TV雑誌にドラマ「恋におちたら」の出演者へのインタビューが載っていた。
堤さんの「幸せは継続するものではなくて一瞬のものだと思う」という言葉に、不覚にも涙してしまった。
切ないよ。そんなの刹那すぎるよ、って。
さらに「いつも幸せでなんていられない、いいことも悪いことも受け止めて、一生懸命生きていきたい」と語っていた。
徹さんに「ほんとうのこと」を教えてもらった優香の気分になった。
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堤さんのインタビューには考えさせられることが多い。
以前のananのインタビューの中にあった、
「空虚を無理に埋めない。そのほうが強くなれるから」という言葉も印象に残っている。
いい仕事して売れっ子で、プライベートも充実してて素敵に年を重ねている堤さんに「空虚」が存在するのか・・・と愕然とした。
この空虚の理由がなんとなく解った。
幸せが一瞬だからだ。
どこか満ち足りていない、欠落したもの(弱点)がある方が人は魅力的に見える。
しかし、それは精神的にはけっこう「しんどい」ことである。
そのしんどさと向き合う強さが欲しい。
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以前、堤さんの出演していた「朗読紀行・燃えよ剣」の土方歳三の苛烈な生き方に対してこんな感想を書いたことがある。
「刹那の積み重ねが、彼の目指す美しい生き方なのだろうか」
もちろん、歳三と堤真一のダブルミーニングの意味で書いた。
あながち間違っていないな、と思った。
そしてこのブログのタイトルに「刹那と永遠」という言葉(「キル」より)を選んだ自分のセンスをこれからも信じていこうと思った。
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