袴田巖さんの再審を求める会のブログ

　今日午前11時過ぎ、ボクシング協会の新田さんと本会福田共同代表が東京拘置所を訪れ、袴田巖さんに面会を申し込みました。

　しかし結果は先月と同じく袴田さんが面会拒否。拘置所職員によれば、袴田さんが「こっちに用はない」と言って出てこないとのことで今日も姿を見せてはくれませんでした。

　こちらもいつもと同じく拘置所の決定で面会を許可されなかった福田共同代表は、「私が面会に来ていることを袴田さんは知っていますか？」と拘置所職員に質問。これに対して職員は、「その月に誰が面会に来たのかについては月末に本人に告知している」と回答しました。これは、法務省の内規で次のように決められているからです。

「被収容者の外部交通に関する訓令」
http://www.moj.go.jp/content/000074529.pdf
第2章　面会
（面会を許さない場合の告知）
第3条　刑事施設の長は，被収容者に対する面会の申出があった場合において，法の規定により面会を許さないときは，被収容者に対し，その旨を告知するものとする。

「被収容者の外部交通に関する訓令の運用について（依命通達）」
http://www.moj.go.jp/content/000074530.pdf
2 面会を許さない場合における告知について（訓令第3条関係）
　訓令第3条に定める告知は，面会を許さなかった日及び相手方の氏名について行うものとすること。ただし，告知に当たりその者の氏名を告げることにより実質的に面会の目的が達成されてしまうような場合には，氏名を省略して告知して差し支えないこと。

　拘置所がどのような方法で袴田さんに告知しているのか、袴田さんがその告知をきちんと聞いているのか、そして告知の内容を理解しているのかなどはよくわかりませんが、いつ誰が面会に来たのかについて拘置所は規則に従って毎月末袴田さんに告知しているようです。

　差し入れは『ボクシング･マガジン』と『ボクシング･ビート』の3月号、それにフリージアの花束。袴田事件第2次再審請求の山場である袴田さん本人のDNA鑑定が来月1日から具体的に動き出します。袴田さんが任意に試料を提供してくれるといいのですが・・・。