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刹那と永遠 - Moment and eternity -

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2010.06.26
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カテゴリ:蹴球七日制



◆本田の左!遠藤の右!世界が震えたFK共演 (サンスポ)


◆自画自賛の一撃!遠藤が“柔”のFK決めた(デイリースポーツ)


◆本田と思わせて…遠藤!美しすぎるFK!(日刊スポーツ)

>【写真】前半30分、追加点のFKを決めた遠藤(右端)がVサインでピッチを疾走(左から大久保、長友、本田)

>南アW杯第14日 ▽1次リーグE組 デンマーク1―3日本(24日・ルステンブルク) 
遠藤、岡崎がW杯初ゴールだ。MF遠藤保仁(30)=G大阪=は前半30分、チーム2点目となるゴール正面約25メートルの直接FKを決めた。MF本田を説き伏せ、キッカーの権利を“強奪”。右足で芸術的なゴールを決めた。2―1に迫られた後半42分にはFW岡崎慎司(24)=清水=が左足でゴールに流し込みダメ押し。悔しさをはね返した2人の活躍で、日本はアジア勢として66年の北朝鮮以来44年ぶりに3点以上を奪った。

 遠藤にとって、ゴールを奪うことより、本田からキッカーの座を奪うことの方が難しかった。

 前半29分、大久保が奪ったFKのチャンス。ゴールほぼ中央25メートルの絶好の位置だ。

 本田の左足が「剛」なら、遠藤の右足は「柔」だ。2人のキッカーがボールの前に立った。

 「蹴っていいスか」。先制FKを決めている本田は当然、主張した。

 「オレも蹴りたい」
しかし遠藤は言い返した。

 6人の巨漢デンマークの壁は“人間山脈”のようだったが「立ち位置が甘かった。狙ったコースに蹴れば入る自信があった」。遠藤は、決して譲らなかった。「オレが先制点を取っていなかったら、ケンカになっていた」と本田は苦笑いし、引き下がるほど遠藤には絶対の自信があった。

 壁の右上ぎりぎりを抜けたボールは、美しいカーブを描き、枠の外からゴール右隅へ。前半30分、遠藤の芸術的FKが決まった。「むしろ2本目の方が素晴らしいFKだった」。デンマークGKセーレンセンは舌を巻いた。

 06年ドイツW杯ではフィールド選手で唯一出場できなかった男が、大舞台で初ゴール。遠藤は、ベンチへ走った。「今朝、オレがゴールする夢を見たと言ってくれたコンちゃん(今野)の所へ行ったんだ」と満面の笑みで話した。

 鹿児島・桜島で、遠藤3兄弟を知らない人はいない。3人とも名門・鹿実出身。長兄・拓哉さん(36)は地元の京セラ川内でプレー。次兄・彰弘さん(34)は横浜Mなどで活躍し、96年アトランタ五輪にも出場した。

 小学生のころから自宅の庭で、6歳、4歳年上の“名手”に鍛えられてきた。「今あるのは2人の兄貴のおかげ」と遠藤は話す。ひょうひょうとした表情の裏に熱い闘志を持つ薩摩隼人が、本田に対して引くわけがなかった。高校選手権、九州リーグ、Jリーグ、五輪―サッカー3兄弟が紡いできた夢は、ついにW杯のゴールまで届いた。



◆遠藤本田制し「オレに蹴らして」弾(日刊スポーツ)

>【写真】ゴールを決め右手を突き上げる遠藤を、笑顔で追い掛ける代表イレブン

<W杯:日本3-1デンマーク>◇1次リーグE組◇24日◇ロイヤルバフォケング

 【ルステンブルク(南アフリカ)=25日】日本代表MF遠藤保仁(30=G大阪)の一撃が、決勝トーナメント進出を決定づけた。1点リードの前半30分、「蹴らしてください」というMF本田を制して、右足で直接FKを決めた。司令塔としてもチームをけん引した男は29日のパラグアイ戦でもゴールを狙う。FW岡崎慎司(24)も後半42分に3点目を入れるなど、日本は強豪デンマーク相手に、W杯史上最多の3得点を決めた。

 ゴールまでの道が、クッキリと見えた。譲れない。中央27メートル地点のFK。勢いに乗る本田から「僕に蹴らしてください」と言い寄られた。「ここはオレに蹴らして」。GKはかなり左寄り。ゆっくりとステップを踏んで、右足を振り抜いた。5枚壁の頭上を通過したボールは、落ちながらゴール右隅に吸い込まれた。遠藤は真っ先にサブ組が見守るベンチへと走った。

 遠藤 相手GKはあまり動かない人だし、壁さえ越えれば、ゴールできると思っていた。感触がよかったので、シュートした瞬間、入ると分かった。ベンチに走ったのは、みんなで戦ってここまできたから、試合前から決めていた。

