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袴田巖さんの再審を求める会のブログ

袴田巖さんの再審を求める会のブログ

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2021/01/02
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カテゴリ:支援運動
昨年12月22日付で最高裁第3小法廷が、袴田巖さんの再審請求を棄却した東京高裁決定を取り消し、審理を同高裁に差し戻す決定をしました。
 この決定を受け、本会は同27日付で声明を出しましたのでお知らせします。
(共同代表・福田)


最高裁決定に関する声明

 

最高裁判所は20201222日、東京高裁の不当決定を取り消して審理を同高裁に差し戻す決定をしました。袴田巖さんと姉のひで子さんにとっては、巖さんの再収監の可能性が当面消えた形になり、ひとまず安堵できる決定でしょう。しかし、これは死ぬまで再審請求審をやっていろと言われたに等しく、残酷に過ぎます。

今回の決定では、林景一裁判官と宇賀克也裁判官が「検察官の即時抗告を棄却して再審を開始すべきである」と明確に反対意見を述べているにもかかわらず、32の「スプリット・デシジョン」で、またしても死刑判決を維持したことに絶望的な怒りがこみ上げます。本音では再審が妥当と考えていながら、根幹が腐った司法制度や警察検察組織の改革を阻止し続けようとする権力側の意思をみごとに表した忖度決定だと言わざるを得ません。

私たちは、東京高裁での差し戻し審が、血痕の色変化に関する科学論争にいたずらに時間をかけることに反対します。速やかに静岡地裁の再審開始決定を確定させ、再審を開始して下さい。同時に検察には、今なお隠し持っている証拠を全て開示し、即時抗告を取り下げることを求めます。

巖さんとひで子さんの命には限りがあるのです。司法にこれ以上ふたりの命を弄ぶ権限などありません。私たちは引き続き、早期再審無罪判決の獲得を目指し、声を上げ続けます。

 

20201227

袴田巖さんの再審を求める会







Last updated  2021/01/02 11:32:23 AM
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2020/08/04
カテゴリ:カテゴリ未分類
袴田事件の1審・静岡地裁判決は、供述調書の中で起訴前の検事調書1通だけを証拠と認め、犯行のストーリーに反映させて、袴田巖さんに死刑を言い渡しました。

ところが、再審請求している袴田さんの弁護団は今年7月、その検事調書の作成日は改ざんされており、本来なら他の検事調書と同様に証拠から排除されていたはずだ、と主張する書面を最高裁へ提出しました。

弁護団の主張や書面の内容を紹介する記事が、ウェブの『刑事弁護オアシス』に掲載されました。
アクセス無料ですので、ぜひご覧ください。
      ↓
https://www.keiben-oasis.com/8610






Last updated  2020/08/04 09:12:43 PM
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2020/06/30
カテゴリ:カテゴリ未分類
2014年3月27日、静岡地方裁判所(村山浩昭裁判長、大村陽一裁判官、満田智彦裁判官)は、1966年6月30日に静岡県旧清水市で起きた味噌会社専務一家強盗殺人放火事件で、身に覚えのない容疑で逮捕され、その後47年7ヶ月も拘束され、死刑囚としては34年もの歳月を拘置をされている最中であった、袴田巖さんに対し、再審開始と即時釈放という画期的な判断を下しました。

この静岡地裁の判断の手前あたりから、私どもの動きもいよいよ忙しさを増し、袴田巌さんの裁判の支援の裏方で必要な活動の方に重きを置きましたため、このブログも止まってしまいました。当会の人的要因もあり、なかなか再開できないまま本日に至りました事、期待されていた皆さんには誠に申し訳なく思います。すみませんでした。我々の力不足です。この間は、本会の主な活動である会報の発行だけは、なんとか続けてまいりました。そして、機会あるごとに、「袴田巖さんの再審無罪を求める実行委員会」の一グループとして、裁判所や検察、法務省に要請書や署名を出すなど、行動を行ってきました。

そして本日、事件の発端である味噌会社専務一家強盗殺人放火事件(いわゆる「袴田事件」)が起きてから、54年が経ちました。袴田巖さんは現在、静岡地方裁判所の画期的な判断のおかげで、浜松のお姉さんのところで暮らしておりますが、まだ再審開始には至っておらず、身分は「死刑囚」のままなのです。

