学習障害児(ディスレクシア)の支援のために

2008/04/04(金)18:18

ヒント2 指差し

学習障害(LD)(440)

ヒントの2 指差し^^) 視覚認知の弱い子どもに限らず  子どもたちはどこを見ればいいのか?が分からない場合があります。 有り難いことに機会を得て現在 近隣の市の学校でコンピューターを利用した授業の支援に入らせて頂いていますが 授業の際、 コンピューターの画面をスクリーンに映し出してポインタを動かすだけでは 子供達の視線はまず集まらないですね~(笑)                    (特別出演グロワーズ) で、 どうするか・・・ と言うとやはりマウスを離れて 黒板の指差しです(^^) (初期の頃の写真なので相当緊張してま~す。) 教室で どこに視線を持って行かせるか&自分の視線を持って行くか を考えるのは当たり前ですが、 特に認知の力の弱い子どもにとって 今、自分がどこを見るべきか が理解できていない事が多いのは 息子を観ていてよく感じました。 たとえば、 大上先生がブログで ■「19」を「91」、「123」を「321」と書いてしまったり、 ■数唱をさせると      23・24・・27・28・・30 と間の              25・26等の数が抜けてしまったり、 ■読みや書きで、「119」の次の数が「200」になったり、 ■「101」を「1001」、「1001」を「10001」と書いたり、 ■筆算の加・減・乗で、     桁をまたがり、1の位と十の位の真ん中に大きく書き、           計算が出来なくなってしまったり、 と書いていらっしゃいますが、 これらの症状はほとんど息子に当てはまるような気がします。 その対処法は・・・ とても単純な事のようですが、 ■一字ずつ    指で押さえながら、読む     (お手本読みの際、         左の文字を抑えてから           右の文字へ              19なら→ 1を抑えて→ 9へ ) 講演の際には 「19が出て来る度に、じゅうきゅうと言いながら 1を押さえて、9へ 1を押さえて9へという仕草をする」 とアドバイスくださいましたが ここを見るんだよ。 と見る場所を丁寧に伝える事が大切なようです。 そして、 ■他の文字が見えないような工夫 ■筆算は、      桁と桁の間に仕切りの線を入れるか、        途中の計算を書く欄に           四角の枠を書いて              どこに書くかを                  目で見て                分かり易くして上げる というような工夫も・・・ ただしここで紹介していることは息子に当てはまる方法で 全てのLD児に当てはまる対処法ではない (この困難を克服している、もしくは認知の問題が主たる原因ではないLD児もいます)ので 試してみて 違うな~と思ったら 次の方法へ移行してくださいね☆ 見る力が弱い子には もお勧めのソフトです。 はっとりくん先生のブログはこちらです。 コメントはこちらにお願い致します。 そうそう昨日 ”ブログで緑色の文字で表すという例を見て 今朝試してみたらするする書けてびっくりしました。” というご報告をあるお母様から頂きました。 よかった~~~~。 子どもたちの困難が少しでも軽減してくれればうれしいです(^^)

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