カテゴリ:日常
ご無沙汰しています。 読書の秋ですね。 最近本をあまり読んでいないなー、という反省に立ち、最近のネパール情勢にも関わりの深い本を読んでみた。 『ネパールの政治と人権―王政と民主主義のはざまで』 著者は若いネパール人女性。カトマンズに住む学歴のある中産階級に属する新しいタイプの女性が書いたルポ。マオイスト地域に入ってゆくルポがメインで、その導入として、2001年の王宮事件、シャハ王朝の歴史について、触れていて興味深い。 翻訳には、ところどころ誤訳や事実誤認と思われる箇所が散見されるが(例えば、MPコイララは、BPの「異母弟」てはなく「異母兄」)、全体を通して決して読みづらくない。
『ネパール王制解体―国王と民衆の確執が生んだマオイスト』
1990年民主化を扱ったこの著者の『王宮を揺るがした60日』は、(エラソーなことを言って申し訳ないが)、読み応えがあまりなかった。 本作は、おそらく最もマオイストに近い日本人である著者でなければ書けない著作だ。 マオイストって何?と思っている人たちの疑問を解き明かしてくれる。
どちらも発行されてから日がたっていて、今更、、、と思われるかもしれないが、
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