我々は、袴田巖さんがお元気なうちに、なんとか再審無罪を得て欲しい一心で活動しています。

このブログを再開し、なんとか少しでも袴田巖さんの再審開始と無罪実現の力になればと思います。

このコロナ禍で、大変な最中ではありますが、皆様どうぞ、袴田巖さんへのご支援を何卒よろしくお願いいたします。




有名な履けない犯行着衣。裁判中に巖さんは何度か犯行着衣とされるズボンの装着実験をしますが、履けませんでした。




2014年3月27日静岡地方裁判所にて

この後、2018年6月11日に東京高等裁判所の大島隆明裁判長、菊池則明裁判官、林欣寛裁判官が静岡地裁の再審開始決定を破棄したため、現在最高裁判所で審議中です。

どうか、袴田巖さんがお元気なうちに再審開始決定を!!!
Free Hakamada!!! Free Hakamata!!!

(M)






Last updated  2020/07/02 12:11:13 AM
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2014/01/11
カテゴリ:集会
 あさって1月13日、静岡市内で袴田巖さんの支援集会が下記のとおり開催されます!

「袴田巖さんは無実だ!即時再審開始を求める全国集会」
日時:2014年1月13日(月・祝)13:30~16:30(開場13:00)
場所:静岡県総合社会福祉会館(シズウェル)703会議室
   静岡市葵区駿府町1-70 TEL:054-254-5221
   http://www.shizuoka-wel.jp/shizuwel/docs/chizu.pdf
参加費:500円
主催:袴田巖さんは無実だ!即時再審開始を求める全国集会実行委員会
【構成団体】アムネスティ・インターナショナル日本/日本国民救援会/日本プロボクシング協会袴田巖支援委員会/袴田巖さんの再審を求める会/袴田巖さんを救援する清水・静岡市民の会/袴田巖さんを救援する静岡県民の会/浜松・袴田巖さんを救う市民の会/無実の死刑囚・袴田巌さんを救う会

プログラム:
・弁護団報告
「袴田事件第2次再審請求の決定を待つ」(主任弁護人・西嶋勝彦さん)
・ゲスト講演
「冤罪の構図と裁判官の責任」(ジャーナリスト・江川紹子さん)
・リレーアピール&メッセージ紹介
 輪島功一さん(元世界ジュニアミドル級王者)
 桜井昌司さん(布川事件冤罪被害者)
 杉山卓男さん(布川事件冤罪被害者)
 客野美喜子さん(東電OL事件ゴビンダさん支援者)
 免田栄さん(元死刑囚・免田事件冤罪被害者)
 赤堀政夫さん(元死刑囚・島田事件冤罪被害者)
 鈴木宗男さん(新党大地代表)
 ルービン・“ハリケーン”カーターさん(元終身刑囚・映画『ハリケーン』モデル)ほか
・袴田ひで子さん挨拶
ほか
※集会終了後17:30から懇親会があります。

 なお、集会前11:00から静岡駅北口駅前地下広場で街頭宣伝を行います(輪島功一さん参加予定)。

 また、翌日1月14日(火)は静岡地裁と静岡地検に要請を行い、世界中から集められた約10万人分の署名を提出します。この日の要請にはWBC世界フライ級王者の八重樫東さんもチャンピオンベルトと共に参加する予定です。

スケジュール:
10:15  静岡地裁前集合
10:30~ 静岡地裁要請
11:30~ 静岡地検要請
12:30~ 記者会見(県庁社会部記者クラブ)

 袴田巖さんの再審無罪を一日も早く勝ち取るため、13日の全国集会と14日の要請行動に皆さん是非ご参加下さい!よろしくお願いします!!

