2009/06/17(水)18:40
桑田真澄講演会「試練が人を磨く」。
帽子を深めに被るからその表情は読み取りにくくて
帽子後ろからチラッときれいなうなじをのぞかせて
投手としては華奢な体をしなやかに使って投げる
巨人のエース・18番
桑田真澄投手
単純に
その投手としての「様」が好きでしたねえ
(バッティングが上手い点もセンスを感じさせて好きでした^^)
さらにその後晩年になって
アメリカのメジャーリーグに挑戦するという
傍目から見たら「そりゃ無理だろ!無謀だろ!」ってな大仕事を
やり遂げてしまった鉄の意志の男でもあります
そのhaka的「小さな巨人・里中クン・・・じゃなかった桑田クン」
(※ちなみにhaka的「リアル殿馬一人」はもちろん遠藤保仁←サッカーじゃん(^^;)
憧れの18番が浜松にやってきて
このたび我等の前で講演をしてくださいました。
講演の感想は・・・
内容もさることながら
桑田さんのしゃべりの面白さ
客いじりの上手さに
驚かされましたわ!!
もっとボソボソとしゃべる
もの静かなキャラだと思っていたのに・・・
さすが大阪生まれ大阪育ち?
“笑いを交えた基礎会話能力”が高い
話にも都度オチがある
話が長くなって子供たちが退屈してきそうな頃合に
(とはいっても話が上手いのでhakaはまったく退屈する間もなかった)
壇上に子供を上げて、いじって
微笑ましい雰囲気を作り、最後に(サイン入り)色紙プレゼント攻撃
「ホンモノに触れるのは大切」と言って
巨人時代のユニフォームや実際に使っていたミットなどを
子供たちに着させたり付けさせたり
桑田さん、きっと子供ダイスキなんだろうね^^
将来もチームの監督業よりも
子供たちがのびのび野球ができるための環境を作りたい
そのために教育者を育てたいとのこと
根本から野球界を変えたいともおっしゃってました
その志、すばらしきかな
講演会のタイトルは「試練は人を磨く」
生まれは4月1日学年の中で一番の末っ子
同期に天才バッター清原くん
ケガに泣きケガを乗り越えての選手生活
誰もが諦めても本人だけは諦めなかったメジャー挑戦
その言葉どおり
講演前に見せてもらった桑田さんの選手時代を振り返る映像は
試練の連続
挫折の連続
そして挑戦の連続でした
それでも桑田さんは諦めない
決して諦めない
どこまでもしつこくくらいつく
そして気がつけばいつのまにか目標に到達しているのです
桑田さんの考え方は相対的
“物事にはすべて「表」と「裏」がある”
“試練”と聞くと
表向きは「苦しいこと」「障害」等
ネガティブな意味合いが濃い
しかし裏を返せば
「日々の練習を試す機会」・・・「チャンス」だということ
ここで頑張れば人はさらに伸びるという好機でもある、と
桑田さんは考えます
さらに目標を叶えるための手段
努力にも「表」と「裏」がある
野球がうまくなりたいために
トレーニングをして身体を鍛えるのは「表」の努力で
勝負に勝つために必要な「運」を呼び込むために
心がけた行為が「裏」の努力
ちなみに桑田さんの裏の努力は「トイレそうじ」なのだそうだ
コツは短期間集中で毎日コツコツと
今日はこの便器!と決めたらそれをぴかぴかに磨き上げるとのこと
もちろんこれ以外にも
部屋はいつも綺麗に掃除しておくとか
玄関の靴は綺麗にそろえるとか(←風水ですね)
日頃の暮らしの中でもよい気が流れていくように
小さな努力を続けているそうです
この話を聞いてhakaが思い出したのが
「自然体」でのヤットのポリシー
「ゴミのポイ棄ては絶対にしない」と言っていたこと
こういう表には見えてこない“躾”(←身を美しくと書く!)の部分
暮らしの中の小さな努力が
実は彼等の活躍、大きな結果に繋がっているのかもしれない・・・
と思わずにいられないhakaなのでした。
野球、サッカー、ジャンルを問わず
数々の挫折を超えてきた人は
物事の光と影を見据え、物事を多面から見られる柔らかさがあり
言葉にも実に味わい深いものがあります。
「試練は人を磨く」
試練は練習の成果を試す良いチャンス!!
恐れずに諦めずに・・・日々、挑んでいきましょう!!