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晴れた日にはリネンを干して

最近読んだ本

 近頃とみに涙腺が弱くなったせいもありますが、早くも今年のベスト10候補に巡り会ったようです。
日本一不器用な、でも息子を心から愛する親父ヤスさんに泣かされます。
ヤスさんをまわりで支える、住職やその息子、呑み屋のママなど脇役もステキです。

 これは、映画化やドラマ化された本好きの(他はイマイチ)息子のオススメ。
ご存知ガリレオこと湯川教授の長編ですが、犯人に感情移入してしまいます。
科学的なことはちんぷんかんぷんですが、犯人の心理を追うだけでも十分楽しめます。
最後はしてやられたって感じです。

 近頃警察小説に凝っているダンナの本を拝借しました。
私の場合、登場人物に感情移入できない小説はのめりこめない。
事件の推理は二の次で(事実あっという間に犯人はわかる)、この事件をどう扱うかという警察の動きがメイン。

 短編集ですが、最初の1編目でいきなり泣いちゃいました。
どの作品も親心またはふるさとへの思いがテーマです。
実家を離れて一人暮らしをした事のない私には、ふるさとへの思いは想像するしかないけど、
親心は痛いほどわかる。だから泣けます。
さるちゃんにも読んで欲しいけど、ヤツにはまだわからないだろうなぁ。。。

 待望の宮部みゆきの新刊。
正直ファンタジーなので、どうよ?と思っておりましたが、期待を裏切らず、ぐいぐい引き込まれます。
映像化させたくないから、こんな想像不能なすごい異世界を構築したのでは?と思うほど。
この人はこんなこと思いながら物語を作ってたの?とも驚かされます。
どんな人もまっとうに頑張って生きていく他ないんだ、というエールも健在です。

 これまた、さるちゃんから借りました。
面白いけど、短編はトリックがメインで人物や心理描写はそれほど重きを置かれないので、
私は長編の方が好きです。
連作ドラマにはもってこいなんだろうけど。

 これはダンナのオススメ。
笑う警官、警察庁から来た男と続く、北海道警シリーズ。
前作を読んでない人のために、何度も”笑う~”の補足説明がありますが、
やっぱり前作読んでたほうがわかりやすいし、面白いと思う。
でも、迫力、スリル満点だった笑う~ほどではなかったかな。

 言うまでもなく映画化された本の好きなさるちゃんから。
予想以上に面白かったです。主人公の医師と院長先生の掛け合いは秀逸。
「人の話に本気で耳を傾ければ問題は解決する」名文句です。

 さるちゃんに本を読ませよう作戦で、懐かしの宮部みゆきを借りてきました。
古いのは、ストーリーけっこう忘れてるので、また楽しめます。
時代背景は古びても、登場人物が生き生きしているところは、ちっとも変わらない。

 チームバチスタの第2作。このシリーズ、人物描写がこんな人いるの?と思いつつ引き込まれてしまいます。
今回主役の看護師さんの仕事ぶりには脱帽。
彼女の仕事に向かう真摯な姿勢に、私も仕事頑張らねば!と思えました。

 チームバチスタ3作目。今回は殺人事件は起きませんが、それでも十分な読み応え。
病院の会議のやりとりが面白いなんて考えてもみませんでした。次回作も楽しみ。

 刑事鳴沢了シリーズで一躍有名になった著者の新シリーズ。
ハードボイルド鳴沢とは違った、うらぶれた中年男が主役。
でも、すねに傷持つ身の男が事件に立ち向かう様は、やっぱりD.フランシスの競馬シリーズの意識してるのかなと思います。
漢字2文字のタイトルも一緒だしねぇ。

さるお方のブログですすめらていたので・・・
「汚いものや汚れている状態をそのまま放置しておくと、そこにマイナスの磁場ができ上がり、悪い事態をどんどんひきよせてしまう」
・・・あるかも。と思ってしまいます。ハッピーなこともきれいな家のほうがいいもんね。
「あなたの住む部屋が、あなた自身」ともあり、お掃除しなきゃ!という気になります。

 しゃばけシリーズ3作目。
短編集なので、前作を読んでいなくてもOKです。
こんなに甘やかされて育っても一太郎はわがままにならずに育ってる・・・
なんでだろ?と、筋とは関係ないところで考えてしまいました。
でも、これ読んでると人間素直が1番と思えます。難しいんだけどね。

装丁がきれいだったのと、「夜のピクニック」がよかったので、思わず借りてしまいました。
アパートの1室で明日からは別々の生活を始める男女が交互に語り手となって進む話の行方が気になって、先を急いでしまいます。
「夜のピクニック」もそうだったけど、きょうだいになんか思い入れあるのかなぁ。

しゃばけシリーズがヒットした畠中恵の、これは非しゃばけ本。
百年経った古道具がつくもがみという妖になる・・・これはその短編かと思いきや、(いや短編集だけど)
実は切ないラブストーリィがひそんでいます。
最初はどうしようもなく軽いオトコ?と思えた恋敵も実はけっこう骨のあるヤツだったり、しみじみしました。

しゃばけシリーズの2作目です。
今回は、若旦那のそばにいる妖(あやかし)美形の仁助の過去、
彼の3千年越しの恋など、興味津々の話題も。。。
でも、最後の話が1番、つ~んときました。
人の優しさやあたたかさだけでなく、妬んだり人を疑ったり、
人の哀しい部分もきちんと見据えてる、そんな気がします。

大好きな山本ふみ子さんのくらしのエッセイ。
もちろん、生の彼女を知らないのですが、ユーモアたっぷりに暮らしを楽しみつつ、
でもまじめに暮らしと向き合ってる、そんな感じがして好きです。
子どもに持たせるお弁当に添えるみかんに毎回顔を描く、好きだなぁ。

ブログ本編でも書いたので詳しくはそちらを・・・
かつては悪ガキ三匹だったアラ還の三匹のおっさんが町内の悪事に立ち向かう、
痛快現代時代劇です。
彼らの孫および娘(どっちも高校生)の、恋の行方も気になります。

































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