問合せ:090-2493-6627(実行委員会福田)






Last updated  2014/01/11 01:05:45 PM
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2013/12/16
カテゴリ:カテゴリ未分類

 今日午後1時15分から静岡地裁で、袴田ひで子さんと弁護団による最終意見陳述が行われました。これにより、2008年4月25日の再審請求書の提出以来、約5年8か月に及んだ袴田事件第2次再審請求は結審することになり、来春にも裁判所(村山浩昭裁判長・高橋孝治裁判官・満田智彦裁判官)が再審開始の可否について判断する見通しとなりました。

 弟の無実を信じ冤罪を晴らすために共に闘ってきたひで子さんの47年間の想いが込められた陳述書の全文を掲載します。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

2013年12月16日

静岡地方裁判所刑事第1部
 裁判長 村山 浩昭 殿

陳 述 書

 請求人の袴田ひで子です。
 弟巌は無実の罪で47年間獄中におります。既に77歳となり、心身共に心配な状況にあります。ここ3年間誰とも面会を拒否しています。
 私は巖の心がよく分かります。全く身に覚えのない罪で、死刑囚としてとらえられ、死刑執行の恐怖に耐え続けたことから、「裁判は終わった」、「ここは刑務所ではない」等々と、自分だけの世界に逃げ込み、心を閉ざしているものと思います。
 私は、巖がこの場に来て話してもらえることが一番だと思います。しかし今、巖は体調が悪くここには来られませんので、巖が逮捕されて、私が最初に受けとった手紙を読ませていただきたいと思います。

 「皆様と会わなくなって半年、お代りありませんか。
私も元気でおります。私のことで親類縁者にまで心配をかけてすみません。
 こがね味噌の事件には真実関係ありません。
 私は白です。私は今落ち着いて裁判を待っております。
私は暖かい部屋に入っていますので、現在なんの不満もありません。弁護人から聞いたと思いますが、面会が出来るようになったので、会いたいと思います。
お袋も姉も大変だと思うが息子
(※原文では名前)のことお願いします。
体に気をつけて。さよなら」

