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年も押し迫ってくると・・
忘年会なんかに託けて、浴びるようにお酒を飲まれる方々も 増えているのではないでしょうか? 配達していると まるで・・魔女の森で迷っても、ちゃんと帰り道が分かるようにと お菓子を落として歩くヘンゼルとグレーテル並に 点々とした粗相の残骸が、道のはるか彼方まで伸び 朝の清清しい気分を、台無しにしてくれたりします。 特に、お正月に休みに入ったこの数日は 早朝にも関わらず 道端で寝転がって、凍死寸前の酔っ払いや ふらふらと、無軌道に徘徊するゾンビの様な酔っ払いなんかが わらわらと増殖して、浮かれた賑わいの街並みに 花なんか添えちゃったりしています・・。 今朝の配達中での出来事。 一方通行で、進入禁止地帯にあるお宅をとぼとぼと 歩いて配っていた時のことです。 前方から、こちらに向かってくる老人が一人・・。 相当、お酒を召されているのか、足取りもままならないご様子で あっちへふらふら、こっちへふらふら。。 「コレは気をつけないとな~」 なんて思った矢先・・ その老人は、酔拳よろしく身体を交差させながら 僕の歩く直線状に、雪崩れ込んで来ました。 しかし、配達『ニュータイプ』である僕は この程度ことでは動じません。 キュピーーーン!! 「そこか!!」 老人の傾けられた体重の方向性を、逸速く察知すると 体捌きを使い逆方向に回り込みます。 結構、老人の突入速度が早かったのですが なんとか紙一重で回避に成功しました。 「そうそう当たるものではない・・。」 あまりにも密接なニアミスだったので 悦に浸りながら、そんな言葉を心の中で吐き出した僕が 少し甘かったようです。 その次の瞬間・・ 突如、動きを反転させる老人 その進路は、もちろん逆サイドに回避したばかりの僕に向かっています。 「な、何!?ホ、ホーミングだと~!?」 ドカァッ!!! 一瞬の戦慄を経て… なんとか、老人の攻撃。その第二波も回避することに成功しました。 老人は、僕の足元に転がっています。 あのまま、喰らっていたのなら この老人と共にここで散っていたんだな~ なんて思いながら、漫然と大地に突っ伏している彼を眺めていると… 突如、顔を上げる老人が一言。 「あ、あぶねーだろ!このやろう!!」 ・・自分でオチをつけてくれたようですね。 危ないのは、あなたですよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Dec 31, 2002 12:52:42 PM
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