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カテゴリ:日常の回想
日本に戻ってきたのに、気がついたら節分も雛祭りも気づかないうちに終わっていた、
くらい多忙を極めた毎日が続いている。 いや多忙といっても、ノルウェー時代の生活に比較して多忙なだけであって、 日本で仕事をするということは、案外こんなものなのかも知れない。 だって周りはもっと働いてるし、ハウスの住人たちも私よりみな帰りが遅いから。 仕事から戻ってきてご飯を食べて、また少し別の仕事して、寝て、終わり、という日が毎日続いていて 日記も更新する余裕もなかったけれど、 今の私にはこのストイックに働いている状況が心地よい。 大企業の歯車のなかで働くのは、毎日何かしらたくさんのことが学べるし、 今は社会勉強と位置づけて日々、どんどん降ってくる仕事をこなしている。 そして毎日会社に行くのが楽しいから、なおさらいい。 帰ってきても、何かしらハウスでハプニングがあり、 様々な人の人生を垣間見れるので、なかなか楽しい。 今は、とりあえず具体的に仕事をやっていく時期かな。 とにかく考えていても答えがでず停滞しているよりは、動く。 動いているうちに見えてくることがきっとあるはず。 そして、今はなるだけ一人になる時間を作らないようにしている。 まあ、作ろうとしなくてもできないからいいんだけど・・・ 一人になると余計なことを考え込んでしまうから、 そしてそれは今の私にはよくないこと。 だから返って仕事がない週末の方がきつくなる。 今日は本当に久しぶりに一日何の予定もなく、手持ち無沙汰になる。 長く人と暮らしてきた弊害かな。 天気がよかったので、特にあてもなく上野に行ってきた。 入り口にある二本の寒桜が満開で、真っ青な空に映えていて通り過ぎる人たちの 目を楽しませていた。 よく考えてみると4年ぶりの日本の桜。 万感の思いが込みあげてきた。 これから満開になるソメイヨシノの並木を彼に見せてあげたい、それが夢。 でも日本には多分来ないんだろう。だから多分叶わない夢。 一週間ほど前懇意にしていたエドバルドがベルゲンで亡くなったと聞いた。 彼の人生が2ページに渡り地元の新聞で特集されたという。 お葬式にも行ってあげられず、見取る家族もいないのに、かわいそうで もっと自分にできることをしてあげたらよかったのに、 もうあそこに戻ったとしても、彼の店はないんだな。 自分の心の整理をつけたく、近くの教会のミサにでた。 涙があふれてしばらくとまらなかった。 http://plaza.rakuten.co.jp/gullregn/diary/200307230000/ エドバルドについての過去の日記 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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