 以上が巖からの47年前の手紙です。
 私たちは6人兄弟で男3人女3人です。巖は一番末っ子です。女で一番下が私です。巖には子供が一人おりまして、男の子です。その子供に会うために巖は毎週土曜日には清水から浜北の実家まで帰っておりました。日曜の夜か、月曜の朝清水へ帰る生活が続いておりました。
 事件のあった日は、同室の方が社長さんの家に泊まりに行っていて、巖はその日に限って一人だったものですから、アリバイがないということで、警察は目をつけ、しかも浜北の実家に帰ったということで、あとをつけられたりしておりました。浜北の実家に帰りますと刑事が「中瀬神社は何処ですか」とわざわざ尋ねる振りをして、巖がいるかどうか確認しているようでした。
 それから、警察に調べられているとき、便器を取調室の中に置いて、トイレにも行かせないと言うこともありました。木の丸い椅子の真ん中に尖ったものが出ていて、その上に座らされていたということです。これは拘置所に面会に行った時「どんな調べ方なの」と聞いたら、そう話してくれました。
 当時私たちは民事訴訟も刑事訴訟も区別がつかないくらいほとんど何も知りませんでしたので、知り合いの人に頼んで、弁護士さんを紹介していただきました。
 自供したと言うので、弁護士さんに面会していただくようお願いしました。その時私たちは面会できませんでした。それで兄2人と私に弁護士さんの4人で清水の警察署に行きました。弁護士さんが面会して帰ってくるといきなり「こんなに(顔が)腫れている」というのが第一声でした。それをそばの刑事が聞いていて「ああ、医者に診せたから」と慌てて言いました。そうとうひどい目に遇わされたと思っております。
 警察で調べられている間、私たちはテレビの二ュースでしか様子がわかりません。ニュースの時間は首引きで見ておりました。「ボクサー崩れ」とか、「女性問題が多い」とか、あたかも極悪人であるような報道でございました。私たちはただ家の中に閉じこもり、外にも出られませんでした。周りの人たちは、みんな犯人だと思っていたと思います。「今日も犯行を否認した」というニュースが流れるたびに、辛い毎日でございました。
 一審の裁判にはほとんど母親が出ております。その後母親は体調を崩し、半病人のようになり、ついに寝たきりの生活になってしまいました。巖が自供したというときは、早めの夕飯を済ませた後、「巖が自供した」とニュースを知らせると、母は「世間を狭く生きてゆくしかないね」とつぶやいておりました。その母もその後胃癌をわずらい、体調を崩し、1968年11月に68歳で亡くなくなりました。続いて父も1969年4月に亡くなりました。
 母がなくなったことは、巖にはしばらく伏せておりました。半年ぐらいでの間、兄弟で相談して知らせないようにしてあったのです。そうしたらある日、巖からの手紙に「今朝方 母さんの夢を見ました。夢のように元気でいてくれるといいのですが」とあったのです。それで私たちは「ああ、これはもう黙っているわけにはいかない。巖に知らせよう」と相談し、一番上の兄が手紙で知らせました。
 その当時、母は月に何度か巖と手紙のやり取りをしていました。その手紙が途絶えたので、巌は変だなあ と思っていたのでしょう。
 母が亡くなった後は、「何か用事があったら、私のほうに言ってよこすように」と私が母の後を引き継いでいます。一日に便せん7枚、それを2組ほとんど毎日、日記のように書いて送ってよこしておりました。
 1991年11月までは、来ておりましたが、以後途絶えました。「なぜ、手紙を書かないの」と面会の時に聞いたら、拘置所の人が言ったのか分かりませんが、「書かないほうがいいと言った」と言うんです。そろそろ心の病が出始めていたのでしょうか、訳のわからないことを書き始めていました。
 拘置所の人も世話が焼けるので大変だと思います。それで「手紙は書かないほうがいい」と言ったのだと思います。私は「へへののもへじでも何でもいいから、書いてよこしな」と言ってやりましたが、それ以来、手紙はプッツリ来なくなりました。手紙をこちらから出しても返事は途絶えています。
 静岡の拘置所の最初の面会は、巖が会いたいということで出かけました。私は「伊達に兄弟がいる訳ではないから、頑張っていこう」と励ましました。
 東京に移ってからは兄二人と私が面会しておりました。巖は面会室に入って来るなり、私たちが口を挟む余地もないほど、事件のことを話し始めました。私たち3人はただ「うんうん」と相づちを打つばかりで、30分はわけなく過ぎます。外に出て「巖が元気でよかったね。」と、私たちの方が励まされておりました。
 やがて死刑が確定し、死刑囚の舎房に移ってからは、大変おとなしくなりまして、「ひどいところにいるよ。部屋の中から鍵も開けられん」と言って初めて弱音を吐きました。「そこにどのぐらいいるんだ?」と兄が聞くと、「ひと月くらい居ねばならんと思うよと」と言っておりました。
 それから半年ぐらいして面会に行った時のことです。その時は私一人でした。アタフタと巖が面会室にはいって来まして、「きのう処刑があった。隣の部屋の人だった。お元気でと言ってた。みんながっかりしている」と一気に言いました。私はあっけにとられながら、何がなんだかわからず、誰がとも聞けず、「ふーん」と言うばかりでした。相当のショックだったと思います。
 それからしばらくして、「電気を出すやつがいる」と言い出しました。「かゆみの電波を出す」とか 「痛みの電波を出すやつがいる」とか言いだしました。それで私は「電気風呂があるぐらいだから体にいいよ」と返事しました。また「食べ物に毒が入っている」「毒殺される」とも言っておりました。 
 「どうして毒が入っていると思う」と尋ねると、「体中がカーと熱くなる」と言っておりました。その他天狗だの 猿だのと意味の判らぬことを言い始めました。以来、処刑の話は致しません。拘置所で止められているのだろうと思います。
 平成に入り10年あまり面会拒否がありました。「姉はいない」とか「兄はいない」とか言っております。でも、私は毎月面会に行っております。ひょっとして、会う気持ちになるかもしれない と思うからです。3年半くらい前までは、まあまあ面会出来ていました。3年半前の8月24日以後、また面会拒否が始まりました。以前には「もう再審に勝った」と言うし、「刑務所も無くなった」とも言っておりました。最後の面会では「御殿を建てている」と言っていました。こんなとんちんかんな話ばかりなので、「馬鹿言うんじゃない」とは言えないので「あ、そうなの」と相槌を打つしかありませんでした。
 兄たちは、上の兄が2001年4月に亡くなり、下の兄も2009年3月に亡くなりました。

