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2006/06/20(火)12:26

自らの能力を超えた領域をイメージする

サッカー(226)

昨夜は仕事で小千谷まで行き、帰宅してお風呂に入ったりしているうちに、時間は23時過ぎ。 慌ててBSをつけて、スイスvsトーゴを見て、テレビを点けっぱなしにしてフトンに入った。 ウクライナvsサウジアラビアでは、シェフチェンコがシェフチェンコらしく、スペインvsチュニジアでは、ラウールがラウールらしくあってくれたことが喜ばしく。フェルナンド・トーレスは今大会で大ブレイク中、といったところ。それにしても、シェフチェンコのゴールは嬉しかったな。 解説をしていたソリさんの、 「サッカーがいかにエモーショナルなスポーツであるかということを、改めてウクライナに教えて貰いました」 という一言に納得がいくくらい、ウクライナのプレーには気持ちが入っていた。W杯やオリンピックのような最高峰の大会というのは、最後に勝敗を決めるのは、テクニックなんかではなくハートの強さなのだ。日本選手全員にそのハートの強さがあれば、ペナルティエリア内で横パスなんかしないだろう。 それに関連して、思わず頷いてしまったコラムが、今朝の新潟日報に。久しぶりに読んだ村上龍のW杯レポート。 「W杯のような大会では、自らの能力を超えた領域をイメージする必要があるが、中田英寿と川口能活を除く日本代表にはそれができていない」 「(ブラジル戦では)勝てない相手など存在しないという考え方が必要」 この「自らの能力を超えた領域のイメージ」というのは、どのくらい修羅場をくぐり抜けてきたか、という経験値がある程度ないと、なかなか作れないとは思うのだけれど、オーストラリア戦で同点に追いつかれただけでうろたえている日本選手の姿は、少なからずショックだった。国際経験の豊かな選手が揃っているはずなのに、その経験値が精神的な逞しさとして蓄積されていない、という事実をW杯本番で見せつけられてしまうのは、かなりツラい。それだけ、本当の意味での「アウェー経験」を、日本代表はあまりしてこなかったということなのかもしれない、とW杯を見ていると思い知らされてしまう。 さて、次のブラジル戦。2点差以上つけて勝たないと意味がないこの試合、ぜひともハートとフィジカルの強い選手の起用を優先して欲しい。いい意味で「開き直れる」選手を。 こう言うときこそ、巻ですよ。 ところで、今朝宅配されたエルゴラには、「Jから観るW」という連載インタビューにヒカルが登場している。そうだよなー、一応アテネ組(になりそこね)だもんなあ、ヒカルは。ぜひともベッカムみたいなハイパーキッカーになっていただきたく。 先日、フナゾーの誕生会で会ったとき、 「頑張ってくださいよ!ほんっと~~~~~~~に、応援してますからっ」 と言っておいたんだけど。

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