カテゴリ:犬についていろいろ
先日Sue Sternbergという人の「シェルタードッグ」というドキュメンタリー番組を見ました。
彼女はニューヨーク州の田舎で非営利のドッグシェルターを運営しています。 SternbergさんのシェルターはNo Killシェルターではないので、安楽死のシーンがあったり、みているときついシーンが多々ありました。 彼女はシェルターに来た犬に性質テストをして、もし問題のある犬がいたらすぐに「この犬は私の手に負えないから安楽死させた方がいいです」という判断を下していました。この彼女のやり方は論議をよんでいるそうです。判断があまりにも早く冷静に見えます。でも彼女が犬をすごく大切に思っているという気持ちはとても伝わってきます。 私がボランティアをしているSPCAはNo Killシェルターです。そういう意味では本当に恵まれているんだと思います。もともとアダプトされる可能性の高い犬を選んでいるので、ほとんどの犬が新しい飼い主に引き取られていきますし、引き取り手がつかなくてもいつまでもシェルターに残ることが出来ます。 ですから犬にあまり悲壮感もなく、滅多に辛い場面に出会うこともありません。昔「シェルターでボランティアをしていて辛くならない?」と聞かれたことがありますが、ここではスタッフもボランティアもニコニコしながら働いています。 でもほとんどのシェルターは限られたスペースやお金しかなくて、どんな犬でもやってきます。シェルターの中で助けられる犬と助けられない犬を振り分けなければならなりません。そんな中でsternbergさんみたいな決断は必要なのかもしれない。 可能性のある犬に時間をかけて助けていく。全ての犬を助けたい、願ってはいても年間莫大な数の犬が安楽死(日本の状況では安楽死と言えないでしょうが。。。)を迫られている。その現実を考えると全てはとても助けられない。 いろいろなシェルターを見る必要があると思い知らされました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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