 元裁判官の熊本さんの発言があって、テレビ放映の機会が増えるのにしたがって、みなさんにいろいろ声をかけられます。「頑張って下さい」とか「応援しています」とかおっしゃっていただいております。
 私は保佐人になっておりますので、拘置所に巖の健康状態を訪ねましたら、糖尿病と認知症ということでした。21年の11月に聞いたところでは、認知症とは言いませんでしたが、22年8月24日にその頃国会議員だった牧野さんと面会に行ったとき、「認知症が進んでいる」と言われました。
 超党派の国会議員の先生方による「袴田巖死刑囚救援議員連盟」というものが発足しております。有難いことだと思っております。
 この47年間、盆も正月も祭りも無く、ただひたすら巖の無実を晴らすために一生懸命頑張って参りました。DNAの鑑定結果、弟は犯人でないことがはっきりしました。何か肩の荷が降りたような気がします。弟巖を生きて私の手元に迎えることだけを考え、ただただひたすらに生きて来た 私のこれまでです。
 巖にとっても私にとっても取り戻すことのできない47年です。
 巖は固く心を閉ざしながらも、必死で生きるための闘いをしていると思います。その反対側では、張り裂けんばかりの無実の叫びであふれかえっていることと思います。
 どうぞ、1日も早く再審が開始出来ますようにお願い申し上げます。
 ありがとうございました。

請求人 袴田ひで子

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Last updated  2013/12/19 12:46:52 AM
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2013/12/11
カテゴリ:支援運動
 今日17時50分から後楽園ホールで行われたプロボクシング興行「トクホンダッシュエアロ第95弾」(主催:真闘ボクシングジム)の会場で、袴田巖さんの支援活動を行いました。

 試合プログラムに、来年1月13日に静岡で開催予定の全国集会のビラと再審を求める会のリーフレットを挟み込み、エントランスロビーにブースを設置。支援Tシャツ&トレーナー販売と、カンパ&署名集めを行い、Tシャツを買ってくれた方やカンパ・署名をしてくれた方には、日本プロボクシング協会袴田巖支援委員会が制作したピンバッジをプレゼントしました。

袴田支援ピンバッジ2.jpg


 試合数が多かったので恒例のリングアピールはありませんでしたが、代わりにリングアナウンサーの須藤尚紀さんが試合のあい間に2、3度署名を呼びかけてくれました。協会支援委メンバーの写心家山口裕朗さんも署名集めを手伝ってくれました。

DSCN2521-2.jpg
支援ブースの様子


 Tシャツの売上は1枚2,000円(希望サイズがなくて購入をあきらめた方ゴメンナサイ)。カンパは17,831円も集まり、89人分の署名を集めることができました。昔後楽園ジムで袴田さんの試合を実際に見たという年配の男性も署名してくれました。

 ご協力いただいた皆さん、どうもありがとうございました!

(共同代表 福田)







Last updated  2013/12/14 04:13:47 PM
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2013/12/05
カテゴリ:集会

 12月8日(日)の午後1時30分から、東京・日比谷と、袴田巖さんの故郷浜松で支援集会が開催されます。

・東京集会
「奥西勝さん・袴田巖さんを救え!12.8支援の集い」
日時:2013年12月8日(日)13:30~16:00(13:00開場)
会場:日比谷コンベンションホール(日比谷公園内)
内容:冤罪袴田事件朗読劇「無実の死刑囚・袴田巖の手紙」ほか
主催:「なくせ冤罪! 名張、袴田事件の再審開始をめざす12・8集会」実行委員会
詳しくはこちら→ http://bit.ly/1g4O1eu

・浜松集会
「袴田巖さんは無実だ!12.8浜松集会」
日時:2013年12月8日(日)13:30~16:00(13:00開場)
会場:浜松市市民協働センター
内容:弁護団報告・袴田秀子さん挨拶ほか
主催:浜松・袴田巖さんを救う市民の会
詳しくはこちら→ http://marute0615.blogspot.jp/2013/12/blog-post_4.html

 皆さん、是非ご参加下さい!

(共同代表・福田)







Last updated  2013/12/05 10:09:42 PM
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2013/11/17
カテゴリ:会報
 本日、会報『さいしん』第52号を発行しました。

saishin52-blog.jpg


 袴田事件の今がわかる『さいしん』は会員以外の方にも年間購読料2,000円で配布していますので、ご希望の方はメールでお問い合わせ下さい。
 バックナンバーはこちら






Last updated  2013/11/19 12:52:52 AM
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2013/09/14
カテゴリ:三者協議
 昨日午後1時30分から静岡地裁で弁護団・検察・裁判所による24回目の三者協議が行われ、終了後静岡県弁護士会で会見を開いた弁護団によると、7月26日に検察から新たに開示された供述調書や捜査報告書など130点の証拠に関連して9月5日に弁護団が提出していた証拠開示命令申立書について、裁判所(村山浩昭裁判長)は「5点の衣類」の隠匿状況に関する捜査報告書などの証拠に関して、検察に対し口頭で証拠開示勧告を出しました。

