足利事件の菅家さんを招いて緊急院内集会開催!
本日午前11:30から参議院議員会館第1会議室で、「足利事件を繰り返すな!取調べの可視化を求める緊急院内集会」(日弁連主催)が開催され、昨日東京高裁で再審開始決定が出された菅家利和さんや弁護団らが、国会議員やマスコミ関係者ら100人以上の参加者を前に、捜査の問題点などについて語り、一日も早い取調べ全過程の可視化実現を訴えました。 詳細は会報『さいしん』に掲載予定ですが、「担当弁護士さえ自分の無実を信じてくれなかったが、支援者の励ましがあったから、勇気を出して自分はやってないと否認に転じることができた」と菅家さんが語っていたのが印象的でした。 袴田巖さんに対しても静岡県警が長時間の過酷な取調べを行ったことについて、熊本典道さんが主任裁判官だった1審静岡地裁は判決文で厳しく非難しています。当時もし取調べが可視化されていれば、袴田さんが自白させられることもなく、自由を奪われることもなかったでしょう。取調べ可視化法案が衆議院でも審議され、早期に可決されることを切に願います。 なお、日弁連は7月4日(土)にも『「もう可視化しかない!」取調べの全ての録画を求める大集会』を開催予定です。http://www.nichibenren.or.jp/ja/event/data/090704.pdf