カテゴリ:カテゴリ未分類
名刺ネタをもうひとつ。
東京の某支部で開業してからほどなく、支部が派遣する形の市民相談を定期的に担当していた。 これは、弁護士、税理士、司法書士、土地家屋調査士、行政書士などが各相談室に陣取り、訪れる市民の相談担当するというものであった。 役所担当者、市長などが同席し、各相談担当士業者などを慰労するささやかではあるが酒宴が、記憶は定かではないがたぶん年に1~2回あった。 市長は左手に名刺、右手にビールを持って順にビールをついで回る。他の参加者は嬉々として名刺交換している。開業したてで、世間を知らない私はありがたくビールは注いでもらったが、名刺をあえて出さない。常に相手から名刺を求められるであろう地位の人間が無視されたような形。市長は手にした自分の名刺をどうしていいかわからず、そこでフリーズしてしまったようだ。 その時は、「たかが市長」とまるでナベツネ状態だったことを思い出す。 相手が出すまで出さない。相手が出しても気に入らなければ出さない。何かわけのわからないプライドみたいなものがあったようだ。 相手が誰であってもへりくだる必要はないが、無意味なツッパリはやっぱり若さか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|