テーマ:フィギュアスケート(3631)
カテゴリ:マイ・ヒーロー☆マイ・ヒロイン
ビデオに録画してあった「ドリーム・オン・アイス」をすべて鑑賞した。 印象に残ったものだけ感想。 まずは塩原。(←いきなりそれかよ(^^;呼び捨てだし) 今回は比較的静かであったが やはり「三三ナナ拍子」など要所要所で 笑えぬダジャレ&暴言はきまくりであった。 「演歌の花道」チックな七五調の体言止めがいやらしい。(←この日記を書いているお前がいうな) 「~して」等の、文章を途中で切るのがいやらしい。 (その先が気になるじゃないか!・・・ってその先なんて考えて無いんだろうけど) 結論:いやらしい。 八木沼さん。 もうちょっと口数減らしてください。 無駄な言葉が多すぎます。 「やはりなんといってもこれですよね~」 何なんだよ。 中野友加里さん。 スピーディで清楚だ。 スピン速い速い。いつまで回るんだっつ~の。 サン・サーンスの「白鳥」とは・・・王道だなこりゃ。 東京世戦での「SAYURI」。 シンデレラ・ストーリーの後の「シンデレラ」。 選曲のセンスがわかりやすい。恥ずかしくなるほどどまんなかストライク。 「フィギュア界の女福山雅治」と勝手に呼ばせてもらおう。(なんだそりゃ(^^;) 武田奈也ちゃん。 体でけえ。口でけえ。スケールでけえ。 はじけた表情。リンクにいるだけで何かひきつけるものがある。 存在感がある。踊れてるのもイイ。 長い手足をどーんと伸ばして作るビールマンスピンのとんがり感がすげえ。ゴシック建築。 キムユナさん。 あたしこのひとの顔と雰囲気好き。 眉毛と目の幅が広くて一重の切れ長の目が好き。 翳りがあって寂しそうで表情が儚げで(←実際の性格は知らない、あくまで印象) 演技することによって自分を解放している不器用なカンジがツボ。 今回のノリの良いナンバーは彼女にとっては「挑戦」だろう。 見慣れないのでちょっと違和感があるが芸の幅を広げる意味でも頑張ってほしい。 アンコールの「リフレクション」はイイ。 世選EXで見たときの感動を思い出した。 織田信成くん。 (くわしくは昨日の日記に書いたのでこちらを参照ください) フィギュアスケートは昔から好きだったが ナルシスティックお耽美王子系の多い 「男子フィギュア」の選手にはハマれなかった。 そんなhakaの食わず嫌いの牙城を一気に崩した haka的フィギュア界の「革命児」、それがノブナリ。 愛嬌あふれる気さくな雰囲気。 どこにでもいそうでいない存在感。 バタくさい二枚目が多い中でひときわ目を引く個性的な和顔 その風貌に反して からっと明るくふわふわした天真爛漫な表現力は日本人離れしている。 織田君といえばコミカルではっちゃけた演技の印象があるけれど 実は立ち姿が綺麗で所作が優雅な選手だということに皆気づいているのだろうか。 人前で泣くことに対してまったく抵抗が無いのもスゴイ。 カメラやマスコミなどの不特定多数の前でも自然体、構えないのもスゴイ。 涙をこらえることが美徳とされる日本において ストイックであるべき男子アスリートがわんわん泣きまくっていた あのNHK杯での号泣シーンは衝撃だった。 ニッポン・スポーツ界の桶狭間だった。(←だから信長さんからめるのはやめなさい) カッコつけることを忘れた男はなんてカッコイイんだろう。 (どっかのコピーのぱくりだ・・・) ああ、オダリンを語り始めるとエンドレス・・・ 織田君のスケートはすべてにおいて軽やかだ。 オットコくさくハードにキメても繊細で軽やかだ。 あの満面の笑顔。(キャラクターも含めた)あの軽さ。 ヤツの背中には絶対見えない羽根が生えている。 ああ、オダリンを語るとどうしてもポエムな方向に行ってしまう。 だって彼自体がhakaのポエムなんだも~ん。 ハードロックでノリノリナンバーの後のインタビューでは いつもの「ほんわか信成君」だったのがまた笑える。 背中に羽根の生えた軽やかな革命児よ、今後もhakaをいい意味で裏切り続けておくれ。 ポエムといえばこのお方。 ステファン・ランビエール様。 「ステファン・ランビエール」・・・名前だけで既にイケてる。 だって「ステファン」だよ「ステファン」・・・ ステファンといえばイケメンとエドバーグ(←テニスの選手)の頃から相場がきまってるってものさ。 静と動のめりはりのある演技 余韻を感じさせる視線や仕草 色っぽいっす 雰囲気作るのが上手いなあ 彼の滑りを通じて「ロミオとジュリエット」の悲しい物語が鮮やかに見えてくるよ・・・ なんと!四回転も入れてきたぞよ 腕くねくねスピンも顕在 スピンのポジションを崩すときの所作が激しくて インパクトあってカックイイ それさえも表現の一部になっている。 胸に置いた白薔薇・・・(笑)←笑うな アンコールの「フラメンコ」では ランビエールフェロモンの海と化したリンクで女性の熱い視線を一身に浴び くるくると情熱の恋を踊る世選でのランビエール様を思い出して コーフンしてしまいました。 今期のランビエールが楽しみです。 最後のトリは高橋大輔くん。 ヴョークの曲で悶々と、いやらしく悩ましく踊る。 ランビーエールの「フラメンコ」の冒頭に似た、最初の手の振り付け そのときの顔力(ガンリキ)の凄さにビビッた。 おいおいちょっと、すげー顔してるよダイスケ・・・ 新横浜のPIWで至近距離から大輔の「ロクサーヌ」を見たことがある。 印象に残ったのは 定評のある滑りの美しさより 剃刀のように鋭いジャンプのキレ味より何より その眼力 燃えるような、挑みかかるような熱い瞳。 いったいこの人はいままでど~ゆ~人生を歩んできたのだろう どうしたらハタチそこそこでこんな激しい眼をもてるのだろうと 彼の素性を知りたくなるくらいのチカラがあった。 足元の安定感が抜群な、まったりと滑るスケーティングが美しい。 悩ましげにカラダをくねらせる仕草が美しい。 曲線が描く芸術、アール・ヌーボーの美だ。 ひとから観られることによって恍惚を得る自意識がひらきなおると こんなにもヤバい色気を放つ。 カッコつけることを極めた男はなんてカッコイイんだろう。 大ちゃんのアンコールは「オペラ座の怪人」。 東京体育館のオペラ座の怪人の夜がよみがえる。 このプロは曲のチカラが大きいな ♪じゃ~ん!じゃじゃじゃじゃじゃ~ん!♪の曲がかかっただけで 無条件に興奮するぜ!!! 銀色のファントムは最後に仮面をがっ!と外してみせた。 「オペラ座の怪人」の物語を知った後 この振り付けの意味がわかってから演技を観るのも感慨深い。 高橋大輔の魂のダンスは、銀のメダルの光を纏いさらに輝きを増した。(←結局、塩原風じゃん!?) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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