週刊パラダイス♪

2010/05/03(月)00:15

再会、未練……金で身請け

ご近所めぐり(18)

今日は、パパ友・ママ友たちと一緒に、大井競馬場に行ってきました。 競馬観戦ではなくて、ここの広い駐車場で開かれるフリーマーケットに、4家族合同で出店したのです。 僕は、不要になったNゲージ関連を持って行ったのですが、敷物を広げて、さあ並べようかというところに、人がうわーっと集まってきて、一人のお客さんが「ここにある車輌、全部買います」だって。 あ、はい……。と心の準備ができる前だったので、阿呆みたいな返事をして、持って行かれてしまいました。 ウーン、ちょっと待って欲しかった。原価を計算する間もなく、叩き売りみたいになっちゃいました。 要らないと思って売りに出したはずなんですが、惜しいことしたな、と今さら悔やんだりして。 目玉商品が一瞬でハケてしまったので、残ったシーナリー用品とか、車番の切り文字のハンパとかを売ってましたが、客足も遠のいたので、よそのお店を物色しました。 行った時間が遅かったのか、鉄道模型を扱っているお店はありませんでした(唯一、TOMIXのカタログを置いているお店はあった)。 ところが、一目惚れしちゃったんです。 エスエス製薬のマスコット、ピョンちゃんの人形です。 実はうちの父の実家が薬店で、エスエス製薬の特約店だったんです。 ピョンちゃんにはすごくなじみがあって、旧い友だちに再会したみたいでした。 店は祖母が亡くなる少し前にたたみました。 祖母が生前話してくれたことによると、閉店を見計らっていたかのように、どこかの青年がやってきて、店先のピョンちゃん人形や、もしホーロー看板が眠っていれば譲って欲しいと祖母に頼んだそうです。 祖母はそんなものに価値を認める市場があるとは知らないので、そうでっか、処分にも困っとったよってに、持って行っとくなはれ、と快くやってしまったそうです。 僕はその話を聞いて、金銭的価値はどうでもよかったのですが、返すがえすも惜しかったな、と思っていたのです。祖母の家の思い出を、勝手に切り取って行かれたように感じたんですね。 で、今日見つけた、ちょっと小さいピョンちゃん。 持ち主の方に値段を聞いて、さすがのコレクター価格にちょっと腰が引けましたが、大げさに言えば、思い出を取り戻す気持ちで、エイッ! と買ってしまいました。 ▼しょうがないです。今日、会っちゃったんだもん。 結局、おもちゃをおもちゃに交換しに行っただけでしたねf(^_^; 値段を聞いて、嫁も、他の人々も、目が点になってました。 まぁ、思い入れのあるもののほうが、本人的には価値がありますので……。

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