014271 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

ぼちぼち暮らす

ぼちぼち暮らす

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

プロフィール

ぐりとぐらとぐる33

ぐりとぐらとぐる33

カレンダー

バックナンバー

カテゴリ

日記/記事の投稿

コメント新着

キーワードサーチ

▼キーワード検索

2026.05.27
XML
カテゴリ:日々のこと

むかし住んでいた町の、そのまた隣町に

「ユリノキ通り」という名前の道があった。

名前だけはずっと覚えている。

道の両側には、きれいに整えられた並木が続いていて、

季節によって光の色まで変わるような、静かな通りだった。

けれど当時の私は、

「ユリノキ」という木をちゃんと知らなかった。

たぶん、この並木の木の名前なのだろう――

そのくらいの認識だったと思う。

先日、まったく別の場所の公園を歩いていたとき、

偶然その花を見つけた。
見上げるほど高い枝先に、

控えめに咲いていた花。


近くでは見られなかったけれど、

なるほど、確かに不思議な花だった。

百合のようでもあり、

チューリップのようでもある。

あとで調べてみると、

ユリノキは「チューリップツリー」と呼ばれることもあるらしい。


名前だけ知っていた木に、

こんなふうに何十年越しかで出会うことがあるのだなと思った。

香りまではわからなかった。

高いところに咲いていたから。

でも、もしあの並木道の季節にも

こんな花が咲いていたのなら、

当時の私は気づかずに、その下を通り過ぎていたのだろう。

人の記憶というのは不思議で、

景色はぼんやりしていても、

通りの名前だけが、妙にはっきり残っていたりする。

そしてある日突然、

その名前に、花の姿が結びつく。

そんな小さな再会が、少しうれしかった。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2026.05.27 12:17:00
コメント(0) | コメントを書く
[日々のこと] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.
X