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2010年02月02日
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カテゴリ:
稀音家千鶴師匠のコンサートが開かれるとお聞きしまして、出掛
けて参りました。師匠の演奏会は昨年6月以来ですので、約半年
ぶりです。

ニューイヤー・コンサート2010~和洋幻想~

前回は小ホールでしたけれども、今回はSTB139というライ
ブハウスです。前回との音の違いが興味津々です。

今回も、カラーコンサルタントの鳥沢久美子先生がお声を掛けて
くださって席を確保済みでしたので、桟敷席の特等席から楽しま
せていただきました♪

今回は「和洋幻想」がテーマで、ヴァイオリニストの木野雅之さ
んを中心に、和洋さまざまな楽器による演奏が楽しめるという趣
向だったのですが、この木野さんという方がまるでニコロ・パガ
ニーニのような演奏をされる達人で驚きます。

また、チェロの伊堂時聡さんは全てのアンサンブルを下支えする
頼もしい演奏で魅了し、他の出演者の方は夫々の楽器の持ち味を
最大限に引き出す演奏で風景を描いてみせてくれました。

尺八の川村葵山さんがソロで演奏された「木枯らし」では、息と
運指の完璧なコントロールで、渦巻きつつ吹きつける風を表現さ
れバックの壁には冬の情景が映し出されたようです。

STB139

我らが千鶴師匠は、勧進帳の安宅関をご披露。杵屋佐登繭師匠と
の息の合った激しい演奏は、まさに越中伏木の如意の渡しです。

ライブハウスという空間は、コンサートホールと違って中音がス
トレートに出てくるところですから、間の合った激しい演奏を聞
かせるには絶好の場所です。この選曲の妙に唸った方も多いので
はないでしょうか。

西洋の楽器と日本の楽器をライブハウスで共演させる、というユ
ニークな試みに付けられた「和洋幻想」というコンセプトですけ
れど、外に向かって空間中を響かせようとする西洋の楽器と「音
は演奏者の内側で鳴っている」という和楽器とのコントラストが、
バックの壁に映像を描き出すことになっていたのが、非常に興味
深い果実となって結実していました。

その意味で、今後も開催されるであろうSTB139での演奏会
は、和洋の楽器を理解する大変貴重な機会だと思います。

感謝!





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Last updated  2010年02月02日 14時53分29秒
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