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刹那と永遠 - Moment and eternity -

・2004-2005京都(2)


<青春18切符で行く、雪の京都の旅2004-2005 (2)>



◎ニ日目 1/1(土) 晴れ時々曇り(雪)

【コース】
・五条ホテル(徒歩)~新京極MOVIX~晴明神社~竜安寺(電車/徒歩)~鹿王院~車折神社(電車/徒歩)~イノダコーヒ~新京極MOVIX(「カンフーハッスル」観賞)~五条ホテル


元旦の京都は雪景色。
東山にも西山にも雪がうっすら積もっています。

外に出るとやっぱり寒い~~!!
気合を入れていざ出陣!

五条から三条まで歩き、昨晩鐘をついた新京極をふたたび訪れました。
MOVIXで今晩見る予定の映画「カンフーハッスル」のチケットを購入。
(1日は映画の日で1000円で見られるのです♪)

その後、市内を縦断するかのように徒歩で洛西方面に向かいました。

三条通りを一路西へ。
ひたすら歩いて二条城を通過し、さらにひたすら歩いて晴明神社に到着です。
やはり「うぶめの夏」公開の2005年の最初はここに行っとかなくちゃでしょう!!^^

<晴明神社>
そんなに広くない晴明神社の境内は、初詣の客で賑わっていました。
安倍晴明・陰陽師人気がしのばれます(お社も綺麗に建て替えてるしっ!!)
たくさん掲げられた絵馬の中には芸能人や有名人の名前が見受けられました。
野村萬斎さん、京極夏彦さん、夢枕獏さん、管野美穂さん・・・。

お守り販売所やグッズ売り場もすごい人です。
陰陽のマーク(大極マーク)や晴明桔梗紋(いわゆる五芒星。星型です)のグッズが所狭しと並んでいました。

初詣の客でごった返す北野天満宮を通過し(←初詣、しないんですか・・・^^;)竜安寺までまたまた歩きます。住宅街を通過し、立命館大学の前に出ました(松井大輔君の母校だ~!)。堂本印象美術館もあります。ここからさらに雪の残る「きぬかけの道」を歩き、ようやく竜安寺に到着しました。はあ。


<竜安寺(拝観料500円)>

回遊式の池のあるお庭を観賞した後、有名な枯山水の石庭に向かいました。
何度も京都に来ていながら今までここを訪れていなかったのは「枯山水」の良さがhakapyonにはいまいちわからなかったからです。hakapyonの好きな庭は、桂離宮や天竜寺、大河内山荘のような、池があって楓があって借景の山々があって・・・という自然と空間の広がりを感じさせる庭であり、モノトーンでスタイリッシュな枯山水はhakapyonにはちょっとまだ難しいなあ、というのが正直な感想でした。
ですが、ここ最近京都のいろんなお庭を見て、庭の片隅にある枯山水を「美しい」と思えるようになったのです。

ようやく機が熟した、という感じです。出会いのタイミングが訪れた、と自分で判断し、ようやく「彼山水観賞」への重い腰を挙げたのです。

庭を見る前に、建屋の中に「十牛図」が飾られているのを見つけました。
「鉄鼠の檻」@京極夏彦にも登場していた、禅の教えを絵にしたものです。
八番目の絵は確かにも抜けのカラでした。

hakapyonがこの絵を見てまず思ったのは「学ぶ」ということでした。
一生懸命追いかけている時もそれはそれで充実した時間なのですが、ふとそのことが頭から離れ(空白)、一定時間が経過した後に
その時学んだことが「経験」として本当に生かされてくる・・・
あるいは、追いかけることをやめたときに本当に欲しいものを手に入れることができる・・・ん?これって男女関係にも繋がらないかあ??そして「悟り」にもいえることなのではないか?「悟り」といえば「禅」じゃん!おお、「禅」に辿り着いたぞ!などといろんなことを考えてしまいました。

石庭の前に出ました。
想像していたよりもコンパクトです。
たくさんの人が縁側に腰掛けて、静かに庭を眺めていました。
雪が残る枯山水の庭は静謐な印象を受けました。

竜安寺1
★中央に見えるのは多分しだれ桜。春には爛漫の花が咲くことでしょう。


竜安寺2
★モノトーンの世界。でもよく見ると石にほのかに色味がついています
 (わかりにくい写真でスミマセン)

