|
テーマ:今日聴いた音楽(74578)
復活した新生UKともいうべき、UKZのライヴを観て来
ました。「観て来ました」と書きましたが、「体験してき ました」ともいった方が適切ではないか、と思うような充 実した内容でした。 ![]() オリジナルのUKは、1978年にプログレッシヴ・ロック最 後の"スーパーグループ"として誕生し、翌年末には解散し てしまった幻に近いバンドです。 その"幻性"は、当初の4人のメンバーの音楽性があまりに も違うのにも拘らず1枚のレコーディングのために格闘し、 その結果がファンの想像をはるかに超える"プログレッシヴ" だったものから、聞く者全てが溜息を漏らしたであろう、 その溜息に似ていると思います。 解散後のメンバーは、夫々その後の活動で来日公演を行っ ており、UKの楽曲も何度か耳にしていましたが、このバ ンドの音楽性の鍵を握っていたエディ・ジョブソンが、そ の後積極的な活動をせず姿を見せてくれなかったところに その幻性に拍車がかかっていました。 今回のUKZは、そのエディ・ジョブソンがリーダーのバン ド。当時のライヴには参戦できなかった若造として、長年 待ち焦がれたご本人の肖像と演奏を、冗談ではなくこの世 に生のあるうちに体験して確認しておきたい、そんな信心 がかった強い気持ちがありました。 セットリストは、UKのライヴ盤と同じく「ナイト・アフター・ ナイト」で始まり、続いて「アラスカ」に雪崩れ込むころ には、感激して涙がでそうになるくらい素晴らしい演奏! いえ、演奏だけが素晴らしいのではなく、そもそも楽曲が 30年経ってもまったく色褪せていないので、その力強い 演奏に明確なコンストラクションを与え、21世紀におい てもプログレッシヴ・ロックが逞しく生き続けていることを 明確に主張していました。 ライヴは都合2時間半にも及び、アンコールの最後には UnKnownの美ノ辺純子さんがエレクトリック・ヴァイオリ ンで飛び入り参加! こんなに充実した内容は、ダブルトリオだった頃のキング・ クリムゾン以来でした。 ライヴ終了後にはエディのサイン会も開催され、もちろん 私は「あなたに会えてとても嬉しいです。20年間あなたを 待っていたので、まるで今夜は夢のようです!」とお話し たら、とても嬉しそうに「ありがとう!」と言って下さっ て、本当に夢のようでした!! 来年の3月には再来日のプランがあると言ってましたので、 ぜひとも実現させるべく皆で応援しましょう!!! ![]() 感謝! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009年06月14日 12時06分10秒
コメント(0) | コメントを書く
[] カテゴリの最新記事
|