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カテゴリ:崖の下のミュー
振り返って夜間の病院を見あげると建物の角を吹き抜けの階段が黄色い光に照らされてずっと上へと続いている。
空調の低く重い振動が、食い残されたたましいの死すべき部分に共鳴し、ぱらぱらと薄っぺらい断片が振り落とされていく。 圧倒的な粘度の高い物質で占められた空気の中を進んでいくと、前方の暗くぼやけた道の先には乾いた闇が存在していた。小さく燃えあがる光が走り去るのが見える。 引用;超自然的認識,シモーヌ・ヴェイユ,勁草書房,1984.10.25. お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009/03/02 07:11:28 AM
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