テーマ:☆詩を書きましょう☆(8462)
カテゴリ:詩
あなたを好きになるほど わたしは自分が嫌になる 何にもいえなくなってしまう 何を怒って、何を喜んで どうして苛立っているのだろう まっすぐ過ぎるあなたの言葉に 裏をくぐっているのだろうか 現れていく自分の愚かさ これが本当のわたしなんだと 思い知ることが嫌なのだろうか
なにか言ってくれよ そう言ってため息を付くあなたを 受話器の向こうで聞く ますます言葉に詰まる ただ、話をすることも出来なくなって ずっと聞いていたいのに 今すぐ切ってしまいたくなる
わたしは、冷たいのだろうか あなたは、毎日寂しいの? わたしは、寂しくないと言うの? 声を殺して泣いている めがねを外したあなただけに ちいさな声を聞かせてあげる だけど気づかないほうがいいよ 慰めの言葉なんていらない あなたは何も悪くない やさしい言葉も あきれたため息も 全部同じように刺さってしまう あなたは何も言わないで 手出しもできない あなたを困らせるだけのわたしは 消えてしまえばいいと思う わたしは病んでしまったのだろうか
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Last updated
Aug 30, 2006 12:50:47 AM
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