やりました!
荒川静香姐さんっっっ!!
金メダルですううううう!!
思えば昨年の
「全日本選手権」でのSP
ラフマニノフ(←この人の曲、よく使われるね)
「パガニーニの主題による狂詩曲」での滑り
白と黒の斬新な衣装と
きっちりと編みこんだ髪型のスタイリッシュさ
氷上での立ち姿
身体のラインの美しさ
優雅で伸びやかなスケーティング
そして演技の後に見せてくれた
華のような笑顔に
一目惚れ
その後の
エキシビジョンでの優雅さと
「NHK特集」で知った「女王の誇り」にさらに惚れ込み
密かに(でもないか?)
お慕い申しておりました・・・
本当に、嬉しいです
おめでとうございます。
*
彼女が
今回選んできたプログラム
プッチーニのオペラ
「トゥーランドット」は
04年度の世界選手権でも
同じく金メダルをとった
縁起モノ
(
世界選手権とオリンピック制覇か・・・ますますすげーよ!しずちゃん!)
オリンピックを前に彼女は
コーチをかえて
現在の新採点法では
あまりメリットの無い
「イナバウワー」を
あえて復活させ
新採点方採前のプログラムである
この作品をさらに改良させて
挑んできたのである
全日本終了後のニュース番組で
「秘策があります。秘策だからここでは言えません^^」
とほくそえんでいた彼女
わたしは
この「秘策」を聞いた時
これは
荒川静香のいままで歩んできた
スケート人生を賭けた
挑戦だと思った
技の多様さ、些細さ、難易度
ジャンプの正確さ、種類の豊富さ、高さ
身体の柔軟さ
それはそれで確かに美しく
ひとつの美の基準だと思う
しかしフィギュアスケートは
「競技」であり
「演技」であるから
すべてを点数化できない
演技の「印象」や
物語性というものが存在する
そこに居るだけで美しい
氷の上での立ち姿
バランスのよい体躯を生かした
天性の伸びやかさと優雅さ
なめらかなステーティング
確かな技術と表現力のバランスのよさと
悠然としたおおらかさを感じさせる
彼女の世界を
わたしも支持する
3-3を3-2に変えて「金」っていうのも
伊藤みどりちゃんは怒り心頭かもしれないけど(^^;
荒川さんらしくってイイ
天才ジャンパーの
記憶に残る銀メダルと
優雅さを誇るスケーターの
金メダルとの差が
ここにある
ジャンプに挑むのがみどりちゃんの
優雅さに挑むのがしずちゃんのスタイルなのだ。
*
練習でできないことは
本番で出来るはずがない
練習場で異彩(オーラ)を放って輝いていた
荒川さんを見て
これはもしかしたら
金とるんじゃないかな
なんて思っていた
だから今回の金は「想定の範囲内」^^
それにしても
念願の初ライブ「トゥーランドット」が
金メダルの滑りになるとは
感無量!!
明るい青と
濃い蒼を組み合わせた鮮やかな衣装は
まさに
東洋の「氷の女王」
シャープタイプの彼女の白い肌と
強い眼差しがよく映えていた
いつも以上に
伸びやかな美しいスケーティング
ぴんと伸びたしなやかな腕や脚や背中
ふっと手を離しても
まったく軸がぶれず
微動だにせぬスパイラル
そしてしなやかに身体をそらせた
イナバウワーで
背筋の強さを美しさに変換させて
観客を魅了していた
演技の途中から拍手が鳴り止まず
最後はスタンディングオベイションだった
彼女のこれまでの道のりを
「ちょっとだけ」知っている私も
彼女の演技の素晴らしさに
朝から、涙した
結果はあとからついてくる
世界の頂点にいながら
自分の持ち味である
「スケーティングの優雅さ」で勝負すべく
新しい可能性に挑み続けて
自分との闘いに勝った
荒川静香は
残り三人の滑りをみるまでもなく
氷上に君臨する
誇り高き女王だと思った。
※
村主さんの「祈り」のようなラフマも素晴らしかった。
世界の四位!!おめでとう!
美姫ちゃんも次があるさ!!
日本のみなさん、お疲れさまでした!!
胸張って帰ってきてね。
そして
スルツカヤ・・・
病気をおしてよくがんばったよ。
運命を笑って受け入れたあなたは、素敵。