紋様の上に雪が積もってしまって、せっかくの紋様の流れが見えないのが残念でした。

「雪の枯山水」・・・ううん、これは上級者コースなのだな。
ビギナーはやはり本来の紋様のはっきりした枯山水から入ったほうがいいのかもしれない。そして「桜」や「雪」のバリエーションを楽しむべきなのだ。きっとそうだ。ーー;

それでもビギナーなりに感じるところがありました。
白い雪と褐色の紋様の海に漂う15個の石は、大海の孤島のようです。
静寂の空間。塀の寂れかげんの渋み。雪が溶けて水がひっきりなしにしたたり落ちる音。そして石の色・・・。色がそれぞれに違うのです。赤みを帯びたものもあれば、緑みの石もあり。いろんな箇所の石を集めてきているのでしょうか。

裏庭には、水戸光圀から賜ったと言われる「吾唯足るを知る」のつくばいがありました。ここのつくばいは有名ですが、同じ言葉を書いた青蓮院のふすまのとっては知らないだろう、皆の衆(笑
密教の寺に禅の言葉・・・これはかなり♪トリビア~♪だと思うのですがいかがでしょう???

竜安寺を後に、京福電車の駅に向かって歩きます。
途中の家の玄関に、雪だるまが飾ってありました!
雪だるまなんて見たの、久しぶり^^
とても可愛らしかったです(写真をとるのを忘れてしまった・・・)

ワンマンカーの長閑な路面電車に乗って、鹿王院の駅で降りました。
辺りは掻き曇り、雪が舞ってきました。さ、寒いっ!!!


<鹿王院(拝観料300円)>

ひなびた山門をくぐると、苔と樹木に彩られた緑のエントランスが続いていました。高桐院の前庭を思い出します。

ドラマ「徳川綱吉」のロケに使われた庭に出ました。
hakapyon以外には若い男女のカップルがいるだけで、他には誰もいませんでした。静かな庭でした。

鹿王院2
★(ドラマの中で)この縁側から綱吉と大石が庭を眺めました。


鹿王院1
★二人が眺めた庭です。静かで良い庭でした。


外は雪がしんしんと雪が降っていました。
そのうち、だんだんと雪がやみ始め、雲間から日が出てきました。
夕刻の西日に庭の木々が照らされて、どこからともなく鳥が飛んできてさえずり始めました。

ほんの少しの間で劇的に庭の風景が変わりました。
先ほどまで、冷たい静寂の印象が強かったブルーイッシュの庭が、一転して
イエローイッシュの、あたたかい、何かに包まれているような静けさに変化したのです。

同じ庭なのに・・・同じ静けさなのにこうも印象がかわるのか、とhakapyonは驚いていました。

このお寺で撮影されたドラマ「徳川綱吉」のことを思いだしました。
12月14日の雪の夜、大石は「吉良邸討ち入り」によって武士の本懐を遂げました。そしてその後、命をかけてなすべきことをやり遂げた彼は「憑き物が落ちたように」静かな表情で綱吉とこの鹿王院の庭を眺めるのです。

つい先程までの、雪まじりの「冷たい庭」が大石の討ち入り時の心象風景だったとすれば、討ち入り後にふたりが眺めていた庭は、今、hakapyonの目の前に広がる「暖かい庭」だったに違いない・・・

・・・こんなことを考えていました。

と同時に自分の心の中が静かに凪いで行くのを感じていました。

一瞬の自然現象、それによって変化する風景、その時の自分の心の有様。
旅先などで稀に、この3つが奇跡的に一致する瞬間があります。
刹那に感じる、自然との一体感。
その時、hakapyonの中の時間の感覚は消え、心は永遠の旅に出ます。

この鹿王院の庭で過ごした短い時間をhakapyonはきっと忘れることがないでしょう。


<車折神社>

鹿王院から神社へ向かう途中、突然白鷺が舞い降りてきて羽を広げ、hakapyonたちの行く手をさえぎりました。すぐ傍に近づいてもまったく逃げる気配がありません。そのうちタクシーが近づいてきたのですが、それでも逃げるどころかよけるそぶりもありません。運転手さんがクラクションをおし、やっとちょこちょこと道端に逃げていきました。
雪が積もった道路に舞い立つ白鷺・・・綺麗でした。

車折神社は地元の初詣客で賑わっていました。
芸事の上達にご利益がある、芸能人御用達の「芸能神社」という社があったので覗いてみると千社札がべたべたと張ってありました。聞いたことのある名前もありましたが、ほとんどが無名の方でした。スターを夢見て頑張っている方たちなのでしょうか。


