「掟破り」ってこういう意味だっけ?
松坂の移籍先がそろそろ決まるようですね。この男の活躍をずっと追いかけてきたというか、ニュースが勝手に目に飛び込んでくるだけなのだが、当たり前のことながらスケールがすでに常人の域を脱しているので、いちいちびっくりするような話題が多い。プロ野球に興味がない人でも松坂のことなら知っているからなあ。残念ながら、「松坂をきっかけにプロ野球が好きになる」って人は期待するほどいないみたいだけどね(笑)。まあそのへんに限っては、イチローや松井のほうが上かな。清原のときの大騒ぎも凄かったが、松坂の比ではない。蛇足だが、彼らの共通点は「西武ライオンズを踏み台にしている」ということかな。ライオンズはかなり「大金を上手い形で活用」している。その道義的善悪という話はおいといて、同じ金を使って愚かな失敗を繰り返すどこかの阿呆球団とはあまりに対照的。思えば高校時代、松坂は夏の甲子園でPL学園との準々決勝で延長17回を投げぬいた。その試合を契機に、長すぎる延長試合は、高校生ピッチャーにかける負担が大きすぎるというので、以後高校野球の延長戦は最大15回までとなった。それ以前にだって、延長18回までもつれ込む試合はあったのに、ルール改正の声は上がらなかったわけだから、いかに松坂の注目度と将来への期待が高かったかがうかがえる。今回の松坂にかけられた某球団のポスティング(落札したのか?)の額は実に50億円以上にも及ぶという。これは破格というほかなく、もしかすると大リーグ側から苦情が寄せられ、「上限を決める」みたいな制度改正の打診があるんじゃないかというような気さえする。松坂の実力は、高校野球界に続いて、今度はアメリカ大リーグの掟をも変えるか。どうか知らんけどね。なんつってもあの「イニシアティブ球団」ヤンキースが入札に負けたらしいからね。勝ち取ったチームはどうか彼が壊れないように、大事に使って欲しいと願うばかりアルネ。