お高い、と思うかもしれないけど、ミュージカルなんてこれくらいかかるのです。たまにだったら行くべき！と思う。なんとなーくリピーターが増えそうな気もするし...8月までやってるから夏休みにいかが？↑話をしたらまさのこの世代の元同僚たちが「オレ、呼ばれてる気ぃする～」と涙目でした＾＾；コマ劇場、すっごいきれいになってたよ。入ったの初めてだけど、入るとこから色違うし、中はバーとかあるし、椅子は座りやすいし、中で飲み食いできるの。（あ、外から持ち込みは不可）これからどんどん演歌以外の演目を増やすらしい。歌舞伎町地域活性化プロジェクトの一端を担ってるらしい。なるほど。あ、誘ってくれてありがとうでした＞Mさんいつもいつもいいもんを見させてもらってラッキーって感じ☆We will rock youオフィシャルページ

  2005年06月03日

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• Team-NACS「COMPOSER」@サンシャイン劇場（ネタバレあり）

  まずはじめに。ネタバレに関してものすごく作・演出家の森崎さんから厳しく言われているので（ってCUEサイトでみただけだよ）まだ芝居を見てない人はここから先読んではいけません。別にいいよ～って言っても見ちゃいけませんッ！演出家のたっての希望なんですから。私としても劇場に入るとこからドキドキしていてもらいたいわけ～。だから今から多少ネタバレをします。携帯で見てる方も洋注意！じゃない要注意！（勝手に変換されたんだぁ～）レスを下さる心優しい人もいるかもしれないけど見てない人はそこも見ないように！ほんとお願いしますよ～。自由意志でクリックして来ても後で「見なきゃよかった」って思うはずだから。いいですね？ネタバレしますよ。ほんとーにいいの？大した事書かないよ？それでも見るの？？？ほんとに見る気？アンタも好きねぇ～＾＾；じゃぁ、ちょっとだけよぉ～。・・・書いてたら多少じゃなくなっちった。長文になります＾＾；あは。私、初NACSでした。前回の芝居もDVDでさえも見ていません。＞新選組のやつね。なので5人の芝居は初めて見るわけ。大泉洋だけよ、テレビで見た事あるの。ま、そんな感じです。そんな人多いとは思うけどね～。で、簡単に言えば「良かった」です。うん。はじめはいわゆるお笑いのイメージの強いもんなのかな、と思ってたらしっかりどっぷりCOMPOSERの世界に引き込まれてましたよ、ええ。（だって一番はじめの指揮者のとこ、最後にヤスケンがレオタードで出てくるし）洋ちゃんのベートーヴェンもよかったけど、ダークホース的にすごく気になってよかったなぁと感じたのはシゲちゃんが演じたシューベルト。コドモの頃、音楽の授業で「シューベルトって書く曲ほとんど暗いわよね」と実は思っていたので（笑）嫉妬心とか認められたいココロとか、でも憧れの存在は憧れでいて欲しい気持ちとか、人を大事に思う気持ちとか、目まぐるしく変化して悩む感じが不器用で魅力的。あと森崎リーダー演じるサリエリ。サリエリがイイ人に描かれてる・・・！なんて思ったりして。この芝居の中でこういう役割がいないと締まらないんだろーなぁ。そんで「おひかえなすって！」の脚色もなかなか最後まで暖かく笑わせてくれる。サリエリが日本通っての、なかなか良かったなぁ～（笑）初めメイクが濃くて誰だかわかんなかったのがモーツァルト役のヤスケン。カツラと濃いメイク（一応、死んだ人の役なので）で常に『絶望』という文字を背負ってるかのような...ある意味、死神の役どころ。一瞬、デーモン小暮....とか思ったけど（笑）声、すごくいいよね！（そこかいっ！）あの声じゃないとああいう演技にならない気がするもん。「もっと絶望を感じるがいい！ふはははははぁ！」みたいなぁ～＾＾；洋ちゃんもね、良かった。テレビより全然良い。（ってそれだけかー！）カール役の音尾くんって器用で身軽な人だね。洋ちゃん＆音尾くん親子の感じもなかなか。親子愛が一番の要だからねー！！私はこの芝居で泣く事はないと思ってたんだよ。ま、泣きはしなかったんだけど（でも回りはけっこう鼻をすする音が）最後、ベートーヴェンが「歓喜の歌（いわゆる第九）」を自分で指揮する場面の幕が上がったとこでは、こうグッと来てしまった・・・悲しい場面ではないんだよね。なんというか、ベートーヴェンの生きてる証みたいなものを感じたというか。生命力とでもいうのかな。この場面はいろんな映画などで、オケと指揮が合わなくて失笑されるとかいうものもあるけど、（この時すでにベートーヴェンは耳が聞こえなくなっていたから）森崎さんの脚本はハートウォーミングに書かれてたね。私はこの芝居を見てここに出てくるCOMPOSERたちに改めてすごく興味を持ってしまった。それはキャラクターが魅力的にホンに書かれてたのと、それを役者たちが魅力的に演じたからだと思うのです。自分でも文献とか映画とか見直してみようかな～と思っている。昔、ピアノで弾いた事のある「悲愴：アダージョ・カンターヴィレ」とかもう一度弾き直してみたいとか思ってる。あと一番最後に。音楽監督のNAOTOくん。いい仕事したね～！！素晴らしかった！最後の方で絶望に立たされてるとこのバックに流れてるのが「歓喜の歌」をマイナーにして作られた曲だったりするあたりとか、後の感動の場面に繋がってるとこなんかサスガ。ソロも堪能しましたぁ♪TeamNACS：森崎博之（サリエリ）大泉洋（ベートーヴェン）佐藤重幸（シューベルト）安田顕（モーツァルト）音尾琢真（カール・ベートーヴェン）2005.5.18マチネー。約135分。