 また、今年12月2日(月)を弁護団・検察双方の最終意見書の提出期限とし、12月16日(金)午後1時15分から、弁護団と再審請求人の袴田秀子さんの意見陳述を非公開の法廷で行うことを決めました。袴田巖さん本人への意見聴取については、どのような方法で行うのか、裁判所でさらに検討するとして結論を持ち越しました。

DSCN2289-2.jpg
三者協議終了後に会見に臨む弁護団と秀子さん


・裁判所が3度目の証拠開示勧告
 弁護団が8月下旬に行った合宿会議などで上記130点の証拠を分析した結果、未開示の関連証拠が存在することが明らかになり、上記証拠開示命令申立書で次の3種類の証拠の開示を求めました。

1.事件発生前後の袴田さんの供述を記録した捜査報告書など一切の証拠
2.消防団員A氏の供述を録取した捜査報告書・供述調書など一切の証拠
3.(1)事件直後から昭和41年7月20日に1号タンクに味噌が仕込まれるまでの、同タンクの状況(洗浄の有無等)及び同タンク内の味噌の状況について記載された捜査報告書、関係者供述調書など一切の証拠、(2)味噌仕込み作業に関する関係者の供述を記載した捜査報告書・供述調書など一切の証拠

 このうち、裁判所が勧告を出したのは3に関してで、1と2については、袴田さんの供述の裏付け証拠(自白の信用性を弾劾する証拠)であることから、裁判所は確定判決の証拠構造との関連性や審理の進行状況などとの関係でこれらの証拠を開示勧告の対象から外しました。要するに裁判所は、袴田さんを有罪とする決め手となった証拠は、自白ではなく「5点の衣類」だと認識しているわけです。

 なお、弁護団の検討の結果、今回開示された証拠の中には、袴田さんの供述どおり、事件発生当時袴田さんは従業員寮の自室で寝ていた可能性が高いことを示す捜査報告書があることがわかりました。この捜査報告書には、火災発生後すぐに消火活動に従事した従業員(袴田さんと同じ寮の隣室に寝ていた人)が、袴田さんもその従業員と同じころに起きてすぐ後ろから付いてきていた旨供述していることが記載されていました。

 これによって袴田さんのアリバイが直接証明されるものではありませんが、袴田さんに有利な証拠であることは明らかで、検察は「証拠隠し」と批判されても仕方ないでしょう。このような袴田さんに有利な証拠を検察はまだ多数隠し続けていることは明らかです。裁判所の勧告を待つまでもなく、任意に全ての証拠を開示することこそ「公益の代表者」としての使命ではないでしょうか。

・年度内にも再審可否の判断が出る見通し
 12月2日に最終意見書の提出期限が決まり、12月16日の上記意見陳述をもって事実上結審する見通しで、今年度中に裁判所が第2次再審請求について判断を出す可能性が高まりました。前回の三者協議で裁判所は最終意見書の提出を10月末にならないか弁護団に打診しましたが、弁護団は「それは困難」と回答し、この日の協議で新たに証拠開示勧告が出されたこともあり、提出期限を前倒しすることはさらに難しくなったため、結局裁判所は12月2日に指定しました。

 決定を出す時期について弁護団に問われた裁判所は、「一応考えている」としながらも明言は避けました。しかし、これまでの協議内容からすると、今年度中に出すつもりでいることはほぼ間違いないものと考えられます。いよいよ約半年後に再審を開始するか否かの判断が出されることになります。

・袴田さん本人への意見聴取はさらに検討
 前回の三者協議で弁護団が裁判所に求めた、刑事訴訟規則286条に基づく、袴田巖さん本人への意見聴取について、裁判所は今回の三者協議までに検討するとしていましたが、結局その方法について裁判所から具体的な提案はありませんでした。村山裁判長は、袴田さんの現状を聞く限り、実効性のある意見聴取ができるのか疑問が残ることや、拘置所との交渉・調整に相当の労力を要することなどを理由に、さらに検討する旨弁護団に伝えています。

