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2006年09月16日
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たくさん励ましをいただいて、本当にありがとうございました!
お通夜・告別式は18日19日と決まって、ちょっとだけぽっかり空いた時間になっています。
なかなか喪主って忙しいものですね。
この10年でお葬式は4回目ですが、私がメインなのはやはり初めて、すごく緊張しています。

母が10年ほど前に亡くなった時、入院してたった3日で昏睡におちいってそのまま亡くなってしまったので、死に顔はとても幸せそうでした。
死んだ人に向かって幸せ?と思われるかもしれませんが・・幸せな夢を見ているようでした。
生きている時は苦労ばかりだったので、その幸せそうな顔が、どこか美しい場所に行ってしまったんだって感じさせて、悲しい中にもしみじみとさせるものがあったのかもしれません。

けれど今回は実は穏やかとは言いがたい顔で亡くなったので、私は結構ショックでした。
昏睡から死に至る時間、たまたま私は病室に1人きりでしたが、痩せて衰弱しきった父が、あそこまで苦しむなんて・・という喘ぎが続いてて、激しく咳き込んで、ベッドから体が数センチ持ち上がりました。
そして息が止まって・・またヒーという音とともに呼吸がわずかに戻り・・また止まって・・そこで妹たちが戻ってほっとしましたが、それが数回繰り返されたあと、呼吸はもう戻りませんでした。
やせ衰えた顔に異様に大きく見開いた目、苦しんだ息のせいでひしゃげて開いた口。
妹たちはおいおい泣いていましたが、私は「この顔をなんとかしてあげなくては」と思ってしまったのです。
目を閉じさせて、首の下に置かれた枕を引っ張り出して頭を持ち上げて、口を閉じさせました。

もう病んでいるのが長かったから、私は父の死は間近いとずっと覚悟していました。
残り少ない命を見守るのは誰でもできても、死を見送ることは私の責任なんだってずっと決めてきました。
だから涙より先に、その思いの方が強く自分を突き動かしました。
悲しいけど、あまり泣いていません。こういう立場だと、そうなるものなんだとわかりました。
まあ、父だからでしょうけど・・ダンナや子供だったらとてもできない冷静さかもしれません。

いろいろやることばかりで、慣れない喪主に昨日からてんてこ舞いしています。
こんな時なのに、生前の父の愚痴を言ってくる知り合いに足止めされたりみたいなこともあったりしましたが、なんとかやることは一つ一つ終わって、気がついたら四十九日・・ということになっているのかもしれません。

父が亡くなった、という悲しみは妹たちと共有できるものですが、私がこういう気持を抱えてこの数日をおくっていたというのは、やはり私だけの気持でそこまで気持に添ってもらえはしないと思っていますから、ブログに書く正直な気持ちに励ましをいただいたことの方が励みになってうれししかったです。
しばらくコメントもできないと思うんですが、また落ち着いてものが書ける日に、またお付き合い続けさせてくださいね。





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最終更新日  2006年09月16日 16時24分34秒
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