  2005年05月18日

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• あの笑いを再び。

  とうとうガマンできずに行ってきちゃったよーん。ラーメンズ「アリス」の当日券狙いで。もうあと2日で千秋楽ではありますが、平日じゃないと取れないからねぇ。というわけで夕方からとりに行ったら41番目。その後、一時間の内に気付くと20人くらいは増えたらしい。それに・・・その場にならないと席が分からない当日券。早くならんだからといって良い席とも限らない綱渡り。なんと！私はラッキーだった。だって補助席じゃなかったもの～！もちろん座布団でもなく。ちゃんとしたお席よぉ。しかもこないだより一列前！どーして？！昨日仕事を2時までかかって終わらせてった甲斐があったというもの！（感涙）（ここからネタバレ含みます）いやぁいやぁ、しっかし、ネタ分かっててもすっごい面白かったよぉん。今日はコバケン、ちょっと調子ノリノリ。アドリブ多め。「バニー部」では一人でアドリブ多めでしゃべくってるので反応しない仁さんに向かって後ろからこづきまくり、しまいには後ろから仁さんの頭をガッとつかみ、「後ろから頭をグッとつかまれるとギョッとするよね～ッ（ニヤ）」と、仁さんオモチャ状態＾＾；思わず無表情を装っていた仁さん、堪えられず笑い崩れる・・・バニー部・主将は新入部員をいじるのが好き。「ゴトーを待ちながら」では前はプロレス技を仁さんにかけてたけど今回はかけなかったなぁ～。「桶屋～」ではいつも以上に執拗な感じでパントマイムを繰り返していた。コバケン、うまいよなぁ～マイム。思わず見惚れた。すごく体が柔らかいんだろうなぁ～（ハッキリ言って超うらやまし！）「日本語学校」では「不思議ぃの国のぉ...（アリスといいかけ）ニッポォン！」というコバケン。そもそもなぜ今回の「アリス」。一つも「アリス」というコントはないわけだ。そこはコバケンならではの隠れキャラがあちらこちらにちりばめられていてこういうセリフ（アドリブに近い？）にも「なるほど～」と客に思わずニヤリとさせるあたりはなかなかだと思う。「バニー部」では部室の外でサカリを迎えている猫＞チェシャ猫「ゴトー」ではトランプで遊ぼうよ、というセリフが出てくる。「芋虫レイコ」での芋虫。「日本語教室」のどこぞで『チェックメイト！』という場面がある。「バニー部」＞そのまんまだけど「兎」（アリスが追いかける兎）・・・あたりがすぐに思い付く感じ。「日本語学校」の京都のとこで前にはなかった小ネタあり。コバケン「京都ぉけぇん、人口の半分が修学旅行生、あとの半分は大仏！ここ重要、5回書いといてぇ」で、仁さんが5回書きとりしている間、「センセェ、1つコントやりまぁす」とコバケン。ええっ？！（客席拍手）辺りを見回し、少し困った顔をしたコバケン、「あの、ここ・・・楊枝の店じゃないの？！」・・・それは＜よーじや＞だろっ＾＾；その後、客席の反応を見て（大ウケだったんだけど）「5キロバトルくらいはいったな（ニヤ）」ってのがまた更にツボ！＞オンエアバトルかよ！そしてカーテンコールは4回。最後、出てきてくれないかな～って少し客が弱くなったんだけど持ち直してアンコールの拍手が全部揃って大きくなったら出てきてくれた（苦笑）「楽屋帰っちゃいましたよ～やるならやる！やらないならやらない！」と、サンダルはいたままのコバケンに言われてしまいました＾＾；えへ。アリス作文。（仁さん）ア：アメリカ人はリ：陸にス：住んでいる・・・当たり前だろ、それ。（コバケン）ア：アンコールの拍手、微妙だなぁ....リ：リズムが合わないとねぇ....ス：すっげーー！（さっきの拍手のことをいってる）芝居風ですね。うまいもんです。かなり考えてましたから。その前に「オレ、コントたくさん考えたじゃん。もぉ勘弁してよぉ」とウダウダ言ってた人だとは思えません。さすが頭脳派、小林賢太郎。美しくしめましたね。でもあとの2回は忘れてしまいました＾＾；++++++++++そしてカーテンコール多めだったもんで待ち合わせてた友達を待たせてしまいました。本多劇場をでたとこで遭遇。そして、うまいゴハンを食べにいったのでした。またここが良い店で。名前忘れた＾＾；茶沢通り沿いの店だった。生ハムとハツのサラダがうまかったな～ワインに合うだろうなぁ。次回も行こう！Bさん！今度はマジスパの場所、覚えておくから＾＾；

