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刹那と永遠 - Moment and eternity -

・「早春」

1)【発句】 hakapyon

グレイの雪雲が
かろうじて青い夕空に立ち込める
如月の暮六時
意外と外が明るいのに気づく
日は確実に春に向かって伸びつつあるなり

               


2)rabikkoさん

暮れた西空を眺めつつ 想いは遥か東の都
足元からキラキラ照らす残雪と
空のぽっかりお月様
気分はまるで「演劇人」
コクーンに真っ直ぐに立つ君 早春の君
想いを馳せる いつもの如月



3)べ~ちゃんさん

愛しの君との 逢瀬の前に
私だけの秘密の美遊で 
我らが姫と ひとあそび
色彩豊かにあふれ出る 
宝石のような姫の言の葉
我が心 静かに深く 潤いゆく


(4)hakapyon

此処に集う旅人
ひとりひとりが生まれ持った色
ひとりひとりが隠し持った
宝石の輝きが

「刹那と永遠」を
さらに艶やかに磨きあげ
輝かせてくれるのです

幸いにしてわたしの詞(コトバ)が
あなたの心を潤わせているのだとしたら
それはすべてあのひとのおかげ

春の訪れを告げるあのひとの声を
約束の場所に聞きにゆく
明日がわたしの春立つ日


(5) fubukiさん

闇が深ければ深いほど 黎明は近く
寒さが身をきればきるほど 春は近い

厳寒の冬を堂々と耐え抜いて
ほころび始める梅の花

それは
二時間あまりの世界の中で
色鮮やかに咲き誇る
彼方に近い

春は来る 必ず来る
そう信じるためには
ただ見つめるだけでいい


(6)一尋さん

如月のだれそかれ
夕闇は深々と深まり
澄んだ大気の中
満ちる月はより鮮やかに世界を照らす
かの君の如く
ゆるやかに舞う雪衣を重ねながら
凛と咲く紅梅を聞く
かの君の如く

刻々と進む春の歩みと
重なるかの君
それは
わたしのよろこび


(7)hakapyon

如月の十日、夜7時
人込みでごった返す
渋谷の街の片隅に
わたしたちの待ち焦がれた
月は昇った

時にユーモラスに満々と明るく
時に冴えざえと冷たく蒼く
人間の闇に
飲み込まれてしまいそうになる
舞台の上と
観客席のわたしたちの心を

まっすぐなひかりで
月は照らした

月光浴の翌朝は
コートもいらないほどの暖かさ
公園の梅の花も
蕾をほころばせている
前夜の蒼月が連れて来た
よろこびの陽のひかり
春が、来た


(8) rabikkoさん

生まれたばかりの春を感じて
旅人達の詞(コトバ)が踊る

今宵 「コクーン人」となり
君に出会えた喜びを ただただ 皆に伝えたくて
詞に命をそっと吹き込む

皆の明日を集めたら 君に毎日会えるだろうか
皆の刹那を集めたら 君は永遠になるのだろうか
高まる想いを 心地よい夜風で冷まし
再び上った月を眺める

旅人達の紡ぎだす詞が一つに連なって
成熟の春へと続く道となる


(9)hakapyon

彼の君の放つ微熱に
体が火照った夜が明けて

今朝は春雨を予感させる
茫洋とした暖かさに
空気も温む

早春の霞の向こうに
ぼんやりと輪郭を映す富士

あの山の向こうは「彼方」
彼の方角@「罪と罰」

新聞紙を42回折りたためば
いつしか月に届くように

詞をいくつも連ねたら
いつか彼方へ届くのだろうか?

そんな
春霞のような淡い夢を抱いて
彼方を想う

今日は一日、ひとやすみ

明日からふたたび
蒼き狼の遥かなる道
そしてわたしたちの彼方への道

如月の渋谷の美遊の宴が始まる


(10)べ~さん

偶然にも愛しの君と休日が一緒というだけで嬉しくて
ランチに赤ワインかっくらい
ほろ酔い気分で渋谷の美遊を思い返す
昨日はとびっきりな宴だったそうで
い~な!い~な!とひとしきり

姫のここがあるから
とびっきりのハプニングを一緒に楽しめるのさ!

もうすっかり春がきちゃったような
今日はなんて暖かい如月でしょう!
行っちゃおうかな~、当日券!

だからっ!今日は休演日だってば~!
梅は咲いたか~?桜はまだかいな~?
私は今 愛しの牧田君状態でありんすよ~!


(11)kunさん

極寒のこの地もようやく雪が消え
心でいつも「もうすぐ、もうすぐ!」
いつも思っていた筈なのに

まだ見ぬ少年の君
酔っ払いのヘロヘロの君
黒い制服の君
いつも思っていた筈なのに

見つけてしまった 1枚のチケット
月夜の渋谷に一人
乗り込むつもりで買ったんだっけ・・
空席にしてごめんなさい

来週は行けないけれど
梅もほころぶ1週後
ケラ色にも染まらない
真っ直ぐの君に
会いに行きます
最後の如月


(12)hakapyon

このまえあった
はずなのに

まえより
もっと
あいたいの

つぎにあうのは
いつだっけ

ゆびおりかぞえて
はるをまつ

ひとあめごとに
ゆるゆると

くうきがゆるんで
ぬるくなる

みなみのかぜが
ふくたびに

きみがちかづく
きがするよ

まどべにおいた
シクラメン

こうべをたれて
はるをまつ


(13) rabikkoさん

毎日届く誰かの詞は ひとしずくのエッセンス
グレイの向こうの異世界から 
誰かの発する詞を拾う
早春の君に会うその時の為 
今日もまた 詞を拾う

自分の中に染み渡る心地よい珠玉の詞は
感じる心を刺激する 

今持っている五感の全てを躍らせて 
この一瞬の春を感じる

風の香りが変わったのは 春の命が生まれたから
風の色が変わったのは 春の光が降り注いだから
風のタッチが変わったのは 春の心が優しいから
風の音が変わったのは 春の呼吸が緩やかだから

