エロゲーの歴史その2事の発端は、どっかのバカ中学生が万引きしようとして捕まったときに押収されたエロゲーでした。 そのタイトルは1991年にX指定より発売された沙織~美少女たちの館~だったと記憶しております。 これを押収した警察の方は「どんなもんか見てみるべ」とでも思ったのでしょう。やめときゃいいのに。 その直後、JASTの社長とかが猥褻物所持の疑いで マッポに自宅を強制捜査されるなど業界に激震が走りました。 一斉に摘発が始まり、エロゲーに暗黒時代が訪れたのです。 辛く寒い、冬の時代の到来でした。 国会でもエロゲーが採りあげられるほどの 異常事態にまで発展したのは有名な話です。 その時採りあげられたのは、よりにもよって マカダミアソフトの177(1986年)というゲーム。 刑法177条(レイプに関する条項)に違反することが目的という、 メチャメチャな設定のゲームを出したマカダミアソフトのシュートファイトぶりには素直に感服しますが、 社内に「やりすぎじゃないか?」という疑問を投げかける人はいなかったのでしょうか。 案の定吊るし上げられたのには笑いましたが、 ゲームが店頭から一斉に消えたのは大問題です。 エロゲーできないじゃん。 結局、局部にモザイクを入れることを義務付けるということで事件は一旦解決しましたが、 この時期に発禁になったエロゲーは地下で高価で取り引きされていることは周知の事実です。 鳴海さんは持ってますか?という疑問を投げかける方もいるかと思いますので、予め答えておきましょう。 全部、持ってます。 この事件の影響で、同じエロゲーでも 「15禁バージョン」と「18禁バージョン」の2つが発売されるという異常事態まで発生しました。 マニアとして両方をおさえるのは当然ですが、 そこまでしてエロゲーを出すメーカーのゴキブリなみの生命力には感心するばかりですね。 また、この時期に佐○社長の独裁政権として悪名高い 「ソフ倫」が設立されたことも知識としておさえておきましょう。 この頃からエロゲーは18歳以上の購入を禁止されたのも要チェックです。 それまでファミコンのゲームに混じって売られていたエロゲー。 裁かれるべきして裁かれたとも言えなくもない当時の喧騒が今となっては夢のようですね。 |