*「吉原御免状」ネタはさらに続く*
先日の日記に書いた
草原のように広く長いhakapyonの感想文を
最後まで読んでくださり
おまけにステキな感想の足跡を残してくださった
みな皆様
本当に、ありがとうございました!!^▽^
その中で
べ~ちゃんに寄せたコメントが
これまた途方もなく長くなってしまい
さらにそれを簡潔にまとめる能力もないので(^^;
こちらに掲載させていただきます
ご了承、くださいませ
*******
<べーちゃんさんへ、お返事です>
素晴らしいコメント、ありがとうございます!!^0^
hakapyonもまだ堤さんの舞台は
「カメレオンズ・リップ」からしか見たことが
ないんです。
「カメリプ」のときは
他の役者さんに比べて「自然すぎる」というか、
あまり普段のドラマの時と
声やテンションが変わらないので
正直、凄さがわからなかったのです。
でも、よく考えてみると
あの場所でかまえずに力まずに
自然に存在していることが
凄いんですよね…
その後、何本か見るうちに
どんどん板の上の堤真一さんの凄さに
惹かれていきました。
そして前回の将門公と今回の「吉原御免状」で
…完全に打ちのめされました!!
役者が己の限界に挑戦する「生命力」が
板の上で輝き、炸裂する姿に
感動しました。
板の上って
その人のすべて…カラダや生き様
考え方や頭の中まで
あからさまになりますよね。
板の上で自由でいられるひとは
きっとどこに行っても自由なんだろうなあ、と
堤さんを見ていると感じます。
それこそ「蒼き狼」の精神ですよね^ー^
hakapyonもバレエはスキですよ~
ナマで観賞したのは数回ですけど(^^;ゞ
自分でチケットを取って観に行きます。
テレビでドンの「ボレロ」を
はじめて見た時の感動は
今でも忘れられません。
あの「ボレロ」の情熱的な音のうねりやリズムを
色彩と踊りで見事に表現しているのを観て
感動のあまり泣きそうになりました。
(「愛と哀しみのボレロ」ももちろん観ました!!)
レニングラードバレエ団で客演なさった
草刈民代さんの黒鳥の32回転を
ナマで見た時は
…鳥肌が立ちました!!
鍛えられたバレリーナのカラダは
本当に綺麗ですよね~^^
あらゆるスポーツ選手が素手で戦ったら
いちばん強いのは実は「ダンサー」だ、と
何かで聞いたことがあります。
それだけ筋肉がバランスよく付いていて
理想的な体型だということなのでしょうか?
あの流れるように華麗な
舞の如き殺陣を披露なさる堤さんにも
通じるものがありますね…
修羅の場面、素晴らしかったですね。
Q席と会場の後方に座っていたhakapyonにまで
誠一郎の哀しみと怒りの修羅が
痛いほど、それこそ刺しこむように
伝わってきました。
見目かたちの説得力と演技力、
それを支える体力と精神力。
心・技・体が高いレベルで調和した
剣士の如き役者さんだと思います
って…褒め殺し状態ですねこりゃ(^^;ゞ
バレエもオーケストラも
能も狂言もミュージカルもストレートプレイも…
板の上の人はみな尊敬に値します^^
彼らにはこれからも人間の生命力と可能性で
わたしたちを感動させて欲しいですね^^
そして、与えられるだけじゃなくて
わたしたちもそこか何かを生み出せたらいいな…
※ 追 伸 ※
パリ・オペラ座のドキュメンタリー
「エトワール」というバレエ映画をご存知ですか?
この映画の中にあったバレリーナの台詞がすごく
スキなんです。
「バレエを愛している?愛なんて生やさしい感情ではないわ。私はバレエを生きているの」
自己陶酔に浸らず
役を生きる堤さんを見ていると
hakapyonはこの台詞を思い出します。