車折神社前から路面電車に乗り、四条大宮で降りて、三条のイノダコーヒ目指して歩きました。


<イノダコーヒ>

ここも京都に来ると必ず立ち寄る、お気に入りスポットです^^
歴史を感じられる重厚な建屋。かの高倉健さんもよく訪れるそうです。
hakapyonは「コロンビアのエメラルド」(←ライト気味。程よい酸味あり)旦那は「アラビアの真珠」[←イノダのスタンダードブレンド。深いコクあり)を注文。中庭を眺めながらコクのある美味しいコーヒーを飲んで、寒さとあるき通しだった足の疲れが癒されました。

その後は新京極通りまで歩き、ロフトのHMVでCDをチェック。
旦那は韓流一連のCDを探しています。(「天国の階段」「ラブストーリー」「僕の彼女を紹介します」など)
hakapyonは目的も無くボケ~っと眺めていると、飛行機と青い空のジャケットが目に入りました。手にとると「世界で一番美しい空港・デンマーク空港」と書いてあります。どうやらこのデンマーク空港をイメージした北欧系の音楽のようです。

ふ~ん、世界で一番美しいのはデンマーク空港なんだ・・・そのコピーにhakapyonは強く心を惹かれました。
以前、何かで「北欧の夏の空は世界一青い」と読んだことがあります。
緯度が高くて大気がブルーイッシュなのも影響しているのでしょう。
ぜひ一度、北欧の「青」をナマで見てみたいものだなと思いました。

そしてそしてhakapyonのハートをズキューンと射抜いた視聴コーナーを発見!!
「マツケンサンバ」特集です!!

エンドレスで流れる「マツケンサンバ振り付け指南つきDVD;夏休み花火大会バージョン」(←???)を見ながら「マツケンサンバ1」「マツケンサンバ2」「マツケンマンボ」「マツケンサンバ2;小西康弘リミックス・暴れん坊将軍バージョン」などなど延々と聴きましたよマツケンを!!
ま~さ~に元旦早々、マツケン祭りです^0^オレ!
ヘッドホンを耳に、ひとりであのクイックイッという腰のフリを真似ていたhakapyonは周囲にはかなりヘンに映ったことでしょう^^;

前日のレコ大・紅白に続き、2005年の最初もマツケン色に染まってしましました・・・


近くの定食屋で夕飯を済ませ、京都MOVIXに映画「カンフーハッスル」を観に行きました。

映画館はかなり込み合っていました。
隣のシアターで「僕の彼女を紹介します」を上映しています。
こちらもかなりの人気です。

「うぶめの夏」の予告が流れました!

「此の世には不思議なことなど何もないのだよ、関口くん」
横溝正史を思わせるおどろおどろ映像をバックに、堤真一さん扮する京極堂こと中禅寺秋彦のキメ台詞が響きます。う~~んイイカンジだ!!楽しみだ!正月早々いいもの見たぞ^^

そして「カンフーハッスル」です!
オモシロイ!!めちゃ面白い!笑い初めだこりゃ^▽^
「少林サッカー」でおなじみの、チャウ・シンチーはじめ、前作でも登場していた
「どっかで見たことのあるメンバー」による、ナンセンスアクション・コメディ。

パンフに頭にホットカーラー巻いてネグリジェ姿のおばちゃんが載っていて、hakapyonはこのパンフを見ながら旦那に「刑事モノでいうところの、【「(寝起き姿で)うるさいわね~●●さんなら3日前に出ていったわよ」とドア越しに語るアパートの隣人】って設定だね」などと話していたのだが、ホントに「うるさいわね!!」的な役割をになっていたので笑った^^;
しかも、このおばちゃんがまたいい味を出しているのだ!!おばちゃん最高!

また、前作「少林サッカー」ではキーパー役として身を呈してゴールを守ったキーパーが、本作では悪役になっていた・・・

最初に登場した3人の達人が途中で亡くなってしまったのは悲しかったな~。なかなかいいキャラだったのに。(強いのにくねくねしたおっちゃんとか^^;)あの3人も主人公と力をあわせて悪と戦って欲しかった・・・

最後は主人公があまりに強くなりすぎて興ざめだった。
あれじゃまんま「ドラゴンボール」(笑

ま、この映画にツッコむのは無粋というものです^^;
「笑い初め」にふさわしい、2005年冒頭を飾るとんでも映画でございました。ちゃんちゃん。



(3日目に続く)



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