  2005年04月22日

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• ラーメンズ「Alice」＠本多劇場

  長年の夢が叶った！やっとラーメンズの公演に行けたぁぁぁぁ。いつもチケット取れなくて（気合いが足りないから）でも本当に取れなくて（ありとあらゆる手段を取ってないから）今回の第15回公演も1月に東京だったのに取れなくて（当日券には参加せず）ま、そんな私も追加公演でやっとチケを手に入れまして（少しは気合いいれたらしい）6列目でした。なかなかに良い席♪DVDで何度も見てるけどさ～ぁ、やっぱぁ生だねー！いつもは二次元なコバケン＆ギリジンが三次元でそこに立ってんの！！しかし、のっけから最後まで笑いっぱなしだった。今でも思い出し笑い（かなり怪しい人だ）あ～...多少ネタバレしますんで追加公演、見てない方はここから先は見ないでね。（ま、あんま影響ないとおもうけど紛れ込んだラーファンな人がいるかもしれないし）しっかし！私の大好きなコント「バニーボーイ」が出てくるとは！もうコバケンがあのうさぎの耳つけて、何気なく出てきた時なんか爆笑。なんてかわいいの。（30すぎの男に言うセリフではないが）しかもバニー部だって、バニー部。時事ネタとしては「バニー部は愛・地球博を応援します」ってのがツボ。さらに「バニー部は長久手会場のみを応援します」。長久手会場のみって！（爆笑）他では違う事言ってるらしいよ。くすくす。あとはやっぱり「日本語学校」ネタが強烈。ラーメンズといえばコレって感じもするし。「ほっかぁいどう、人口の半分はクマ、残りの半分はカニ」「ぐんまぁけぇん、人口の半分が馬！」「とちぎけぇん、半分が修学旅行生、もう半分は日光猿軍団っ」「おおさかけぇん、USJ...United States of Japan!」「なごやけぇん、味噌煮込みうどんは15m離れて見るとカレーうどんです」「さんじゅうけぇん（三重）、主食・松坂牛、おかず・伊勢エビ、おやつ・真珠」「ひろしぃまけぇん、主食・お好み焼き、おかず・生ガキ、おやつ・もみじまんじゅう……ありうる！」「く、くま..ぽん」（くまもと）かわいい....くまぽん。それから沖縄県でコバケンが宮沢和史の真似で歌ってたのがツボ！似てた！！他ではまさよしの歌真似をしたらしい....（笑）今日のアリスは・・・カーテンコールにこのネタをやるのだ。全国で。お疲れさま＾＾；（片桐さん１回目）ア：飽きの来ないリ：理想的なス：スタイル（小林さん。かなり考えニンマリしながら）ア：飽きの来ないリ：理想的なス：スマイル（片桐さん２回目）カタギリ「しらねー！！」コバケン「私のそれは認めてくれなかったじゃないですか」カタギリ「・・・（ちくしょーという顔のまま、考える）」ア：あーリ：理由もなくス：寿司がくいてぇー！しまいには「もう勘弁してやってください」と言われたのでカーテンコールは3回で終了。いやぁ、また見たい。すっごーーい見たい。当日券...いやいやいや。ああ、でも。見たいー！！！DVDも早くならないかなー。（覚え書き＞自分用）1.バス運転手と客（言葉遊び）2.矢印良品（ゴトーを待ちながら？）3.桶屋が儲かる（桶屋がボーカル！）4.サソリ蟹ザリガニ5.バニー部（バニーネーム：大吟醸）6.芋虫レイコ7.日本語学校（ロシア編？）

  2005年04月15日

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• 劇団キャラメルボックス「TRUTH」＠サンシャイン劇場