つわもの達が渦巻く中で 一人真っ直ぐ板に立つ
如月劇場 ラストウィーク

あともう少し 成熟の春を待つ


(14)fubukiさん

来る桃の節句が迫ってきたせいか
なぜか緊張 どうしようもなく
何か今出来る事はないかと
考えた末に
例年になく早く来た
我が家のひな祭り前線

ひな壇の上でいつもより
10日以上早く壇上に座れた雛人形たちの
「ありがとう」が聞こえるような気がする

それもこれも
2月のコクーンの主のおかげ

コクーンの風を感じる詩を
心地よく頬に掠めながら
気持ちを収めつつ 落ち着かせつつ


春の始まり 桃の節句に
いざ立ち向かわん


(15)べ~さん

私が未だ嫁にいけないのは
母が端午の節句まで仕舞わなかった お雛様の呪いのせい
ここ数年 すっかり悪者扱いだった我が家の雛人形を
今年は 自分で出してみようと思います
そして 愛しの君の晴れ舞台 
みなでおめかしして お祝いしましょ!


(16) kunさん

TVのエキシビジョン
すぐれた身体能力
すぐれたバランス感覚
無駄の無い、鍛えた体
見るものを魅了する存在感
表現者達の発する光

どれをとっても
板の上の貴方を想う

声だけで
作品の方向付けが出来る主演の君に
逢いに行くのは
最後の如月

桃の節句も近いのに
梅の蕾もまだ固い

何か降りそうな寒い夜
ふと浮かんだのは
10年前に涙した

「さいごのゆき、もうすぐ はるです」


(17)hakapyon

遠く離れたトリノから
ユーラシア大陸の極東に
金色の春を運んだ女神

リンクに凛と咲き誇る
トゥーランドットの氷の女王

しなやかに体をそらせ3回転
その後に見せた微笑は
心の氷が溶けた証

「今、春が来て君は綺麗になった」

女王がリンクで観客を魅了する
立ち姿の美しさと
舞い姿の華麗さと
跳ぶ姿の力強さに

わたしはつい先日
美遊の館で出会った
同じように立ち姿の美しい
ひとりの革命家を思い出す

「おまえにも、翼はある」

君が言うように
ほんとうに
翼があるのなら

いますぐに
飛んできたい
渋谷の春に


(18) rabikkoさん

渋谷の美遊に酔いしれた旅人達が
ふたたび映画の神の美酒に酔う

映画を愛する者達の 頂点に立つその姿
旅人達は そっと見守る

シャープに尖れたその姿とは裏腹に
醸し出すオーラはどこまでも温かい

君が軌跡を語る時 その視線の先には
軌跡の始まりを知る人達がいた
とびっきりの拍手を受けて 新たな軌跡を歩みだす 
夕日を浴びてオレンジ色に染まった君は
今、プラチナの春の陽に輝く


(19)fubukiさん

春の予感 それは壇上でのユーモア
春の訪れ それは壇上での笑顔

人生におけるたった3時間の祭典で
20年間の時の去来を感じたあの瞬間

緊張が解き放たれ まず出た言葉は
「お前の頭、なんやねん」
その一言で自らの心と聞く側の心を解きほぐしたのち
一気に空気を引きつけた言葉ノチカラ

そのとき私は確かに見た
春の季節の訪れを
人生の春の訪れを

打ち震える心は 祝辞の言葉よりも
この言葉を選び取る

「ありがとう」



(20)【挙句】 hakapyon

暖かい春の雨の湿り気が
こころを潤す
弥生三月

連なった
歌の軌跡を振り返る

始まりは如月二月

うどん・そば・ラーメンそばで腹一杯
革命的にトホホな喜悲劇
渋谷の美遊の宴

青き春の女神が見せた
金色の微笑み
西欧の雪氷の競演

キネマの神様の粋な計らい
「縁だよ、縁」

これからますます咲き誇る
君を感じた
赤坂の「うれしいひなまつり」

数々の早春の祭典に
心踊らされて

オメデトウ!キミ!
そしてわたしたち!

芸の「真(まこと)の花」が咲くのは35歳以降だと
中世の不世出の役者は言った

うつろい過ぎる
時と人の流れの中で

「真の花」が開く瞬間(とき)に
巡り合えたこの一期一会と

その瞬間を皆で歌い
分かち合えたこの歓び

すべてのことに感謝します





「冬来りなば 春遠からじ」


厳しい冬を乗り越えて
桃の花がほっこりと咲き

南の温い風を聴いて
桜の蕾もゆるやかに
咲き誇る準備を整えている

春夏秋冬
季節を積みかさねることと
言葉を連ねることの
美しさを知った

如月から弥生にかけての
早春のこのひとつき

何処にも完全に属さず
幾度も「転校」し
「教室までの長い廊下」をとぼとぼ歩き

出会いと別れの季節を積み重ねて
ようやく訪れた成熟の春
「真の花」

でもここは終わりじゃない
あくまでも通過点

季節はまた、巡る

鉛の夢から醒めて
新たなスタートをキルために
蒼き狼はさらにミシンを踏む

その足踏みの力強さは
いつでもわたしたちに
まっすぐに届き

その紡ぎだす綾の輝きは
いつでもわたしたちに
チカラをくれる

たったひとつきりの物語を教えてくれた
師なる蒼き狼が見守る中で

雪を割って開く早春の花のように
新しい季節(ステージ)への歓びに輝いていた
きみの想いが

まっすぐに届きました



「これからもがんばります」












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