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テーマ:高校野球(3671)
カテゴリ:こころについて
夏の甲子園3日目第1試合、関西高校vs文星芸大付属の試合。
早朝に目が覚めてしまったので、そのまま勉強したあと、ややうつらうつらしながら見ていたのだが、そのときは関西がガツンガツン文星の投手を打ちまくって圧倒していたかに見えた。だからたぶんこのまま関西の圧勝かと。 ふとバチッと目が覚めて得点をよく見ると、9回ウラで1点差になってるではないの。 とはいえ、アウトカウントも2アウトで、あと1人抑えれば関西の勝利かと思われた。 そのあと、大逆転劇が起きた。ディテールは、たぶん多くの皆さんがご存じでしょうから省略しますわ。 いやー関西高校、今年の夏こそは、これまでの悔しい最終回逆転の悪夢を一掃して、勝ち進んでくれると信じていたのだが。 春夏4連続出場し、そのつど戦力的に見て優勝候補に挙げられてはきたのだが、覚えている範囲では、いつも終盤に逆転されて涙を飲んでいる光景しか記憶にない。 どうも彼らは、そういう星の下に生まれついているか、甲子園の神様におちょくられているとしか思えない。ひでえ神様だぜ。 文星芸大付属の粘りも見事だったが、関西の悔し涙のほうにどうしても目がいってしまう。 判官びいきで申し訳ないが、性格的にこういうチームが好ましくなっちゃうのだ。 彼らは高校生だから、自棄酒なんか飲めないわけだからなー。つーか当たり前だけど(笑)。 どうやって、これまでの悔しい思いをすすいで、立ち直っていくのだろう。 インド風エースのダース君は、試合終了のあと、帽子のつばで目を隠し、上を向いて涙を懸命に止めようとしていた。 いかに引きずらない性格の人間だとしたって、去年の夏から3連続で深い痛手をこうむってしまっては、笑顔を取り戻すのには時間がかかるというものだ。 オレがダースだったら、多分しばらくはうつになるな。 「堂々と戦ったんだから胸を張れ!」なんて、そりゃあ他人事だから何とでも勝手なこと云えるけど、本人の思いを無視して、そういうきれいごとを云うことは許さん! ヤツが立ち直りの早い男ならそれでもいいけど、もしナイーブな男なのならば、どうか、周りがしっかり彼の心の傷をケアして欲しい。 卒業の頃には元気を取り戻して、自分で「ども、ラストの逆転負けでおなじみのダースです」なんて、ギャグの自己紹介でもかまして、胸を張って堂々と卒業して欲しい。 まあ、さすがにそこまで心配するほど落ち込まないだろうし、オレには全く関係ない話だけどさ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
August 8, 2006 11:45:39 AM
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