  今週はライブではなく演劇ウィークなワタシです。といっても2本だけどね。昨日は劇団キャラメルボックス20周年記念公演第一弾ってことで「TRUTH」を観てきた。どうやら前楽日だったらしい。（東京の）ロビーが20周年グッズと人で溢れかえっていた。すでにこの公演を見ていた友達から聴いてはいたけど、観劇の際のマナーについて前口上アリ＆黄色いティッシュ配布。ティッシュに「お静かに！」と書かれていて、うるさい人がいたらそれをパッとみせるということらしい...つまりイエローカードね＾＾；いろんな劇団、演劇で多少の注意は聞いた事あるけど、ここまで言うのは初めて。徹底してる。いろいろあった上でのことなんだろうな。山本周五郎「失蝶記」を元にした作品らしいのだけど全然知りまへん...私がひかれたのは脚本の真柴さんがチラシに書いていた文を読んだからといってもいいかもしれない。高校時代、ブラバンをやっていた真柴さんは部の運営を任されていた6人の先輩について書いていてその6人が練習方法から大会の曲選び、やれることはすべてこの6人がやっていたと。すべての部員のために精いっぱい彼らが議論をしたりするのを見るのが真柴さんは好きだったと書いていた。これを聞いて、私も同じだったなぁと思って。私もブラバンで先輩達があれこれやるのを見てるの好きだったし、その後、自分達で100人以上いる大きい部を動かすのは大変だったけどやりがいあったんだよね。「TRUTH」は時代も何もかも状況は違うけれど、幕末、名もない藩士6人が大事な人たちのために生き抜いていったお話。「TRUTH」＝真の心とは何か？己の真が人を傷つける事で成立してしまう、そんなジレンマに苦しむ6人。本当はそんなこと望んでないのに。（あれ？シカオの歌詞みたいだ・笑）しかし長谷川鏡吾役の上川さんの立ち姿の美しい事。（長谷川京子じゃないけど確かにハセキョー...）殺陣が迫力アリ。やっぱり華のある人だねぇ。SHIROHの時も思ったけど。でもねぇ、今回見て他にもステキな役者さんいたなぁ。大内厚雄さんは声がすごーーく素敵な人でした。英之助は不幸な役どころだったけど。一応、主役は岡田達也さん演じる弦次郎なんだけどね。脇を固める3人の女性達も◎。ステキなコメディエンヌぶりを振りまいてた。なんかね...劇場ひっくるめて感じたのが「青春だな～」ってこと。スタッフさんの感じとかもね。お芝居の内容も雰囲気もなんだか遠い懐かしい感じ。「TRUTH」の内容みたいに仲間のために何かするなんてこと、最近はあんまりない。もちろん今でも仲間のために行動はするよ？するけど違うよね～。あんな風にがむしゃらに「みんなのために！」みたいな熱い友情とかさ、そういうのって大人になると捨てたつもりはなくても、いつの間にか自分から離れていくじゃない？そんな青さに満ちていたなぁと汚れた大人は思うわけだ（爆）あぁ、でも最後に弦次郎が鏡吾に言った言葉には共感。（死ぬんじゃなくて）生き抜くことが罪をつぐなう事だ、みたいなこと。うんうん。最後のカーテンコールは4回くらい出てきたねー。途中、役者さんがしゃべるんだけど、女性の役者さんがてんぱっていた（笑）あまりにせわしなくて...可笑しかった。岡田さんが横から「オマエちょっと落ち着けよッ！」と言ってたのにも爆笑。最終的に上川さんと岡田さんの二人が出てきて、客席からの何度にも渡る拍手に上川さんが「また呼び出されたけど・・・なんか用ですか？」だって。わははは。「じゃあ達也が歌を歌います。ここから別料金300円ね」「安っ！こないだSHIROHで自分歌ったからって～！」「言っとくけどオレの方が高いんだからな」などのやりとりはファンサービスですね☆最後に一丁締で終了。2時間。休憩無しならこれくらいじゃないと集中力もたないね。しかし、久々に池袋に行ったとです。今、石田衣良の「IWGP」を読んでいる私には馴染みは薄いけど少しだけ身近。でもサンシャイン劇場はウエストゲートパーク方面じゃなくてイーストゲートだけどね～。