 ところで、刑事訴訟規則286条にはこう規定されています。
(意見の聴取)
 再審の請求について決定をする場合には、請求をした者及びその相手方の意見を聴かなければならない。有罪の言渡を受けた者の法定代理人又は保佐人が請求をした場合には、有罪の言渡を受けた者の意見をも聴かなければならない。

 
 袴田事件第2次再審請求の請求人はご存じのとおり袴田秀子さんです。有罪の言渡しを受けた本人である袴田巖さんが精神上の障害によって自分で再審請求をすることができないために、保佐人である秀子さんが袴田さんに変わって請求をしたのです。そういう場合には有罪の言渡しを受けた本人にも意見を聴かなければ再審請求について決定を出してはいけないというのがこの規定のです。

 さて、村山裁判長は上記のとおり、袴田さんへの意見聴取の「実効性」、すなわち、袴田さんが裁判所の質問の意味を理解し合理的な意見を述べることができるのか否かを問題にしたようですが、これは条文解釈を誤っているのではないでしょうか。なぜなら、同条には、保佐人が再審請求した場合だけでなく、法定代理人が再審請求した場合にも、本人への意見聴取を義務付けているからです。

 法定代理人には未成年者の保護者だけでなく成年後見人も含まれます。被後見人は被保佐人よりも精神上の障害がより深刻で、判断能力を欠く常況にある人に適用されます。そういう判断能力の欠如した被後見人(例えば重い認知症患者など)に、後見人がした再審請求について意見を求めたところで、その求意見の趣旨を理解して合理的な意見が返ってくる可能性は低いと考えるのが普通でしょう。それでも同条は被後見人の意見を聴かなければならないと規定しているわけです。つまり同条で有罪の言渡しを受けた本人への意見聴取を義務付けた趣旨は、とにかく本来の当事者である本人の意見を聴けということです。

 同条がそこまでして本人の意見を聴けと規定している以上、その方法こそ本人の意見を確実に聴くための実効性が求められるはずです。これまでの裁判所の運用では、再審請求人に単に書面を送り、指定した期日までに書面で意見を述べさせる方法が取られていました。再審請求人に精神上の障害がなく、書面でのやり取りで意見聴取が可能であればこの方法でも問題はないでしょう。

 しかし袴田さんの場合は違います。裁判関係の書面には全く目を通さないと言われていますし、かなり以前から袴田さんは手紙を書くことをやめています。要するに書面のやり取りでは袴田さんから意見を聴くことはできないのです。袴田さんの場合、同条の趣旨を実現するためには裁判官が袴田さん本人と直接会って意見を聴く以外にありません。

 確かに袴田さんはここ3年以上誰からの面会申込みにも応じず、頑なに面会を拒否しています。しかし、1年半前にDNA鑑定のための血液採取が行われた際にはこれに応じています。これは裁判所が拘置所に強く協力を求めた結果です。裁判所がやる気になれば、拘置所も協力せざるを得ません。拘置所が協力しなかったために再審請求の決定を出すことができないことになれば、拘置所(=法務・検察当局)への批判は免れないからです。

 ちなみに、過去松山事件の第2次再審請求で、裁判所が同条規定の本人への意見聴取を行わずに再審請求棄却決定を出したことがありましたが、その棄却決定は違法と判断されて上級審で取り消されました。

 村山裁判長は12月16日の秀子さんと弁護団の意見陳述の場に袴田さん本人も呼び出すか、もしくは東京拘置所に赴いて袴田さんと面会して意見を聴く以外に同条の趣旨を実現できません。いずれにせよ拘置所に対し強く協力を求めざるを得ないのではないでしょうか。

(共同代表・福田)







Last updated  2013/09/17 04:06:54 AM
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2013/05/14
カテゴリ:支援運動
 2010年から日本プロボクシング協会が毎年5月19日に開催している「ボクシングの日」ファン感謝イベントですが、今年はサブタイトルを「袴田巖支援プロジェクト“Free Hakamada Now!”」として、様々な支援活動を実施することになりました!
Microsoft Word - ボクシングの日袴田支援プロジェクト概要-001.jpg
Microsoft Word - ボクシングの日袴田支援プロジェクト概要-002.jpg
 皆さん、今度の日曜日は是非後楽園ホールに来て下さい!






Last updated  2013/05/15 12:04:29 AM
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