カテゴリ:我がピアノの師
先週、待ちに待った、別府アルゲリッチ音楽祭に行ってきました。この音楽祭に、留学中の恩師、アラン・ヴァイス先生が演奏されるので、同じく日本に帰国した、先生のお弟子さんと一緒に、朝9時の便で大分に向け出発。 師匠は2001年にも、マスタークラスと演奏出演されています。この音楽祭については以前に、音楽祭に参加した事のある親友から、色々とお話を聞いていたので、とても楽しみにしていました。 市内に着き、別府駅内のうどん屋で、天ぷらうどんを、ずるずる食べほし、徒歩でいざベーコンホールへ、いやビーコンホール。。 駅から続くメインストリートには、フランス国旗色のアルゲリッチ音楽祭の旗と、スピーカーから流れる、ショパンのソナタと英雄ポロネーズが迎えてくれました。別府駅内にも、音楽祭のパネル写真展があったり、街をあげての音楽祭です。 坂道をひたすら歩き、大きな公園を横切ると、高い塔がシンボルとなるビーコンホールにたどり着きました。ホール内は、アルゲリッチ一色、グッズ販売の中にはアルゲリッチワイン、アルゼンチン産まで、飲むなら赤でしょう! 4時間に渡る、マラソンコンサート。出演者も豪華でした、アルゲリッチ、セルゲイ・ナカリャコフ、ユーリ・バシュメットなどなどが、代わる代わる室内楽で楽しませてくれました。ヴィオラのバシュメットの演奏を生で聴くのは、初めてでしたが、音にみなぎる、大きなパワーを感じました。アルゲリッチとのシューマンの五重奏でもバシュメットの存在感はバリバリで、こんな個性的なこの作品は他では聴くことが出来ないだろうなぁ。シューベルトのアルペッジオーネソナタでの、アルゲリッチの、出だしの優しく澄んだ音にも引き込まれました。 そして、アラン師匠はトランペットのナカリャコフとソプラノの出口さんとの共演で、刺激的で時折聴かせる官能的な演奏を、久しぶりに聴くことが出来て、とても嬉しかったです。途中、譜面の1ページが落ちるハプニングがあり、演奏しながら見事に譜面をキャッチした、ご愛嬌も、先生らしかったです。 演奏会後、先生を囲み、再会を楽しみながら、お互いの近状報告や、色々とお話をする事が出来、ふと留学地に戻ったような気分にもなりました。途中、サインと記念写真を求められ、気さくに応じる、嬉しそうな師匠の表情が印象に残りました。大きな元気を頂いた別府滞在でした。 温泉、旬な、あじ、焼酎もしっかり堪能しました!今度はゆっくり訪れてみたいです。翌日は福岡へ! アラン師匠が、最近録音された「アルカン ピアノ作品集vol.2」CDが年内発売されるそうです。アルカンファンの皆様、乞ふ御期待! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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