  2005年03月27日

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  お父さんの恋＠パルコ劇場

  見てきましたよ。正直なところ、ここまで面白いとは思ってなかった。もっとしんみりする話ばっかりなのかと思ってた。脚本の中谷まゆみさんの作品は前に「ビューティフル・サンデイ」を見た時もそうだったけど、ほんの少しの苦さの後にじ～んわりと暖かみのような、ほんわりとする成分が後味として残った。家族って切ない。いとしくて、人によっては憎いかもしれないけど切ないの。きっとね、家族があればあった分だけ、いろんな物語があるんだと思う。だからまったくこの「お父さんの恋」と同じような家族じゃなくても、みんな「ウチはどーだったかな」とか思い返したりして爆笑したりウルっとくるんだ。「そうそうそう！あるよね～」ってのが随所にちりばめられておりました（笑）ここから多少ネタばれしますのでこれから見る人は見ないでね☆ 出演：父・正樹（前田吟）長女・正子（七瀬なつみ）次女・美樹（菊池麻衣子）長男・大樹（堺雅人）ホームヘルパー・さおり（星野真里）隣の町医者・薮先生（池田成志）第一幕・80分。休憩15分。第二幕・70分。終了予定・21：45。＜あらすじ＞父・正樹は病に倒れ、植物人間状態。新築したばかりの家で彼を看病しているのがホームペルパーのさおり。長女・正子は有閑マダム、次女・美樹はネット通販の会社社長、長男で末っ子の大樹はプー太郎。（あくまでニートだと言いはっている）正樹の主治医は隣の町医者、薮一平。薮と正子は同級生で、この医者はいつも玄関から入って来ないで縁側から入ってくるほどのご近所さん。さおりが正樹の面倒を見ていて、この家の子ども達は父親をみようともしていない。この家に戻ってきたのだって母親の法事で戻ってきただけだ。そんな時、さおりが父と結婚したいといいだして、三人の子ども達はパニック。隣人の町医者、薮先生もまじって上に下にの大騒ぎ・・・それぞれの登場人物に魅力があったなぁ。とにかくキャリアウーマンの美樹はヘルパーのさおりが気に入らなくて四六時中キレまくってるし。そこへおっとりした長女の正子がのほほんとした感じでとりなすというのはよくホームドラマにありがちではあるけど落としどころではあるなぁと。なんといっても七瀬なつみがピッタリなんだよね。そんでもって二人の姉がかしましいので（笑）長男で末っ子の大樹はなんとなーく精力を吸い取られてるように見える。ウダウダとした感じとかしょうもなさ加減（？）が似合っちゃう堺雅人って！（笑）前に見た「喪服の似合うエレクトラ」でのオリン役も新鮮でいいけど（暗くて狂気じみてる）こういう劇の割と普通の兄ちゃん役のがなぜかホッとしっくりくる感じがする。父・正樹は植物状態とはいえ、家族に向かって返事はしているので舞台上でセリフはたくさんあるんだけど、向こうに聞こえてない設定なので、他の登場人物とは微妙に会話になっていない。そこがまた面白みの一つでもあるのだけど！初めの「クマちゃんの着替え」あたりがちょっとかわいかったな。（前田吟の身代わりにオムツ交換・笑）そして薮医者...じゃなくて薮センセこと池田成志の役どころはおいしすぎないか？正子が登場するなり「変な痴漢に後つけられたの～！そこの角で石投げ付けたら当たっちゃった」という。次におもむろに額を血まみれにした薮センセが縁側からよろよろと登場。（客席大爆笑）「オマエ～～～ッ！なんでオレに石投げんのッ！！」「きゃーッ痴漢っ・・・あれ？もしかして隣の薮一平？」「そうだよッ！」なーんてのっけからオイシイ登場をありがと、なるしー♪途中で20年くらい前の杉本家の場面に早変わりするんだけど、この時の堺さんの紅白帽姿（要は小学生ってことだ）がむちゃかわいい。お姉ちゃんに肩をぶたれまくるところは今も昔も変わらないんだなぁ～。（弟とはたいがい小さいころ、お姉ちゃんにはたかれるもんだ）美樹はセーラー服で黒ブチメガネでおさげ。しかし一番爆笑させてくれたのは正子だったね～。いきなり照明が変わってヤンキー姿の正子。頭がチリチリのでかいパーマでひきずるようなスカートとチェーンを振り回すその姿。大大大爆笑！さらに縁側から登場するのが薮一平。氣志團もまっつぁおなリーゼント。こ、この人たち・・・ナニ？（腹がよじれて大変さぁ～）正子ねーちゃん、大樹のあたまをスリッパでバシバシ殴るのも爆笑だった。気持ち良いくらい、パコーーーーン！と。でもそんなに何回も殴んなくても・・・（笑）ちょっとばかり、ドリフのコントを思い出した＾＾；それから正子ねーちゃんと薮センセのハグ♪「なにすんのよーッ」とはりたおした後の「ちょっとっ部屋からはみ出してる！！」には爆笑。なるしー、半分部屋のセットからはみ出てる....（わははははっ）しかも頭が下になってるし。捨て身だなぁ～。前田吟のしゃべりのあったかさ、すごくよかったな。なんていうのかな、セリフとか演出だけじゃない、お父さんの姿を出せたのはあの人だからかな、なんて思う。さおりとの会話もすごく爽やかで微笑ましかったし。星野真里もひとり正樹を介護する側の人間として、色がちゃんと出てた。少し固さはあった感じがしたけどねー。最後、ああなるとは思わなかったけども。なんだか実家に帰って、この劇の話をみんなにしたくなった。

  2005年03月24日

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• なにわバタフライ＠パルコ劇場

  やっとの思いでとったこの公演のチケット。三谷人気、絶好調！去年の大河「新選組」の後押しもあるんだろうけど。思えばいつも三谷作品を見逃していたなぁ。ヴァンプ・ショウもオケピ！も...その他もろもろも。腰をあげるのが遅過ぎたようです。今回のこの劇は一人芝居。主演は戸田恵子さん。そう、アンパンマーン！だね＾＾；ミヤコ蝶々さんの自伝がもとになってるホロリと笑いの混在する一人の女性の物語。戸田さん、一人で2時間ってスゴイなぁ。それに小物の使い方がすごいウマイなぁって思ったんだよね。なんせ一人芝居って初めてなもんで。ソファ、鏡、ちゃぶ台、座布団、ぬいぐるみ、羽織る衣装数点。そういうものが楽屋の中という設定でいろいろ置かれてるんだけど椅子を二つ出す事で、相手がいることにする、とか。あと照明（ピンスポット）を丸く映すことで戸田さんの隣にお父さんがいることにしてたり。（このお父ちゃん、どんどんちいちゃくなってくの。小さ過ぎやねんて。しまいには懐にしまえるくらいの大きさになってもーた。目玉おやじかっつーの）お父ちゃん、蝶々さんに怒られたら照明がブルーになっちゃって！「そんなに落ち込まんでもええやないの」ってのはちょっと笑った！すごい！一人しかいないけど一人じゃないの～！いろんな男との出会い、別れ。せつないけど可笑しい。女性が芸で身をたてて生きて行くには相当大変だった時代のお話。妻のある人を好きになったもんは同じ目に合うってあたりが哀しいけれど可笑しい。（「干ししいたけ」と「ポケットモンキー」は特に！）ミタニンが「一人芝居はつまらないと言われますが、僕がかけば面白いはず」と自信を持って言っていたのを見たので期待してたけど面白かったわぁ。あちこちに面白くなる要素をちりばめてるから、後でここにつながるんだ～って意外なとこで笑えるのも三谷作品らしい。まだそれ引っ張ってたのか＾＾；と。それに客入れのアナウンスも三谷さん本人。（いつもそうだとか）何か言うだろうなぁと思ってたけど、ほんっと徹底してるね。人を笑わせようということに関しては。（笑いは緊張と緩和....笑）「携帯、PHSの電源は消すなり、電池を外すなり、壊すなりしてください」とか。「ロビーにはよそで売っても売れない本公演のグッズなどが売っております」とか。「開演までもうしばらくお待ちいただきますが、しんみりしたりしないでください。・・・・・だからほらっ、しんみりしないっ」とか。まぁとにかくミタニンの劇は開場と共に入っても退屈しないね（笑）さ。「竜馬におまかせ！」をまた見るか。+++++++++++++++++NBTFgrooveが帰ってくる！マルコスがミヤのツアーに参加するから何かやってくんないかなーと期待はしてた。その期待が！！！むふふふふふ。今度は勝井さんも参加。ちょっと嬉しい。

