01~01. Maple Colors - 「葵未来」 絵師はTOMA・浮月たくの両先生。 ヒロインがとても可愛らしく描かれています。 この作品の特筆すべきことはそのCG枚数の多さでしょうか。 その数、実に1000枚以上あります。 もちろん背景含んで、ですが。 CGの塗りも見事に質感を捉えており、萌えゲーとしては合格点ですね。 シナリオは、金八先生とGTOを足して2で割ったような雰囲気。 主人公が最近よくある熱血バカってやつです。 このヒロインのルートでも、雰囲気としてはエヴァのアスカみたいな感じ。 未来ルートに限らないんですが、声優の数がかなり起用されてまして 声優フェチの人はお勧めかもしれませんね。 ミニゲームが非常に難しかったけど。 2006.12/02筆 02. Wind -a breath of heart- - 「鳴風みなも」 発売前の当時、デモムービーガ非常に秀逸な出来でしたが 肝心の中身が非常に残念なおかげで完全な地雷ゲー扱いされているギャルゲー。 シナリオ・システム・CG・音声・エロ、全てにおいて中途半端です。 CGなんか特にそうで、キャラゲーにあるまじきデッサンの狂いっぷりが印象的。 そもそもノベルゲームとしてもアレすぎなぐらいバグが多く、 シナリオの根源からデフォルト直前といった感じで企画倒れしたゲームみたいな内容。 しかしオープニングムービーは当時としては神クラスで、 ヒロインそのものの設定も、みなもをはじめ非常に好感が持てるキャラばかり。 個人的には非常に残念な作品の一つといえますね。 2006.12/04筆 03. SNOW - 「橘 芽依子」 AIRのエンディングに納得できなかったMebiuSのスタッフが作った泣きゲー。 Kanon・AIRのパクリパクリ言われてますが、そりゃ意識して作ったんだから当たり前ですよね。 keyのスタッフも協力を仰いでるんですから、パロ作品と考えればいいでしょう。 非常に出来がいい泣きゲーなんですが、各ヒロインごとのシナリオがそれぞれ独立されていて 攻略ごとに謎が解けていくというより、違うストーリーになっているのが残念。 これではサブヒロインの攻略ルートは入れないほうがよかったのでは、といったところか。 しかしそれに目を瞑れば、ほとんどが文句ない出来。 ボイスがないという、ある意味最大の欠点もありますが 個人的には声優興味ないのでどうでもいいです^^ 絵師は飛鳥ぴょん・こぶいちの両先生。 背景もさることながら、キャラ設定、立ち絵、一枚絵、全てにおいて文句なし。 効果音などの音ファイルの多さも、かのFate/stay night並みの豊富さで ものすごく臨場感があります。 特に「雪」の演出は業界最高といっても過言ではないくらい情景描写としては素晴らしく BGM・主題歌もKanonやAIRに負けないくらいのクオリティ。 エロが少ないとかなんとかとかどうでもよくなるくらいです。 シナリオを純粋に楽しむノベルゲーとしては、トップレベルかもしれない。 ちなみにこのゲームの続編・リメイク版がありますがなかったことにしてほしい。 あ、あとこのヒロインはツンデレです。 2006.12/05筆 04. 夜が来る! - 「七荻鏡花」 ALICESOFTらしいゲーム。 ジャンルはサウンドノベルというよりRPG。 全体的に見れば決して褒めれるレベルではないし、 何より致命的なバグがあるので修正パッチは必須なんですが システムから見てのゲーム性は職人芸といっても差し支えなし。 Leafの「うたわれるもの」みたいに、後半の敵の弱さが目を引きますが 全体を把握した上でのバランス取りは見事と言わざるを得ません。 しかし、欠点もあり やはりこういうゲームにありがちなことですが キャラクターの性能の差が激しすぎです。 しかしゲームをやり込む上では十分快適にプレイできる範囲。 問題はゲーム部分とシナリオをどこまで割り切って楽しめるか、そこで好みが分かれると思います。 2006.12/06筆 05. 初恋 - 「椎名 柚純」 RUNEが生んだ超絶ロリゲー、初恋。 元々RUNEの専属絵師・野々原幹氏の描くキャラ自体がロリってますが 今作品は全ヒロインの設定が中学生で、しかも実の妹の攻略ルートまであるという弾けっぷり。 全体的なシナリオは、パッと見「ほのぼの学園ゲー」を印象強くさせてくれますが、 途中でSFチックになります。 Augustの「月は東に日は西に」と同レベルですね。 