000000 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

刹那と永遠 - Moment and eternity -

・祈り。






祈り。







強い人と想っていた
その腕は たくましく
天へ伸びていたから

ひとり生きる人だと そう
決め付けた その足は
いつか傷ついていた


(しなやかな腕の祈り)






サッカーダイジェストに付録としてついていた
城ポスター
よくみればオモテはカズ&ジョーと炎のユニを着た代表での彰二の写真
裏は横浜FCイレブンの写真ではないですか
これは一生モンの城スペシャルポスターだ!!

ポスターといえば・・・昔、トレーニングで清水に城が来ていたときに
スペイン時代のポスターにサインをしてもらったことがあったなあ・・・

あの時、間近で見たナマ城の、黒々としたキレ長の眼のでかさにはおどろいたものだった


サカダイの記事に掲載されていたのは
青空色のユニを着てオレンジのキャプテンマークを腕に
空を見上げて祈りを捧げる城彰二

この「祈りのポーズ」
このひとの
クセなんだよね

私の記憶が正しければ
最初にこの「祈り」を見たのは
1998年11月3日の対レッズ戦(国立競技場)

それはとても晴れた日で
終了5分前の同点弾、城彰二この日二点目のヘッドを決めた直後
(ちなみにこの二点目がhakaがナマでみた城ベストゴール)

助走をつけてふわりと跳躍しがつんとぶちこんだヘッドゴール
そのゴールのいきおいのままに
左側のコーナー(hakaのいたゴール裏左側目の前)まで突っ走ってきて

コーナーにへなへなと膝まづいて、手を重ね合わせて頭をその上に置き必死に何かを祈っていた

そのうちにチームメイトがわらわらと集まってきて
祈る城の姿は人垣に消えた

そのときhakaは自分の目の前で起こった奇跡が信じられず
目の前にいた見知らぬオヤジと抱き合い



「ウソおおおお!!なんなのこれ!?!?なんなのよおおおおおお」



とあまり気の利かない言葉を叫びまくっていた・・・・



人が本当に感極まると所詮こんなモノである
気が利いた言葉を選べず、ただ、魂が震えて叫ぶ



(旦那は横で「じょおおおおおおお!かっこいいいいいい!」と痺れ叫んでていた(笑)・・・・)




国立から新宿駅まで
奇跡の勝利に浮かれてマリノスサポーターたちと歩いた帰り道
あの至福感は
未来さえもいらない、刹那そして永遠



わたしのもっとも幸せな瞬間だったと言い切れる






それはとても晴れた日で
未来なんて いらないと想ってた
私は無力で 言葉を選べずに
帰り道のにおいだけ
優しかった
生きていける
そんな気がしていた


(Raining)










翌年99年の日本平スタジアム
当時の代表DF・森岡と一対一の勝負をして
見事突破して勝ち取った三点目の後や


その翌年00年のスペインリーグ
日本人初得点の二点目のヘッドの後にも
彼は空に向かって祈りを捧げている(写真)


ほかにもあの有名な、カズと一緒にボールに魂を込めて祈った
国立・ウズベク戦や引退宣言前の試合でのキックオフなど
祈る祈る、祈りまくりの城彰二なのである

彼が祈るからか
hakaもよく彼のことを祈った

スタジアムでは手を合わせて
城のゴールを祈り

毎年、初詣や神社仏閣に行けば必ず
家族の健康と
自分にかかわりのある人すべての幸せと

昔ならスペイン移籍や2002年W杯出場
最近なら横浜FCのJ1昇格と代表復帰、そしてやっぱり城のゴールを
本気で祈っていた

ジョホールバルから今日までの9年間

それまでの人生において
自分あるいは家族以外の誰かのことを
こんなにも長い長い間、祈り続けたことはない



「祈る」ということをわたしに教えてくれたのは、城彰二だった



・・・そんなあなたががピッチから去っていってしまったいま


わたしは一体
なにを祈ればいいんだろう?


そうだ、あの魂の住処・三ツ沢で
あなたが最後にわたしたちに「愛してください」といいのこした



「青い翼」のチームに祈ろう




見上げれば終わりを見たこともない
眩暈を覚えるような青
あの丘を越えればいつもあなたがいた
さよならかわいい夢


(ポロメリア)








サッカーダイジェストの最後で
城はこう言っていました





「特別な結果は残していないですけど、サッカーに対する気持ち、
それをみんなが感じとってくれればいいなと思いますね。

(略)

出会った人たち総てに感謝したい。
本当にガムシャラに、振り返らずに来ました。
良いこともあれば悪いこともあったし、水をかけられたりしたこともあったし(笑)

(略)

選手もサポーターもマスコミも
僕に関わってくれた人たちに心の底から感謝したい。
これほどの経験をさせてくれてありがとう、と」





ありがとうを、ありがとう



人を不安にさせたり喜ばせたりとめっちゃ罪作りな
浮き沈みの激しい不安定(笑)で鮮やかな唯一無二の軌道を
わたしは一生忘れません


そして、その道はまたこれから新たな夢を乗せて続いていきます
これはゴールじゃなくて、スタートです



あなたの未来がこれからも
祝福されたものでありますようにと
わたしは祈り続けます




そしていつかまた、笑顔のあなたと巡りあえますように。








あなたはいい 愛されてるから
大きな樹には 小鳥が集う

できるだけ 普通に歩いた
進むべき道は 目の前に広がるから

ゆらり 揺られるような 淡い蒼
あの眠れる海を
触れないくらいの空の青
目覚めたばかりの朝

あなたに見せたいもの
独り集めて 背負った
私が見たかったのは
肩越しに見える未来
変わっていくわたしを 笑ってもいい


あなたを縛っていた
全て解いて 気づいた
溢れて止まらないのは 長い長い夜の祈り
譲れない光はこの手にあるよ


変わっていくわたしを 笑ってもいい
変わらない想いを 覚えていて



(もくまおう)







※ special thanks to COCCO. (全て歌より引用)











© Rakuten Group, Inc.