  2005年01月15日

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  劇団☆新感線RX『SHIROH』＠帝国劇場

  劇団☆新感線の舞台は好きでよく行ってたけど最近はちょいとご無沙汰していた。初めての帝劇。ミュージカルの殿堂。ロックミュージカルってどんなんかな。ミュージカルなんてNYに行った時に「CATS」見たくらいだよ。と、普段のいのうえ歌舞伎と勝手が違うもんで思わずソワソワ。なんせ予習不足。前日にチケットを見て「あれマチネーを取ってたんだっけ？」と慌てた私。＞だめだこりゃ++++++++++++++++++SHIROH脚本＝中島かずき 演出＝いのうえひでのりあらすじ。徳川家光の鎖国時代。場所は九州・島原。重税と飢饉にあえぐ民衆に追い打ちをかけるようにキリシタン迫害の動きが。かつて不思議な力を持ち「奇跡の子」と言われていた島原の四郎こと益田四郎時貞（上川隆也）は周囲に押されて一揆軍の長となった。しかしその力はある事件をきっかけにその力が失われてしまう。自分は「奇跡の子」でもなく、力も何もないただの人間だということを自分自身がよく理解し苦悩する四郎。同じ時、天草にシロー（中川晃教）というバテレンと日本人との間に生まれた混血児がいた。彼は「神の声を持つ少年」であり、その不思議な歌声で役人からもうまく生き延びることができるのだった。その力を見ていたお蜜（秋山菜津子）は「人の為にその力を使うべきだ」とさとす。しかしお蜜は江戸の老中・松平伊豆守信綱（江守徹）の手下であった。松平の本当の狙いはシローの力を持って一揆を起こさせ一挙にキリシタンや豊臣の残党らを片付けようというものだった。そんな時、四郎の父（植本潤）と姉（杏子）も捕らえられ、同じ牢屋に天草のシローも仲間と共に入れられていた。そこでやっと二人のシローが出会い、キリシタンを支持する山田寿庵（高橋由美子）らの協力もあって、それぞれの力を持って一揆軍はいよいよ立ち上がる。キリシタンたちは希望の光と共に。新しい自分達で切り開くであろう未来を信じて。だが幕府軍は一斉攻撃を準備していた・・・いやーー。一気に飲み込まれましたねこの世界に。途中休憩あったけど13時から17時近くまで。うひゃあ。島原の乱を題材にしてるんでどうしたって重いんだよね。だけど、新感線らしさはちゃんと残してます☆「アリナミンAばかり飲んでるくせにアドリブなんて言うな～ッ」とか。「しーげちゃん☆」「かーっちゃん☆」と呼び合うキリシタン大名同士とか。語尾に「るん♪」って文字が出てきそうな勢い（苦笑）.....おいといて、と。天草のシローを演じる中川晃教くんはやっぱ歌がうますぎ。（彼の歌を聴いたの2年ぶりくらいか）彼をキャスティングしたことでこの世界は成り立ってる気がしたもの。もうね、中川くん（どうやらアッキーとか呼ばれてるらしいね）は出てきた瞬間、「あ、天使だ」って思ったくらい。光り輝いてんの。天真爛漫。そしてあの歌声！すごくよかったなぁ。島原の四郎を演じる上川隆也さんは.....実はゆる～くファンです。苦悩する四郎は彼のような重厚だけど若さもないとという役者じゃないと成立しない気がする。あの立ち姿、あの感情を抑えたり爆発させたりする自在な立ち回り。シローに対する嫉妬もあってか、なかなか仲間と打ち解けようとしない雰囲気づくりとかサスガって感じ。彼を見ていると役者ってやっぱ立ち姿だけで説得力あるんだなぁ～って思わずにいられなかった。それに相変わらずうまい高橋由美子。歌もうまいよね、この人。あとね、杏子さんが！！！四郎の姉、お福で出演してたけど、声の個性が際立ってたね。上川さんとの絡みもけっこうあって、途中は割とギャグとか炸裂させてんだけどね。それからシローに惹かれてしまうお蜜を演じた秋山菜津子さんがめっちゃ存在感あってよかったな。（余談：くノ一って「女」という時をばらしたものだったのねぇ知らなかったよ）更に松平役の江守徹。新感線なら古田新太あたりがやりそうな役柄ではあるんだけど、なかなか策士な部分が出ててよかったっす。でも古田さんのバージョンがあるならそれも見てみたい、かも。他にも粟根さんやら橋本さんだの脇を固めてる役者も◎。それから天使なのか神の使いなのか、リオという少女を演じた大塚ちひろちゃん。彼女の歌声はなかなかにヘブンな感じでした。（なんだそりゃ）もう砲撃のドッカンドッカンがものすごくでかい音で、ロックミュージカルだけあるからバンドがいるのよ。ステージの階段の下に。ステージの左右に30台くらいのテレビ画面。それを効果的に使う演出もあり。歌の途中にその歌詞がでたり、映像が出たりするしかけ。劇の途中から「殉教をするんだ」みたいになっていくわけ。それを四郎は「死んだら何にもならない。生きるんだ」と止めようとしているのだけど。私も四郎と同じように思う。でも死に行く人たちにはその理由くらいないと（神のためなら）....ということなんだろうか。その時にテレビにはイラク戦争の映像がでていた。これをどう感じるかは人によりけりだと思う。賛否両論ありそうだけども。最後にジュアンに命をうつして死んでしまった四郎。一人生きて残されたジュアンの表情と「この戦で死んだ三万七千の命はあなたが作っていくこの国の行く末を見ているのです」という台詞はやっぱり中島さんが言いたかったことなんじゃないかなーとも思えるし。最後のカーテンコールは4回くらい？途中でまた舞台装置の階段の下に隠れていたバンドの面々も登場して中川くんがまた歌い始めた。客席も手拍子でスタンディング。へぇ、スタンディングなのかー。やっぱり中川くんの歌はいいなー。あまりハッピーじゃない終わり方だけに天使みたいなシローがまた出てきてくれたのは嬉しかった。何度もシローと四郎が出てきてくれる（笑）中川くんは割と客席に手を振ったり無邪気なんだけど上川さんはいたってクール。最後にでてきた時、中川くん、投げキッス！かわいー（笑）でも上川さんの挨拶があった後、くるっと背を向けて引けようとした瞬間、「あ、一ついい忘れてました。来年、大阪で......待ってます（ニヤ）」うーーーわーーーーー。この余裕のナンパぶりはどーだ？！大阪行きを迷っていた上川ファン、絶対チケット取っただろうね、っちゅうくらいのかっこよさ。いやぁ、まいった＾＾；もっかい見たいなと必ず終わった後に思うんだよ。でも今日もう千秋楽おわっちゃったじゃん....あたしゃー、大阪行く余裕はなっしんぐ。ああ、DVDでんかなー。+++++++++++++++終わった後、帝劇のそばのミレナリオを見た。すっごい。生ミレナリオなんて初めて見たよ。

