GT-ONE 楽天タグ講座 パイプ奮闘記

2009/01/23(金)12:34

『レストア!第7回』最終回

パイプ奮闘記(118)

  『アルコール・レトルト・メソッド!』( ̄‥ ̄)=3 フン ファイル 編集 表示 お気に入り  My Pipe Collection  ら・ピエール BBS 画像はクリックで拡大します 普段、それほどではない汚れやタール、臭いの時は、「ソルト・アルコール・メソッド」を一晩掛けるだけで終わります。 しかし、「押入れやタンス臭」の様な臭いが取れない場合や、汚れが酷く減菌の必要がある場合は、さらに「アルコール・レトルト・メソッド」を、私は掛ける事にしております。 または、「ソルト・アルコール・メソッド」を何度か掛け直すのも、手ですね! 「KAYWOODIE」は、流石に「ソルト・アルコール・メソッド」一回では汚れも、臭いも落ちませんでしたから、「レトルト」を行ってみましょう!   化学産業の分野ではレトルト(retort)とは、液体を熱して化学変化を起こさせ、気体を生成して用途に用いるための、気密性のある容器を指します。 また、加熱減菌する際に用いる加圧釜のこともレトルトと呼びます。 ここでは、球状の付いたスポイトのようなガラス製容器のことです!      アルコール(エタノール)を熱して気化させるのに、私はアルコールランプを使用しています。 食器売り場などで売っているコーヒーサイホン用のランプです。 レトルトは、「ebay」で2本購入しました。 まずは、コットンを丸めましてボールのトップに蓋をします。 決して、ボールの中まで押し込んではいけません。 球体状の容器の中には、5cc程のアルコールが入ります。注射器が5ccなので、ジャスト容量です(-。-)y-゜゜゜ ボール・シャンクがレトルトと一直線になるようにし、ボールを10~20°ほど上に傾斜させてランプで焙ります。   アルコールが沸点に達すると、液体と気体がパイプに向かって勢いよく上っていきます。 ボールを蓋しているコットンから、白い蒸気が出ましたら、ランプから離して冷却します。 アルコールが容器内に逆流して戻ってきます。         これを3回ほど繰り返しますと、ボールのコットンは褐色になり、容器内のアルコールも黒々とし、半分ほどに蒸発します。 汚れたアルコール・コットンを交換し、再度同じことを繰り返しますと、濁りも緩和されてきます。 ランプで一度に、長い間焙りますと、コットンを通してコットンに溜まったアルコールが噴き上げてきます。 ボールの磨きや着色を落としたくない場合は、ご注意ください。 後は、再度モールで清掃を掛けます。 モールがこのぐらいになれば、OKでしょう!   この「KAYWOODIE」は、染料も疎らで変色もしていましたので、新たに着色をしました。 一日乾かした後、磨きのバフ掛けです。    マウスは、赤棒から、丹念に磨きます。 ボールは、白棒からでOKです。 最後は、マウス・ボール全体にカルナバ蝋を浸み込ませるように、磨き込んでいきます。        レストア終了です。                    賢明なる貴兄の方々には、「こうした方がいいぜ!」とか色々ご不満はございますでしょうが! これは、あくまでも、私のレストア方法です。 レストアしているうちに、何度となく失敗をいたしております。 失敗談も徐々に載せていこうと思います。   というお話でした! では!! ( ̄‥ ̄)=3 フン ........((((ヘ_ _)ヘ カサコソ   Copyright (C) GT-ONE WEBSITE 2002-2007 All Rights Reserved  

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