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ミニが欲しいと思ったのは今から数年前。
僕が免許を取った頃だった。 あまりにも昔過ぎて、理由は忘れたけれど 欲しい気持ちは衰えたことがない。 数年間、何度かミニが手に入りそうなお金を持っていたこともあった しかし、他のことに使ってしまった。 その時、あきらめなかった。 体制を整えて、ミニを狙っていた。 いつも僕の中の弓矢はミニの的を狙っていたのだ。 無一文になって出発しても、ミニだった。 「ナイアガラ君は欲しいものある?」 ときかれれば 「ミニです」 と答えた 「乗りたい車とかある?」 「ミニです」 「お金をためてどうするの?」 「ミニです」 「どんな女の子が好き?」 「ミニです」 「最近のテレビ、ちょーつまんなくない?」 「ミニです」 町でミニを見かければじっとみる。 本屋でミニの雑誌を見かければ見る 中古車雑誌でもミニしかみない。 そうしてここ数年間は生きてきた。 プロジェクト・ミニ 下見 モータースで今の車(ママの)を見てもらった後、モータースのお兄さんと、僕の兄で、ミニの専門店に行くことになった。 モータースのお兄さんの知り合いらしい。 田舎の田んぼの路地脇にそのお店はあった。 そこには「ローバー認定」という看板がついていた。 ミニは5,6台あり、その他にはスバルの昔のスーパーカーなどマニアックな車が置かれていた。 おくから店長が出てきた。思ったより若い、30半ばくらいか? その店長に僕は質問攻めをする。 97年以降のミニはそれ以前のミニとどう違うのか。オーバーヒートの危険性は? ショックはどうか?ブッシュ類の消耗は?車高は?燃費は?サビは?どうして僕はこうまでしてモテないか? 店長はマジメに真正面から答えてくれた。 いままで本だけでしかしらないミニのぼくと、毎日実物を触っている店長の言葉におどろくばかりだった。 すると、モータースのお兄さんが 「彼は、いままで一度もミニに乗ったことがないんだ、店長、エンジンかけてすわらせてもらえないかな?」 と言った。 店長はかるく「いいですよ」といい、一台のミニにエンジンをかけた。 「ぶるろろろろろ」という低い音がミニを包む。 どうぞと言う手つきでぼくはミニにのる はじめてミニに乗った。 計器類とハンドルとミラーなどがぼくを迎える。 いままで本の写真でみてきた計器類が質感とともにぼくの目の前にある。 ハンドルに手をかけてみると、は!っと気づいた。 ミニじゃない!ていうか、広い!普通車の運転席に乗っている感じだ。 みわたすと、車幅もしっかりわかるし、変なクセもない。 そうぞうと全く違った。 なにより ぼくでも、操れそうだ。 と感じてしまった。 なんてこった!このまえ、職場の上司と一緒に「社会勉強だから」という理由で行った、お姉さんのいるお店でのぼくと全然違うじゃないか! 店に入ってソファーに座る ミニのシートに座る はじめてみるお姉さんが近くで笑顔で話し掛けてくる 計器類やハンドル、アクセルペダル、ミラーがぼくを見る 「い、、、、あの、、お酒はのめません。。。」 「これに乗ってどこに行こうか」 (何、話したらいいんだろう。。。。てか、誰?) (誰を乗せて、どこにいこうかな、何をしようかな) この差はなんだ! ぼくのひらく扉はこっちだ! ぼくのミロがる未来はこっちだーーー!! と思ったら、店長が「どうですか?」と聞いて来た 「おもったより広いですね」「みんなそういいますよ」と笑顔で答えた。 その後、お店を後にした車の中でモータースのお兄さんが 「いやぁ、あんまり興奮しているようで、今すぐ決めてしまいそうで怖かったよ」 といったら 兄が「大丈夫ですよ、コイツはそういう人じゃないから」(つまらん男認定) その後、兄と二人で別のミニ専門店に行く。 そこにも色々なミニがあり、お店の人と話た。 ミニの店はなぜ、奥にマニアックな車の修繕などをしているのか、 そしてなぜ、ああもマジメで正直に車を説明するか。 ぼくは思った、 ミニが好きな理由は当の果てに忘れてしまったが、この車に間違いはないって。 そして、仕事中に職場のお姉さまにいつもミニの話をしている。 明日は研修で出張だ。多分、ミニしか考えない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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