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刹那と永遠 - Moment and eternity -

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2005.10.11
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ボケーッとTVを見ていたら
旦那がチャンネルをNHKに変えた

「あの日を抱きしめて・にっぽんが泣いた長嶋引退までの48時間」
という番組だった

石原裕次郎
長嶋茂雄
ガンダム

彼らは
特定の世代を象徴するスタアである(ホンマかいな^^;)

といってもわたしがこれらについて知るのは
その熱狂的ファンがいまだに多数存在するということだけで

彼らの全盛期の輝きや内容についてはよく知らない

「ブランデーグラス」を歌う石原裕次郎をみて
目をうるうるさせていた
わが父や

長嶋茂雄の素晴らしさをとうとうと熱く語る
旦那の父

30過ぎてガンダムのプラモを
目をきらきらさせて眺めている
中年男性などを見ると

その凄さをリアルタイムで知らないことが
ちょっと悔しくて
嫉妬さえ覚えてしまう





長嶋茂雄は国民的スタアである(らしい)

その華麗なプレイは人々を魅了し
明るく気持ちのよい気質が皆から愛された(らしい)

栄光の背番号3の現役時代を知らない私には

天然系で気のいい元巨人軍監督

とか

徳光さんの教祖様

とか

外来語の使い方が微妙に変な一茂と美奈のオヤジ

というイメージしかない

彼のことを悪く言うやつなどいない
一億総長嶋ラブ♪といっても過言ではない

その天真爛漫(ちょっと赤ら顔)な笑顔で
太陽のようにあまねく人々を愛し、愛される男
長嶋茂雄である

その、当時の球界を支えたであろう存在感は
今で言うところの誰に該当するのだろうか

大リーグに渡ったイチロー?
Jリーグ創世記のカズ?
磐田スタジアムでのゴン?(←カリスマ状態^^;)

しいていえば
明るさと華と奇跡を呼ぶ男という意味で
ゴン中山が一番近い気がするが

やはり長嶋茂雄は唯一無二

あの、人々が希望にあふれていた
浮かれた時代の空気感や
昭和の好景気時代を象徴する別格のヒーロー

日本・ハイテンション時代の寵児

という気がしないでもない

娯楽の少ない時代
次々と逸話を作るヒーロー・長嶋に
人々が寄せる期待と存在感には
いまのヒーローたち以上に大きかったのだろう





番組は
長嶋の引退試合とその後の伝説の引退セレモニーの日
あなたはどこで何をしていたか?を振り返る
構成であった

あの時、スタジアムにいて長嶋さんに声をかけてもらった人
裏方としてセレモニーを仕切った人
爆弾テロ?の被害を受けて負傷した刑事

いまでは年を重ね
ひとかどの立場になった
それぞれのひとたちが

長嶋茂雄の輝かしき栄光に
自分の青春時代を反映させて

子供のころの宝物を探し当てたときのように
きらきらした表情で
熱く、長嶋茂雄を語る

あなたにとって長嶋さんは?という問いに

親友です(←違うかも^^;)、と答えた後に
恥ずかしそうに照れ笑いを浮かべ

「…片思いだけどね^^」

とおっしゃった方がいたのが
印象に残った

あの時代はみな、長嶋茂雄に
片思いをしていたのかもしれない





「君は長嶋を見たか」と問われれば

残念ながらわたしは長嶋茂雄を見ていない、と
答えるしかないのだが

しかし
これだけはいえる

「長嶋茂雄は見ていないが、城彰二は見た」

…なぜにいきなり上昇時?

それはですね

わたしにとって城彰二選手は
長嶋茂雄と同じなのだ

1997年11月16日
ジョホールバルのスタジアムで
私にサッカーの世界を垣間見せてくれた
絶対的なヒーローなのだ

1998年11月3日
真夏のように暑かった国立競技場で
目の前で「諦めなければ勝てる」ことを体現し
奇跡を見せてくれたヒーローなのだ

2000年1月7日
前日からの雨が止んで
1月とは思えないほど暖かい小春日和

2年前の因縁の場所・成田空港から
屈辱を栄光の笑顔に変えて
晴れ渡った空を西へまっすぐに飛んでいった姿

同じく2000年1月31日
日本人初得のリーガ2得点で天を仰ぎ
長年の思いを結実させた姿

今でも昨日のように鮮やかに覚えている

そしてその翌日
浮かれる想いを必死で抑えながら
静岡駅に続く混雑した地下道を突っ走ったのも覚えている

あまりの嬉しさに
体が勝手に躍動するのだ
走らずにはいられなかったのだ

運命の2002年6月9日
彼の姿はピッチにはなかったが

わたしをW杯のスタジアムへ導き
元日本代表・岡田武史監督に引き合わせ
岡田さんに感謝の気持ちを伝えさせてくれた

わたしの永遠のヒーローなのだ

2月のそぼ降る冷たい雨の中
握手をしてもらったこともある

まさかそんな機会が訪れるとは思っていなかったので
寒さと極度のうれしさに
震えたものだった

(プレミア試写会で
はじめて同じ目の高さでナマ堤さんを見たときも
こんな反応だったなあ^^;)

その時の柔らかい手の感触と
彼の眠り猫のような切れ長の瞳は
一生忘れない

…と
すっかり城彰二語りに酔ってしまったが(^^;

もちろん
過去の栄光を追うだけではなく

光も影も乗り越えて
昔よりサッカーを「楽しみながら」
今日も、いまも横浜FCで闘い続けている
マイ・ヒーローを
現在進行形で応援している訳である^^

そんな彼にも
いつかは
現役を引退するときが訪れる

その時わたしが
どう感じ、思うのかは
そのときになってみないとわからない

ただ、いまは
彼が選手生活を全うするまで
(地味に)応援し、見届けたいと思っている





スポーツや芸能が人々に与えるチカラは
馬鹿にならないほどに大きい

たった一球が
ひとつのゴールが
ワンシーンが

見た人の人生を変えてしまうこともある

結局、ひとはみなミーハーなのだ

何かに熱狂したいのだ
誰かに酔狂されたいのだ

やはり人生にマイ・ヒーローは必要なのだ!!(←断言)

長嶋茂雄を熱く語る
いい年をしたおじ様たちのおぼこい姿を見て

「ミーハー万歳!永遠なれ!^0^」
とひそかにエールを送り

…なんとなく、安心した
夜であった











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最終更新日  2005.10.11 20:52:10
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