ぐらんぴいの英語学習への扉 ふたたび

2006/02/05(日)21:55

ベルサイユのばら 星組公演

ミュージカル・宝塚(5)

これまた先月の話ですが、観てきました。ええ、初演から観ているおばちゃんとしては(注:当時小学生。ここ重要 笑)最近足が遠のいていた宝塚に舞い戻りましたとも。歌劇団の思う壺ですわ。平日なのに立ち見も出る盛況。私のようなオールドファンや初心者など日頃観に行かない層をも行く気にさせるベルばら、恐るべし。 内容は初心者向けにぴったりの、ダイジェスト版ベルばらでなかなかよくまとまっていた。原作ファンの私としては描き足りないところだらけだが、そんなこと言い出したら、今まで上演されたベルばらなんてひどいもんで、これをベルばらだと思われちゃ困るみたいなのばっか。フェルゼンからの手紙で突如アンドレと一夜を過ごす気になるオスカルや、結ばれたと思ったらバスティーユで市民と共に戦うことなく、ジェローデルの「オスカルは死にました」の一言で出番終わりのオスカルなど。(どっちも真矢みきちゃんがやっておったな。。お疲れ)そんなビックリ仰天ベルばらの数々を観てきたから、今回のは随分まし。(もう感覚が麻痺してきたのやもしれぬ。) だがアントワネットが市民に蹴られる場面はいらんじゃろ。どうもこの演出家たちは男尊女卑のニオイが鼻につく。おばちゃんですらそう思うのに、今時の若いお嬢さん方がどう思うか考えてみちゃあどうかね、集客考えるなら。 で、今の宝塚の中で、私の一番のお気に入りの霧矢さんがオスカルやるってんで、駆けつけたわけだが、うーーーーーん。。上手は上手なんだ。歌も演技もダンスも。宝塚離れした旨さが好きなんではあるが、オスカルに関してはちょっと若い頃のオスカルのまま死んでいった感じかな。高めの声でキャンキャン言う台詞回しがちょっと頂けなかった。オスカルにはあくまで凛々しくあって欲しいのだ。私の中ではやはり初演の榛名由梨さま(思い出は美化されるのであろう)と、魂の叫びが聞こえると絶賛されオスカル役を契機に一気にトップにのし上がった安寿ミラさまがオスカルなのだ。以前全然期待せずに見た、水さんのオスカルは安寿さんに通じるものをほんの少しだが感じたなぁ。今回の水さんは観ず。(笑)

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