3 minutes happiness

2005/09/04(日)21:25

山の郵便配達

松本から帰って来て、夕方から映画を鑑賞しました。 それも中国の映画を。 高校生の頃深夜によく中野にある小さな映画館に行っていた時に中国の映画を何回か観た事があった。 名も無い普通の人の生涯を題材にした物がやたら多かった。 今回観た映画は、今年の初めに深夜に放映されていた時ちょこっと観てこの映画の存在を知っていた。 そして蔦やに行ったところ偶然にもこの映画と再会してつい借りて来てしまったのである。「絆」というテーマが悠久たる中国の大自然の中に叙情豊かに表現され、現代の拝金主義が生み出した問題に一石を投じているかの様な作品でした。 いつまでも胸に響く余韻が残る感動のある作品でした。 世間では郵政民営化に賛成だの反対だのと騒がれていますが、もし民営化になった暁には採算のとれない山村の郵便局が消える恐れがあると言われています。 それに伴い職を失う人や、長年地元に密着した配達業務などが失われていく可能性があるかと思うと非常に切ない思いに苛まれます。 この映画を観て、構造改革の一環と言う名のもとに郵政民営化が挙げられていますが決して安易に考えてはいけない問題だと再度実感させられました。

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