  2004年12月29日

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• 大人計画「イケニエの人」＠世田谷パブリックシアター

  初めて「大人計画」の舞台を見る。ここ数年はこのメンツでやることはなかったらしい。松尾スズキの作・演出で大人計画総出演というのを一度見たかった。今は映画「恋の門」も上映中だし、役者としてもけっこう露出高いからどんなんかなと。それにしても阿部サダヲが出てきた途端に嬉しくてニマニマしちゃった。あのステージという皿の上に立つと飛び出てくる役者魂のハジケっぷりが大好きなんだ。それにしても客席に何度も降りて、そのたび前から4列目通路側のお客さんはサダヲに「ぅわわわわぁ～～っ！！（身悶えしながら）」と、わけのわからないことを怒鳴られまくっていて、上から見ていて、災難な感じが妙におかしかった。いや、きっとファンなんだから嬉しいよね？！でも・・・怪しい大阪弁だし、かなり困ったと思うけど＾＾；（しかも何度も）相手はクドカンこと宮藤官九郎。なぜかアメリという役名。髪型があのアメリと一緒だ（爆笑）ピンクハウスみたいな衣装が細い体に妙に似合う～！かわいいじゃないかー！「アンタぁ～、んなこと言うたってぇ～（甘えた声）」・・・サダヲに甘えた声出すなっ！！（笑）＜ストーリー（？）＞老舗料亭が経営難になり、新たに経営再建をもちかけてくる大手チェーン店。そこの再建担当者と元料亭で働いていた人たちとの攻防を描いてるのだが。研修によるイザコザ？みたいなものがあって、そこには大手チェーン店の罠なんかもあったりで味方なのか？自分を陥れる敵なのか？と、お互いの事に不信を持ちはじめるのだが・・・。外人の物まねで有名な宮崎吐夢も存分にその外人っぷりを披露。「ワタシ ランス ト イイマァ～ス」でも本当は外人に成り済ました日本人なので突然、東北弁になる（爆笑）「マンハッタンラブストーリー」ではアシスタントディレクターの役だった平岩紙ちゃん。彼女もまたいい味出してた！そしてパンプキンのかぶりものしながら客席から登場した松尾スズキ・・・頭デカッ！！出番はそんなになかったけど、もぉ～～存在感あり過ぎ！バカすぎ！（褒めてます）最後の方で皆川猿時演じる乙骨（一応、料理人）が料理をふるまうシーンがある。ちゃんと火を使って肉を焼くのだ。じゅ～じゅ～いってて・・・ウマそうなの本当に。それから乙骨が「ほらあのなんだっけ...あのシンガーソングライターの...」といってしばらくして「スガスガしいで思い出した！スガシカオだ！」って言うセリフがあった時はめちゃビックリしたなぁ～。意外なとこでシカオ....。+++++++++++++++++++++ま、細かい事はおいといて。ただただ、ナンセンスギャグやら畳み掛けるやりとりの面白さに自然に身を任せて爆笑する二時間。なんかこういうのって嫌いじゃないのよね～。ただクスクスという笑いとかすかな後味を残す・・・こういうテイストが。ハッキリいってお下劣満載ではあるけど＾＾；++++++++++++++++++++雑誌のインタビューで「弱肉強食」の劇を作りたかった、と言ってた松尾スズキ。『結局、人生勝ち組と負け組があっても食物連鎖の中で機能しているならトップに立った人も結局何かに食べられるんだと思う。だとしたら誰に？って思ったら”神様”かな、と』（byレプリークより勝手に要約）で、タイトルが「イケニエの人」なんだって。結局、みんなイケニエってことなのか・・・

