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2007年07月17日
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カテゴリ:子アヒル語録





昼前に実家に電話したらショーちゃん(実父)が出た。

昔からそうなのだが、ショーちゃんはシャイだ。

電話の向うでも体がこっちに向いていないのがわかる。

母親はちょっと外に出ていたらしく、すぐ戻るだのなんだのと

なぜに?というほど慌てる。

ショーちゃんとしては、何を話してよいのかわからないのだろう、と

ワタシはワタシで勝手に解釈しているのだけど、、、、w

昨日の地震のこともあり、少し前にケースで届いたジュースの礼なども

あり、こんなことも何かきっかけがないとそうそう無いことなのだが、、

実父と電話でしばし会話をしたということが、かなり新鮮に思えた。

昨日の地震で実家もかなり揺れたこと、書棚のある部屋(元はワタシの

部屋)の吊り下げ型照明がぐわんぐわん回ったこと、母親もぐわんぐわん

回ったこと、新潟の親戚も大変だったが無事であった事、地震とは関係な

いが、横浜の親戚の叔母が入院したこと、大阪の親戚の旦那さんが車椅子

で過ごしていること、また地震の話に戻り、当のショーちゃんは外で働い

ていたので地震には全く気づかなかったこと(いつもそんなんなので心で

ちょっと笑ってしまった)、、、等等を聞いた。

ああショーちゃんは老いてから益々天下泰平だなあと思いつつ、、、

キョーコさん(母)によろしく伝えてね、また電話すると言ってワタシは

電話を切った。ひとまずほっとした。

今回は、新潟の親戚に直接電話するのが少し怖かった。

心配の電話も、度重なるとワタシも言葉が見つからなかった。

前の中越沖地震より被害が酷かったであろう予測は当たっており、、、

元の生活に戻すのに大変なのが目に見える。

ここは、叔父さんの姉である母が電話するに留めておいた方がよいと思った。

お見舞いは、、、、

ワタシの気持ちの分も、母の荷物に一緒に入れてもらうことにしよう。




それから午後の日差しが弱まってきた頃、子アヒルと銀行回りをした後、

近所の公園に行った。

思えばここんとこずっと雨だぁなんだでインドアだった。

久し振りの外遊びなもんだから、子アヒルは大はしゃぎで、あっちの遊具

こっちの遊具といった具合に飛び回った。

ひとつの遊具に執着していると、他の遊具で遊ぶ時間が無いことを、彼女

なりに理解しているか、ただ単にお子様でいうところの落ち着きの無さな

のか、、、でも、子アヒルは言った。

「はやく銀行行かないと、お日様が沈んじゃう!(・e・)」

日が沈んでしまったら、遊べないと分かっている、暗くなったら家に帰ら

なければいけないということを、彼女は理解している。



 (でも、きっとそのうち暗くなっても帰って来なくなるんだろうなぁ、、

  遊び疲れて砂場の砂を被って寝てしまうかもなぁ、、

  基地作りに熱中して、辺りが暗くなっても熱中してしまって、、、、

  帰ったら怒られるから帰るに帰れなくなってしまうかもなぁ、、

  、、、、あの頃のワタシみたいに)



いずれにせよ、もっと外で気が済むまで遊ばせてやりたいところではある。

斯く言うワタシも、断然、運動不足。

ドクターからの、激しい運動はご法度という言葉に甘んじ、適度な運動すら

しなくなった。

こんなんでいいのか、いいわきゃない、、。

思うだけのツケが回ってきている気がしなくもない、、、。

ワタシは、小さい頃から運動能力はかなりあった。

その能力は、幼い頃に両親の離婚問題で一時新潟に預けられていた時に凝縮

されて培われたものだと思っている。

服を着た或いは(夏などは)裸の猿の如く木に登り、果実や野菜をその場で

もいで食べ、虫を追い、猫を追い、土を掘り、雪を掘り、用水路に嵌った

まま居眠りをし、、、まあ、とにかくそんなだった。

カラダも中国雑技団に入団できそうなほど柔らかかった。

小学校高学年の頃は、オリンピックに行こうと道を定めれば、、、、

砲丸投げ以外は、どの種目でも必ず行ける自信もあった。




ワタシは、久々にうんていのような遊具にjumpしてぶらさがってみた。

それから両足を、握っているバーのひとつ向うに掛けた。

でもって、、しばし、逆さまになった世界を眺めた。

中学の体育館が見えた。

平均台の上での側転で、何度、、股間を打ったことやら。

段違い平行棒から、何度、、コントのように落下したことか。

小学校の体育館も見えた。

ワタシは、小学校高学年の2年間だけ、唯一運動系の部活に入った。

器械体操クラブ、というやつ。

ゼンチュウ(前方宙返り)やバク転をガンガンやっていた。

片手側転、倒立から4分の一ひねりとか、ガンガンやっていた。

物腰はそんなにガンガンってわけではないけど。

それに関する一番の武勇伝は、小5?6の時の全校生徒の見守る中、、、、

器械体操の業のひとつである台上倒立前転を披露した時。

踏み切りをミスって、顔から逝った。

で、見事に失敗を決めたあと、もう一度、飛んだことだ。

ずれた跳び箱の上段を、自ら直し、無言で仕切りなおした。

緊張に負け、ぶざまなカタチで終わってはいけないと思った。

器械体操が好きだったから。器械体操はかっこいいから。

あの時のワタシは、、、、不死者のワタシは、、、

再挑戦で美しく舞ったワタシは、、、、! 確かにかっこよかった。

シンとなった運動場は、、、

次の瞬間、拍手喝采の嵐になったのは言うまでもない。




いまでは、、もうエビ上がりもできなくなってしまった。




子アヒルが遊び回るのを横目に、ワタシはひとり、、、

老人のように過去の栄光を思出だしていたわけだ。

あーあ。

なんて。




それから、スーパーに寄るために、子アヒルに遊び終了を告げ、

ふたりで手を洗い、お互いの手を繋いで歩き出した。

「ママちゃん、楽しかったねー!(・e・)」

「(・~・)うん、楽しかった!」

「ママちゃんも遊んだね、子どもみたいだね!(・e・)」

「(・~・)ママちゃんは子どもなんよ。。。」

「ママちゃんはおとなだってば!(・e・)」

「(・~・)そっか。おとなだって、あそぶんだよ。」



















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Last updated  2007年07月17日 23時57分54秒
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