玉藻

2006/05/10(水)00:30

TB:好きな人にどこまで譲歩できるか

TBネタ(24)

pgの囲碁友達:BUBIさんのblog「遠き山に日は落ちて・・」より 好きな人にどこまで譲歩できるか についてのトラックバックネタです。(詳しくはリンク先を参照のこと) さて、このお話は創作小説の中の設定ですが、ありそうでなさそうな人間関係です。 条件 「私」と「彼」は長い間つきあっていて、結婚と言う形式はとっていないが同居もし、家族同前である。 「私」は「彼」に命を助けられたことがある。 「私」は「彼」の事が、大好きである。 「彼」は「私」の事が好きで大事にしたいと思っているが、他に「好きな人」も作ってしまう。 「私」は「彼」と一旦切れて離れていたこともあったが、やはり「彼」の事が好きなので、よりを戻してしまった。 「私」は「彼」が他に「好きな人」が出来たことも知っているし、それを許してしまう部分がある。結局自分のところに戻ってくるだろうとも思っている。 「彼」は「私」に「俺は、ずっとお前のそばにいると約束したよ。その約束を破るつもりはない。だからお前が俺を嫌にならない限り、俺の方から別れるつもりはないんだ。だけど、あいつ(恋人ですな)のことを愛している。お前にはそれを理解して欲しい」と言い、また「もしお前が俺との関係をもう続けたくないと思うなら別れてもいい」とも言う。 「私」は「彼」の浮気を気楽に許す気にはなれない。 こういう条件です。 こういう条件の恋愛関係であった場合、「私」と「彼」はどうつきあっていけばいいのか。 別れるべきか、続けるべきか。 この関係、pgには非常に巧妙に作られた軟禁状態に見えます。 「彼」は「私」を動けない状態に追いやっている、というわけ。 好意を持っているとわかっているからこそ、何をやっても許されるとたかをくくっているからこそ、こういう状況で平気に浮気できるわけですね。 「彼」の言う「もしお前が俺との関係をもう続けたくないと思うなら別れてもいい」という言葉は、精神的に相手を追いつめて、答えを自己責任で出さそうというものでしょう。 とどのつまり、「お前が出した答えだから、俺には責任はない」「決めたのはそっちだ」「俺が言い出したことではない」と言い逃れするための、防御壁です。 この設定ではまだ結婚していない状態ですが、もし「私」と「彼」が結婚したら、この関係はまともになるでしょうか? pgは絶対にならないと思います。 「お前が俺を選んだから、もし俺のことで不幸になったとしても、お前が決めたことだろう」という言い逃れが出来る。 その上、「彼」は常に自分が上にいられるので、日常のちょっとした不満も「私」にどんどん押しつけてくるでしょう。 たとえば、「料理がおいしくなかった」という時に、普通なら「おいしくない」と言うくらいですみますが、こういうタイプは無言で箸を置き、そそくさと食卓を立って自分でカップ麺にお湯を入れて食べ出す。 「私」は焦って「おいしくなかった?ごめんね」と不安になって、謝りますが「彼」は知らん顔。 たとえば外食の時、二人でメニューを選んでも「私」に選ばせて、おいしければ文句をいわず、気に入らなければ「お前の選択が悪かったから、まずいモノをくわされた」と怒りだす。 つまり、悪いことはみな「私」の責任にして、良いことや普通の事に関しては、何もいわない(感謝の気持ちも表さない)というモラルハラスメントに化ける可能性がありそうです。こういう状態になると「私」の立場はすでに無いものになって、「彼」の都合のよい生活だけになるでしょう。 pgはBUBIさんの掲示板に 「経済的に自立しているなら、別れる。していないなら寄生して、女性(妻:彼女)としてではなく母親代わりとあきらめて、彼にそれなりの代償をはらってもらう」と書きました。 みなさんは、この「私」と「彼」の関係をどうお感じになりますか? 「私」は「彼」を愛する心のままに、このまま共に生活していけるでしょうか? そして、それは「私」がどれほど「彼」を愛していれば、乗り越える事ができるのでしょうか?

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