  2004年11月20日

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• アレグリア2そして健康診断

  友達のおかげで「アレグリア2」を見ちゃいました。（ありがとー！＞Yさん）シルク・ド・ソレイユってなんとなーく知ってはいたけどどうも敬遠してたというか・・・あのCMだからなー＾＾；モー娘。とかあややとか小倉さんに言われても一つも心は動きゃしねーって感じだったんですが。少し前にテレビでシルク・ド・ソレイユのドキュメンタリーをやっていて、そのパフォーマンスのレベルの高さと新しい世界観にすごく驚いた事を覚えている。それは日本公演の模様はいっさいなく、全部海外公演で海外ではどちらかといえば大人が見に行って楽しんでる雰囲気だった。（もちろん子供もいるけど）なんかそれがすごくステキな雰囲気だったのね。だからこそ日本のこの広報活動（笑）には余計にムカムカしちゃって。なんて短絡的で商業的なの！（いや商業的なのは大いに結構だが）ま、そんなことはおいといて。もうすごかったよーーーーーー！（叫）空中ブランコやらファイアーダンスやらフラフープ回しながら新体操のリボンやったりだの....口あけて見ちゃったよ。圧巻だったのはスーパーパワートラック。ステージにいつの間にやら用意された十字の形のトランポリン。トランポリンっていってもビヨーンビヨーンってんじゃないの。もっと堅くて弾力がある感じ。そこを20人くらいのパフォーマーが交互にものすごいスピードでバク転しながら最後は高く飛んでクルックル回って着地！なんであれでぶつからないんだろう・・・？と思う間もなく口開けて「ひゃ～～～」と言ってるワタシでした。それからスーパーエアリアルハイバーとかいうのもすごかった。7人の空中ブランコ。もう会場全体が息をのんで見守ってたね。失敗すると「ああああッ！」みたいなためいきのような小さな叫びがもれるわけ。なんかみんな夢中なのよ。それからね、サーカスでいうところのいわゆるピエロ役というのがやはりいるのね。かれらのパフォーマンスも笑えたよ。「スノーストーム」というやつがすごくビックリしたの。あの小道具はどうやってこのあと片付けるんだろう・・・？と思っていたら！ナルホド～！そうやるのね。すごく大胆すぎて思わず笑った。いやぁ、すごいよ、シルク・ド・ソレイユ。昔、ラスベガスですごい水のショーがあるというのを聞いた事があって「ほぼ日」でも連載してたんだ。それを読んではいたけどそれがシルク・ド・ソレイユだと頭が覚えていなかった。そんな「O」という演目に日本人が参加してたのです。シンクロメダリストの奥野史子さん。これもテレビでドキュメンタリーをちらっとみて見たかったんだけど。ベガスのみだったので見れず。こういうのならいろいろ見てみたい！と百聞は一見にしかず、なことを証明してくれたのでした。++++++++++++++++++その前に健康診断だったのよ。前の日の夜から食事制限で食べずに朝も水一滴も飲んじゃいけないわけ。朝早くからエコーでお腹をグリグリされたりクソまずいバリウムを飲まされたり更に台の上でぐるんぐるんに回らなきゃいけなかったり注射針ちっく～～～と刺されたり・・・午前中だけで妙な疲労が＾＾；結果はほとんど良好だったんだけどねー。いろいろ指導されちまいました。「水を飲め！」と言われた（爆）とーっても話し好きな先生でクイズまで出された＾＾；「血圧ってどこの圧力？」「えっっっっ....血管のあ、あつりょく...ですよねぇ？」「じゃあ動脈静脈どっち？」「へっっっっ....ど、どうみゃく」さらにカフェインのお勉強までさせていただく。まったく・・・面白いんだから先生（爆笑）

  2004年11月03日

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