特にメインヒロインがとても急展開です。 この柚純も、ルート的にはよくある展開ですが、際立って可愛い^^ メインヒロインの小桃も萌えるっちゃ萌えますが、ルートがアレだしな・・・ エロシーンは正直思っていた以上に水準が高く、全ヒロインが可愛らしい設定なので、 萌えゲーとしては好感が持てますね。 但しCG枚数が少ないのが勿体無かったかな。 2006.12/07筆 06. マビノギオンライン - 「ナオ」 数あるMMORPGの中でも、いまやラグナロクオンラインに次ぐほど人口が高い「マビノギ」。 04年6月にβが開始され、運営はネクソン。 「マビノギ」と言う言葉は、吟遊詩人たちの間で伝承される歌の事を指しており ゲーム内では作曲や楽器演奏をすることが出来るため 自分が作曲したオリジナル曲を披露するということも可能。 また多くのMMORPGではゲーム内目的が戦闘がほぼメインであることに対し、 料理・衣服製作などの生産に関するものといった生活感を醸し出すスキルが非常に豊富で、 他にも転生システムや、クエストとは異なるアルバイトシステム、 それだけではなく、キャラが年をとったり食べたものによって体系が変わったりなど オンラインゲームとしても非常に珍しい、独自のシステムをもっています。 ゲーム自体は、ケルト神話をモチーフにした世界が舞台であり、 一番最初にプレイヤーをゲーム世界「エリン」に導いてくれるキャラクターが「ナオ」です。 ナオに限らず、登場するNPCキャラが結構可愛らしいデザインであり、 すべての面においてREDSTONEの30億倍は楽しいMMOであることが伺えます。 しかし、昨今はハンゲームから何故かログインできる方針になっており、 厨乱れるクソゲーとなりつつあるので、あんまりお勧めしたくはありませんね。 2006.12/09筆 07. 君が望む永遠 - 「大空寺あゆ」 今日のツインテは、ageが生んだ不朽の名作、又の名をトラウマゲー、君が望む永遠。 このゲームは、発売前デモCD配布で第1章を丸ごと収録してしまうという離れ業をやり その内容に発売前から大きな反響を巻き起こした、業界2001年の大きな期待作でした。 その期待作のシナリオは、感動(痛い)系に含まれるものの、 「Kanon」「Air」といったファンタジー系シナリオとは異なり、 どちらかというと現実的シナリオに近いものです。 人間という生き物と優しくて残酷な時間をテーマに、実際の世界でも起こり得るストーリーのような非常に重い内容になっています。 特にメインヒロインの遙のシナリオは、play中段々と気分が悪くなってきて辛かった。 age的には真のハッピーエンドは水月ルートらしいですが、それでも俺は遙が好きですね。 あゆも、キャラ的にはそんな嫌いでもないんだけど、やっぱり二人に比べると扱いが悪かったですね。 「ツンデレ」という属性の起源の元祖として有名で、 ナイスな罵倒名言の数々を作り出した生みの親でもありますが 俺は断然・遙派なので、彼女は目もくれてません^^ 2006.12/10筆 08. D.C.~ダ・カーポ~ - 「芳乃さくら」 メーカー側の「とりあえず身もだえしたくなるような恥ずかしい――こそばゆい学園生活と、青い春の物語」という 売り文句に惹かれ制作発表当初から非常に期待の高かったこの作品、個人的にも当時は非常に期待してましたが、 その結果は『音夢様(笑)』といったところでしょうか。 絵師は七尾奈留・igulの両先生。 七尾奈留氏は同メーカーの「水夏」の絵師でもあったために 非常に万人受けする可愛さで、特に立ち絵の表情のバリエーションの多さには度肝を抜かされますね。 また同作は声優陣の豪華さでいえば業界トップクラスといえるくらいの面子で、 そういう意味じゃ「こそばゆい」萌えゲーだったかもしれません。 全体的には、やはりシナリオ完成度のばらつきや『こそばゆい学園恋愛AVG』と銘打った割に そんなんでもなかったことを考えると、 当初の期待度通りの満足感は得ることができなかったと言わざるを得ないかと思います。 シナリオで及第点を挙げるといえば音夢さま(笑)とさくらの2人くらいかな。 個人的にはさくらをメインヒロインにしたほうが、作品の世界観的にも判りやすいのでは、と思いました。 2006.12/12筆 09. バイナリィ・ポット - 「川中島 里美」 Augustの処女作。処女作という面から見ると、まずまずと言えるかもしれませんが、 既にAugustの作品をプレイしていて、且つファンになった人には物足りなく感じてしまうのは間違いないでしょう。 