 FKを譲れない理由があった。試合会場に向かう直前のホテルで、4歳の長男・楓仁(ふうと)くんに電話で約束していた。「パパ、FKで点を決めてね」。「分かった。約束するよ」。試合後、再び長男に電話した。「パパ、格好良かった」と言われ「楓仁との約束を守ったでしょう? 次もまた決めるから、今度は寝ないで見ててね」。日本代表の2試合を応援して帰国した長男へ大きなお土産を贈ったが、再び約束して自らを奮い立たせた。

 司令塔としてもチームをけん引した。日本はここまでの2戦とは違って4-2-3-1システムで試合に入った。しかし、何度か相手MFトマソンに飛び出しを許した。前半10分過ぎに岡田監督に「やりづらいので元の3ボランチに戻していいですか?」と直訴した。直後に監督から指示が出され、4-3-2-1に変えてからは、中盤が落ち着き、相手に決定的な仕事をさせなかった。

 日本サッカー史に新たな歴史を刻んだ1人として、ここで満足するわけにはいかない。「パラグアイは1次リーグ3チームとはタイプが違う。全員ハードワークするし、ずる賢いプレーをする」。日本の心臓と呼ばれる男は、すでに相手の特徴は把握済みだ。簡単な相手ではないが、勝利のイメージはできている。「本田が乗ってるから、相手が気を取られたすきをまたオレがFKで突く」。日本の貴重な得点源になったセットプレーで、遠藤が歴史をさらに塗り替える。





楓仁!


超グッジョブ!!!






◆「あっけなかった」本田「オレけるよ」遠藤 個性が融合(朝日ドッドコム)




本田圭佑と遠藤保仁。




北京五輪では
(選ばれていながら)叶わなかった
幻のコンビが

今こうしてW杯で共演し
ともに結果を出したことを
うれしく思う。



右と左
柔と剛
技と力
ベテランと若手
長髪脱力系ガチャメンと短髪ガテン系イケメン


和を以ってヤットとし


個(我)をもってHONDAとす(←以前こんなタイトルの日記を書きました)



持ち味は
実に好対照なふたりだけれど

共通点がいくつかある。

ともにAB型だということ
ともに「W杯は優勝を目指す」と公言していること
ゴール前でも冷静さを失わないこと
大阪に縁があること

そして
岡田監督から名指しで
「アイツは変わった」と評価されたことである。

仲間のために懸命に走り、身体を張って必死に守り汗をかく…

「W杯優勝」を目指し
変化を恐れず本気で挑んだヤットと△は
いまでは岡田JAPANの中心選手として
毎試合スターティングイレブンに名を連ねている。

△はヤットから
フォアザチームの献身性を

ヤットは△から
積極性とボールへの執着心を

互いにパス交換を重ねながら
自分には足りなかったものを学び吸収し
ともに進化し続けていたのだろうか。


力強い剛速球の新魔球・無回転FKに
正確な技術で柔らかい弧を描いたクラシカルなFK

ふたりが融合し
共鳴しあった大一番
デンマーク戦でのHarmoniaは



本当に美しかった。






◆「遠藤選手、必ずやってくれると…」元ガンバ担当医師(朝日ドットコム)

>「必ずやってくれると信じていた」。元ガンバ大阪のチームドクターで、兵庫県立加古川医療センターのリハビリテーション科部長を務める柳田博美さん(51)は、会心の笑顔を見せる遠藤保仁選手の姿を見て目頭が熱くなった。

 遠藤選手は2006年と08年にウイルス性肝炎などで入院し、ピッチを離れた。08年は北京五輪の代表候補にオーバーエージ枠で選ばれていたが、出場を断念した。

 柳田さんは当時、入院先を訪ね、ベッドから起きあがれない遠藤選手に言った。

 「オリンピックはあきらめような。でも、長い目で見れば、ガンバにも日本にも君が必要なんだ」。遠藤選手は無言でうなずいたという。

 退院後の遠藤選手はやせていて、競技生活に戻れるかどうか危ぶまれる状態だった。柳田さんは「血液検査に行くように」「体調管理を怠らないように」と助言していた。

 柳田さんは今年1月にガンバ大阪を離れた。今も遠藤選手の一ファンとして体調を気遣っている。「あの苦しい日々を乗り越え、日本のために貢献してくれた。次の試合も持てる力を発揮し、思う存分に楽しんでほしい」






柳田ドクター。

辛い時期にヤットを支えてくれてありがとう。





本当にありがとう。






*****






おまけ。



◆【写真】跳び上がってゴールを喜ぶ遠藤=ロイター(朝日ドットコム)


普段ヘディングでボールを競る時もこのくらい跳び上がってくださいよ遠藤さんwwwww











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最終更新日  2010.06.28 18:14:59
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