|
カテゴリ:明け暮れる配達の日々
最近は、噛み合わせが悪いようで・・
今朝も、配達の途中から、雨に陵辱されました。 「土砂降りかよ!」 と、空に突っ込みを入れても 事態は進展しないので 取り敢えずメルヘンに壊れてみることにします。 風船に、希望をつめて、遠くの町まで、飛んでゆけ・・ まぐろです♪ おはようございました♪(半壊) 突発の雨もそうですが・・ 新聞屋にとって、殺人的なものの一つに 『階段』があります。 詳しいことは、専門家じゃないので分かりかねますが 日本の建築法では 地上6階以上の建造物はエレベーターの 設置が義務付けられてるみたいですね。 しかし、裏を返せば 5階以内なら設置しなくても構わないとのこと・・。 この5階って高さ・・ 新聞屋にとっては「死」と同義なんですよ。 よく団地などで見受けられる 平行移動できる通路が無く 対になった部屋ごとに、階段が設けられている縦割りの建築法。 コレが殺人的です。 502号室から、隣の503号室まで行くのに 一度、地上まで降りて もう一度5階まで駆け上がらなければなりません。 単体なら、大したことはありませんが これが量産された、団地の密集地域なんて配ろうものなら その体力消費量は、想像するに易いんではないでしょうか・・。 僕も 3・4・2・5・5・3・4・5・5・3・3・4・5・5・5の コンボを夏場に配達して お花畑でおじいちゃんが手招きしている姿を 何度か目撃しました・・。 僕が、昔、勤めていた専売所の同期ハヤシくん(仮名)は まさに地獄のような区域が割り当てられてしまいました。 大手企業の寮なのですが、そこは・・ 数十棟からなる「縦割り団地」の集合体。 配達部数の実に3/4がそこで占められています。 更に配るのは、全国でも最大部数を発行する新聞なので 全ての階段を5階まで駆け上がらなくてはなりません。 ・・・それは、IT技術がまだ発達していなかった 10年前に、既に「タウンズ」なんて持っていた パソコン少年のハヤシくん(仮名)にとっては 正しく「死」を意味するものでした。 僕が知ってる限り、ハヤシくん(仮名)が倒れた回数は実に十数回・・。 一階の配達で、高層ビル「サンシャイン60」を 3往復(夕刊を含めればその倍)しなければならない程の階段数なので 自然と言えば、ごく自然なことです・・。 人間そんなに強く出来てはいません。 いくら「お宅まで配達」がモットーの新聞屋とは言え はたして自分の生命を縮めてまで、やることなのでしょうか? 結局、血反吐を吐きながらも 学校卒業までの丸々2年間 その区域を配り続けたハヤシくんに敬礼!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[明け暮れる配達の日々] カテゴリの最新記事
|