シナリオは戯画の「BALDR FORCE」の劣化版みたいな雰囲気で、ゲームとしての完成度は足元にも及びませんが 日常を描く面でのほのぼのとした萌え度などはこちらのほうが圧倒的に勝ってるかと。 絵師は言わずと知れたべっかんこう氏ですが、同氏の初作品ということで全体的に絵が粗い感じがします。 しかしそれを踏まえても萌えゲーとしては水準には達していたかと思う。 あと、このヒロインのルートに関しては残念だったとしかいえません(笑) 2006.12/14筆 10. Memories off 2nd - 「白河ほたる」 いまは亡きKIDのメモオフシリーズ第2弾、2ndのメインヒロインほたるです。 まず最初に言うと、今作品は 前作Memories Offの続編でもあり、又前作は非常に普通のギャルゲーだった為大して期待を持っていませんでした。 しかし、その予想に反して非常に力の入っていたゲームだったかな。 オープニングムービーがかなり綺麗でしたし、前作よりも遥かにシナリオの出来が良くなってる感じ。 BGMも音に厚みも出ていて、何よりシナリオごとの出来の善し悪しの差が少なかった印象です。 これは凄いことですね。 また細かいエピソードについて記述されていたり、日付がちょっとおかしかったりして中々展開も巧かったなと。 まぁまとめると、前作をプレイしてるならやってみて損はないゲームでした。 2006.12/16筆 11. 水月 - 「香坂アリス」 F&Cというブランドにしては異例のシナリオの完成度を誇るこの作品。 絵師は同メーカー「Canvans」を担当されている☆画野朗先生。 雰囲気が一発で判る絵は非常に気に入っています。 塗りも綺麗で、このあたりは業界大手の地位は揺るぎないといえる。 伝奇ノベル系としても異例といえるエロ度の高さも、萌え度の高さも流石はFCといえる。 あと下手な歌つきのOPよりも、ハイクオリティなオープニングムービーは必見すべき。 あとこのヒロイン、双子で妹とペアで攻略できるんですが、どうみても小学生です。本当にありがとうございました。 2006.12/18筆 12. Canvas ~セピア色のモチーフ~ - 「美咲 彩」 上で既にあげてますが、このゲームの最大の特徴は、なんといってもこの淡いパステルタッチのCGでしょう。 絵師は☆画野郎・魚・ぽん酢の3名の先生方。 個人的にこの儚い感じのする絵が凄く気に入っています。 またヒロインの表情が非常に多く準備されており、ヒロインの感情を表すのに大きな役割を果たしていると言える。 ヒロインも可愛く基本的には全員お気に入り。 ちなみに彩はPS2リメイク版から初出で、最初のWin版には出ていません。 シナリオはいたってオーソドックスな恋愛ゲー。 そこはF&Cといえますし 声優さんの声も非常に良いのも流石はF&Cといえる(笑) BGM・主題歌も非常に綺麗な旋律で気に入ってます。 全体的にみて、少しボリューム不足だったかもしれませんが ヒロインの表情・仕草などにはなかなか惹かれるものがありました。 恋愛ゲームとしては無難にまとまっていると思います。 2006.12/21筆 13. マリア様が見てる! - 「福沢 祐巳」 ごめん、俺この作品の元ネタ知らない。 2006.12/23筆 14. シスタープリンセス - 「咲耶」 12人の妹にお兄ちゃんLOVE☆な毎日を過ごすという、FFよりもファンタジーな国民的アニメ。 こんなアニメ&ゲームが大流行するんだから、世の中狂ってるとしかいえません。 2007.1/4筆 15. 天使のいない12月 - 「須磨寺雪緒」 願ったのは束の間の安らぎ 叶ったのは永遠という贖罪 シナリオを重視したエロゲーの中では、個人的に大好きな分類にカテゴライズされるほどの名作。 メーカーは、業界でも老舗といわれるLeafですが Leafといえば、高橋・水無月・折戸信者な鳴海さんにとっては どうもみつみ絵って合わなくて敬遠してたんですよね。 でもこのエロゲから見方が変わっていきました。 ゲーム自体はリアリズムを追及した鬱ゲーで、現実の世知辛さを表したような作り。 そのため、非常に人を選ぶ美少女ゲームです。 基本的な流れは変えずにもっときちんとしたHappyEndをつくってくれていたら、 印象も違ったのにと、残念に思います。 あと雪緒はマジで萌えます。 2007.1/25筆 |