2010/02/18(木)13:00
タバコと僕、僕とタバコ
ウチの近所に、雑貨店兼書店の「ヴィレッジ ヴァンガード」というお店ができたんですが、ここは面白くて、喫煙具を売っているかたわら、禁煙のための本も置いています。
そこには『禁煙セラピー』という本が平積みされていて、簡単に読めそうだったので、手に取ってページを繰ったのですが、つい引き込まれて、15分であらかた読了しました(お店の方、ごめんなさい)。
それから5日間、タバコを吸っていません。昨日も飲み会でしたが、手を出しませんでした。
この本の中で心に残ったのが、正確な引用ではありませんが、
1.タバコを吸うために、嘘をついたり、言い訳が多かったりしないか?
2.タバコと付き合っているのではなくて、タバコに支配されているのではないか?
という点です。これには発奮しました。
タバコは、吸うのに気兼ねが要ります。そうさせる世の中ですし、少なくとも僕はそうです。
そのために、吸おうとする都度、小さな嘘や言い訳を、人に言ってみたり、心でつぶやいてみたりしているのです。これは情けない。
それから、支配される自分でいいのか、という気持ちにもなりました。
支配するのはお前じゃない、俺だ。
そう思うと、ニコレットのTVコマーシャルに出ていた、あのタバコの憎たらしい顔が浮かんできて、負けてたまるか、という闘志が湧いてきます。
というわけで、いま僕を駆り立てているのは、「健康」や「子ども」のためよりも、タバコごときに自分をコケにされることへの敵愾心のほうが大きいようです。だから、横で吸われても、何とも思いません。
これでやめられたら、儲けものですね。
タバコと人との関係は、十人十色だと思われます。
それによって、吸い方や距離の置き方も全然違うはずです。
僕はたまたま、上記の言葉が琴線に触れましたが、一概に、どうしたら良いかということは言えないと思います。
他人様に負担や迷惑をかけないための配慮を怠らないかぎりにおいては、別にタバコを吸ってもいいと思いますしね。