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「トリビアの泉」、夕べ久しぶりに見たけど、面白かったなあ。
毎週欠かさずチェックして、目を皿のようにして見るよりも、たまたま気が向いたから見た、という状況で見たほうが、楽しめる番組のようだ。 「真面目にやろうという意識0パーセント」というコンセプトに、「トリビア」に限っては共感できる。だいたいが、くたびれてちょっと一服、という時間帯に見るので、さらに疲れるような番組は向いてないのだ。 タモリの番組というのはおしなべて、努力だの情熱みたいなものが全く感じられない、出演者自らくつろいで、全員がふざけて楽しむ、という不思議な番組。 それがうまくいってる場合とそうでない場合があるのだが、「トリビア」はそういう意味で、うまくいってるほうの番組なのだろう。 と云う話はさておき。 昨夜私が一番おかしかったのが、「ふてぶてしい顔の鳥がいる」という話。 あんまりたくさんの「へえ」はもらえなかったのだが、腹を抱えて笑わせてもらった。 今後「ふてぶてしい顔シリーズ」でもやってもらえると、個人的にはうれしい。 ふてぶてしい顔の魚とか、ふてぶてしい顔の虫とか、動物じゃなくても、ふてぶてしい顔の彫刻とか、そういう話題を全国の人たちに投稿してもらいたい。 この「ふてぶてしい顔の鳥」というのは、以前別の番組の映像で見たことがあるのだが、ハシビロコウという、アフリカのほうに住むコウノトリの仲間で、1日1回餌の魚を捕らえるとき以外、気を消して、ピクリとも動かないという、ヘンテコリンな鳥なのだ。 それでも乱獲されて絶滅の危機に瀕しているという、せっかく気を消してるのに、ぜんぜん身を守れていないという、ますますヘンテコリンな生き様の鳥なのだ。 なんとなく、勝ち星がつく瞬間だけ投げて400勝までたどりついた、ふてぶてしい晩年のカネやんとか、走り回らずに相手チームのゴール前にだけずっと貼りついて、ゴールを決めたときだけ派手にダンスをしちゃったりなんかする、ふてぶてしいベテランストライカーなどに似た生き様と云えなくもない。 また、この映像に登場してきた「芸能界一ふてぶてしい顔の俳優」と紹介され、鳥の写真を見て「うーん、ふてぶてしい」とつぶやいていた役者さんは、我が家の近所に住んでいるらしく、駅でよく出くわすのだ。 かといって、顔見知りというわけでもなく、知り合いでもない人と「こんにちは」とか「お仕事どうですか」といった、サザエさん一家のような気の利いたことを全く云えない私は、話しかけられないままに、ときどき彼と向かい合わせで電車に座ってたりもする。 で、この役者さんは、目が合ったりすると「ちっ、人の顔じろじろ見るんじゃねえよ」というような顔をして目を伏せ、無愛想な顔でゴルフ雑誌などを読んでたりするのだ。 その所作があまりに自然なので、彼は「普通のふてぶてしい顔のおっさん」然として、他の誰に声をかけられるでもなく、普通に電車に乗って移動しているのだ。 これはこれで、非常に好ましいことだと思う。ヘタに陽気な人気者だったりすると、居合わせてるこっちが落ち着かないからね。 できれば、いろんな「ふてぶてしいもの」を紹介してもらって、その都度このおっさんを登場させて「うーん、ふてぶてしい」とつぶやいてもらい、彼を「『ウソツキ』の女」に続いて、トリビアの準レギュラー化してもらえると、地元的には盛り上がると思うのだが(?)。 彼が、道で出会った小学生に「うーん、ふてぶてしい」などとからかわれ、「コラ、待ちやがれ!」と云って、子どもたちを追いかけている光景を、見てみたいものだ。 ううむ、こんなしようもない話を書くのに、どうしてこんなに字数を費やす必要があるというのか。 毎度のことながら、我が筆力の拙さを痛感するネ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
January 19, 2006 08:56:17 PM
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