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2005/01/07(金)13:13

それぞれのターニングポイント

野球&サッカー(87)

朝からずっと雨の新潟市。今週末は強い冬型になるそうで。ううむ。 雪が降るのはスキー場限定にしていただきたいのですが。 (´・ω・`) ● 昨夜、帰宅途中に立ち寄ったアピタ新潟西店で、何気なくフラッとアルビグッズコーナーを覗いてみると…オレンジショップ同様、現在セール中。 背番号入りのプロコンシャツが4000円ですか。ふーん。…あれ?2000円なんてのもあるぞ?と思って見てみると、そこに掲げてあった注意書き。 「背番号19のみ値下げしました」 うっ。なんか、やけに切なくなっちゃうじゃないか。 三田~~~、1年後にはまたこの背番号19を取り返しに、ちゃんと新潟に帰ってこいよー。 ● 今朝の新潟日報には、ホベルトの契約満了の記事が出ていたのだけれど…。 ちょっと気になる「解雇」の文字。 今回は「解雇」なのか?「レンタル復帰」じゃないのか?どうなのよ、日報さん。もともとホベルトはレンタル移籍選手である。契約期間が終了すれば、基本的にはレンタル元に帰るのだから、「契約更新せず」という表現の方が適当なのではないか。 「解雇」と「契約更新せず」では、選手側にとってもクラブ側にとっても大違いだし、読者に与える印象も全く変わってしまう。メディアの言葉の使い方一つで、どちらか一方にいわれのない不利が生じては困るのである。 プロスポーツは契約の世界だから、選手もクラブも「イメージ」をとても大切にする。それだけに、報道する側にも十分配慮をお願いしたい。 ● 今回のホベルトの契約満了にあたっても痛感したことなのだけれど、やはり、与えられたチャンスをモノにできるかどうかがサッカー人生を左右してしまう。 ホベルトの場合、公式戦出場は少なかったのは事実だが、その出番のいずれかでゴール一つ決めていれば、もう1年レンタル延長、ということもあったかもしれない。チャリティーマッチでどフリーを決められなかったのが象徴的ではあった。 最初に戦力外になった秋葉ら5人についても、ああ、あれがターニングポイントだったんだな、と思い当たるものが必ずある。それが全てではないにしても。 例えば、秋葉にとっての浦和戦のオウンゴール、栗原にとってのヴェルディ戦で決められなかったシュート、阿部にとってのドローになってしまったナビスコG大阪戦(あの試合、勝っていればその後の阿部にとって大きなきっかけになったはずだ)、などなど…。 その一方で、サッカーに限らず、やはりプロとして生き残っていく選手というのは、チャンスを確実にモノにする運も力も持っている。 これを私はよく「おいしいとこ取り」と表現するのだけれど、例えば野球では新庄や現在メジャー挑戦中のホークスの井口やタイガースの今岡なんかはその典型で、普段はチャンスを潰したりしているクセに、満塁逆転サヨナラホームランなんぞを打ったりして、気がつけばお立ち台、である。 テレビでホークス戦を見ていて、同点の終盤、チャンスに井口に打順が回ってくると、画面の向こうの井口に向かって、 「井口~!おいしいとこ持ってけ~!」 と叫ぶ。すると、お約束のホームラン。そういうヤツなのだ、井口ってのは(ところで、無事メジャーへいけるんでしょうか、彼は)。 アルビの選手を見ても、そういう選手は確実にいる。 鈴木慎吾なんて昔からチャンスに強かったし(慎吾の山形戦延長Vゴールなんて未だに忘れられない)、ここぞというときに決定的なゴールを決めるファビーニョもエジミウソンも、そして少ない出番を確実にモノにして左足ボレーシュートまで決めてしまった高橋直樹なんかもそうだ。 やはり、「生き残る選手」にはそれだけの理由がある、ということなのだ。 毎年繰り広げられる、選手たちそれぞれの「チャンスを掴みとった瞬間」あるいは「運から見放されてしまった瞬間」の明暗をしっかりと見届けてあげるのも、観客やサポーターの大切な役目なのだなあ、と思う今日この頃である。

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