刹那と永遠 - Moment and eternity -

2005/03/30(水)18:40

「GOODLUCK!!」と私(3) ~「夜間飛行」~ 

TVにひとりツッコミ隊!(436)

春爛漫・深夜の寝不足劇場。 本日の上映作品  ☆★ 「GOODLUCK!!」(第5話・6話) ★☆  ♪ ラーイドンターイム 心に火をつけて ♪ (byヤマタツ) のテーマソングどおり、 hakapyonの心に火をつけやがった(あら、はしたないお言葉) 因縁の第5話・第6話観賞である。 エピソード・ワンで語ったとおり、デトロイトから帰ってきて 改めてhakapyonは旦那と一緒に「真剣に」このドラマを見始めた。 (旦那は初回からかなりはまって真剣に見ていた) そして、その瞬間は突然にやってきた。 5話の「無愛想でオレにかなうものは居ないがね」で着火。 6話の「誰が諦めると言った?」で一挙に爆発炎上(笑。 「諦めない」という言葉は、hakapyonにとってちょっと特別の意味があるのだ。 そのキーワードを、あんな状況でカッコよく言い放ってくださった香田キャプテンに・・・惚れた!! 「自分の評価は自分で決めろ」 「ギリギリまで粘るには判断力が必要だ」 「お前は何でもぶつかっていけばいいと思っている」 ・・・サドかってくらいにキッツイお言葉(でも正論)のひとつひとつが、hakapyonの胸にもちくりちくりと刺さった。 ああ、もっと厳しくhakapyonをしかってください香田キャプテン!! 当時、キムタク好きでこのドラマにはまっていた旦那に、hakapyonがあまりにコーダコーダうるさいので「hakapyonさんは堤派なの?」(←「派」ってなんだよ「派」って!)と聞かれて「違うよ、あたしゃ香田キャプテン派だよ!」といい放ったことを思い出す。 そのうえ「あくまでもhakapyonはコーダ派で、堤さんは役柄によってイメージまったく違うから好きなのかどうかもわからん」などとふざけたことをほざいていたような。 いや、もちろんバツグンにいい役者さんだとは思っていたのだが・・・役者のパ-ソナリティーにまで興味が無かったのだ。(なんせhakapyonにはこの時まで「好きな俳優」というものがいなかった。なので人から「好きなタイプの俳優は誰?」などと質問されると非常に答えに困っていた^^;) 初の海外一人旅・デトロイト珍道中と香田キャプテンとの出逢いは、hakapyonの中では密に繋がっている。 「新しいことにチャレンジすると、人生が動く」という当たり前といえば当たり前のhakapyonの持論がまたここで証明された。 ***** 5話「ニアミス」。 元と歩美のバナナ食べながらの告白が微笑ましい^^ これ、多大に木村さんのアイデアが入っていそうな気がする。 なんせ「今、白州次郎が気になる」と言っていた矢先、新ドラマの役名が「次郎」だもん。わかりやすいよ、木村さん・・・^^; 他にもこの回は元の表情が絶品である。 いつもの、口元をちょっとゆがませる独特の表情も、コクピットでやられると軽く感じるのだが、恋バナがらみの展開の中で見るとなかなかチャーミング。 香田ちゃんが徹底的に渋面なだけに、よけい可愛くみえる。 監査室での、うららと香田の「ファイト!」の後、 「・・・失礼しまーす」と監査室を出て行く元のなんとも嬉しそうな、笑いを含んだ表情もいい。 香田と歩美が職場からの帰り道、ほのぼのと語り合うシーンも好き。 冷徹なツッコミ監査官が逆に新人整備士に突っ込まれて、一瞬戸惑いの表情を見せる。 クールな男が見せるスキ。 ええなあ~ ***** 6話「夜間飛行」。 おお、なんとこの因縁のダイバート、北京便だったのか!! なんか嬉しい。 この回、大好きである。 初見の時「何コレ!おもしれーーーー!」と鳥肌が立った。 コクピットでの元と香田の緊迫したやりとり。 無事に着陸した後の、安堵の表情。 仕事を通じて理解しあう二人。 緩急が見事。 空のヒトと地上で待つヒト。 若い、出来立てホヤホヤの熱いカップルと 紆余曲折を経た大人の訳あり男女。 対比が素晴らしい。 若い二人の真正面からお互いを求め合う姿も微笑ましかったが、大人の二人がナナメに構えて正直になれないもどかしさも、よかった。(初見の時、hakapyonはこのシーンで泣いた覚えがある) また、容易に諦めずに、困難な状況の中であらゆる可能性を探る香田キャプテンは、実はやはり元と同じ、「熱くて頑固な空の男」(@津嘉山キャプテン)だったのだ! ***** パイロットにして作家である、サン=テグジュベリの「夜間飛行」という小説がある。 郵便飛行事業に携わる空の男たちと、地上で待つ女たちを描いた物語。 第6話のサブタイトルは、この作品を意識していると思う。 この小説で表現される、「空を飛ぶ」という行為・・・誰もが到達しえない高みから遠くを見ることによってもたらされる、高揚感と飛翔感がたまらなく好きだ。 (このHPにもある箇所でちらっと引用させていただいております) hakapyonの座右の銘ともなった、特にお気に入りの一節がある。 主人公の冷徹な支配人・リヴィエールは言う。 飛行機に携わった人ならではの人生訓。 「人生に解決法なんてないのだよ。人生にあるのは、前に進む力だけなんだ」

続きを読む

このブログでよく読まれている記事

もっと見る

総合記事ランキング

もっと見る