エジプト出身のドニア・サミル・ガネムさんは歌手だけではなく女優としても有名です。そしてこの曲アラビア語で「ケセット・シェッタ」は日本語で「冬の(男女の)物語」という意味で、その曲の内容はすごい悔しくてかわいそうで泣けてくるこの秋にぴっったりのはなしですがこの曲の中では冬物語です・・・。「彼女は雨の降りしきるなか、外に出かけて行った・・・」。「彼女はこの冬の寒さなんか気にもかけていなかった・・・」。「なぜ彼女が冬の雨のふるなか外にでかけのかというと、(彼女が心から愛していた)彼がこのところ姿を見せなかったためだった・・・」。「彼女はなぜ彼が姿を見せなくなったのか理解できなかったためだった・・・」。「彼女は二人が夜にいつもいっしょに出かけて行った場所へと来てみたのだった・・・」。「(するとそこにいた)彼は彼女を見つけるとすぐに声をかけてくれたのだが、彼女はその彼の言葉からもうすでに彼の心が自分から遠く離れていることに気がついたのだった・・・」。「彼女は久しぶりに会った彼の話すことを聞いてびっくりして、倒れそうになるのをおさえて座って彼の言うことに耳を傾けたのだった・・・」。「彼の言うことはどれもこれもすべてこれまでの二人の関係の終わりを告げるものだった・・・」。「彼女の心配していたことは、ついに本当のことに、現実のことになったのだった・・・」。彼は彼女をぶっきらぼうに見上げて、無造作に「ごめん・・・」と言った。「それでも彼女は彼を見つめながら二人がいちばん楽しく過ごしたある夜のことを思い出していた・・・」。「ほんとにあなたなの?あのやさしかったあなたがこの私の心を粉々に砕け散らそうとしてるなんて・・・」。「あなたの渡しに優しかったあの心は死んじゃったの・・・」。「彼女は再び彼の目を見てわかったわ・・・と言った・・・」。「私もあなたに同じことを言おうと思ってここに来たのよ・・・」。「私は(最初から)この愛が欲しくなかったみたい・・・」。というと彼女はすぐにその場を去ったのだった。このとき初めて彼女はこの冬の雨の冷たさを思い知ったのだった・・・。というなんというかわいそうでけなげでかわいらしいアラブ女性なんだ自分ならおもいきり彼女を抱きしめたいと思いながらこのバカ男を腹立たしく思うこの秋の夜長です・・・。まるっきり今のこの自分と正反対です逆バージョンというのか・・・。自分の場合、つきあっていたスリランカ人の彼女にこんな感じでいきなりバイバイされたのを思い出す、秋が深まっていく今日このごろです…。アメリカに見捨てられたクルド人の気持ちがよくわかります…。